安戸 染

自分が面白いと思うもの書きます。

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最近の記事

真・ホーチエンキョム(イグ13FC6 エイプリルエディション 本当の提出作品)

これより先は有料です。 金を払えって言ってるんです。

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    • ホーチエンキョム(イグ13FC6 エイプリルエディション提出作品)

      仮面ライダーアクセル的にいうなれば 59分59秒、 それが貴様らの絶望までのタイムだ、 つまり 以上でも以下でもない。 ジャスト59分59秒、 余すことも過ぎることも許さぬ。 それがルールだ。 そしてここでは俺がルールであり正義だ。 貴様らに人権はない! 分かったかクズども! という企画らしいので頑張ります。 という書き出しに至るまで 書いては消し、書いては消しを繰り返して もうだいぶ時間を使いました。 良くいえば時間を稼いだ。 悪くいえば時間を浪費した。 … とここで 必

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      • たしばり (春の星々140字小説コンテスト応募作品③)

        畑番になりたい福田さんは描いている。 猫界で畑番になるには 螺鈿に雷を蓄え細かくしたものを 鼻に蕾で留めておかなければならないのだけれど この町でそれをしようとすると やれ異獣だ、やれ瘤猫だ などといわれてしまう。 だから あれこれと思慮をめぐらせた福田さんは 錨で苗をたくさん描くことにしたのだ。 https://x.com/hoshiboshi2020/status/1774389502028685605?s=46&t=FQS_dtbZt-a5p6y5pA0DqA

        • 祈り (春の星々140字小説コンテスト応募作品②)

          この細い糸の一本一本がどれほどの旅をして来たのだろう。 精錬を終えた絹糸を前に 失敗できないと気を引き締める。 日本茜から頂く赤は太陽の色、祈りの色。 流れてきた多くの時間と生命を想う。 「あぁ…いらっしゃったのですね…」 静謐を乱してしまうのをおそれ 私は息を止めたまま綛を澄んだ染液に浸す。 https://x.com/hoshiboshi2020/status/1774389502028685605?s=46&t=FQS_dtbZt-a5p6y5pA0DqA

        真・ホーチエンキョム(イグ13FC6 エイプリルエディション …

          ドライフラワー (春の星々140字小説コンテスト応募作品①)

          食が細くなった。 最近の外食ではご飯少なめでお願いをする。 食が命の根源という説には概ね賛成で 確かに生物としてのピークを過ぎた感はある。 しかし悪いものではない。 心身から脂や水やあくが抜け ゆっくり枯れていくのはむしろ心地良さを覚える。 人生の後半、幸せとは何かを理解し始めている気がする。 https://x.com/hoshiboshi2020/status/1774389502028685605?s=46&t=FQS_dtbZt-a5p6y5pA0DqA

          ドライフラワー (春の星々140字小説コンテスト応募作品①)

          村上春樹とSF論

          春です。 文学していますか。 春に文学ときたら 村上春樹さんを連想するのは あながち間違いではないのかもしれません。 紅葉といえば鹿、 柳といえば銀座 月といえば墨田の屋形船 のそれと同じ構造ですので。 ところで初めまして。 僕の名前は村上春樹です。 こんにちは春樹です。 よかったらプロフィール見てください! みたいな。 あーあー!言わないで。 皆まで言うな。 大丈夫です。 分かっています。 もう分かっていますから。 名前に関してはもう本当に 散々色々言われてきましたから

          村上春樹とSF論

          ロケット

          連続した成功体験で勝ち癖を付け運を引き寄せる。 当時はよく※自分チャレンジを行なっていた。 ※少しの頑張りで達成できるところを目標とし最後までやり遂げる事で冒頭の効果を得んとする自己鍛錬法。 数多の戦いで記憶に残っているものは 『CoCo壱の10辛を1ヶ月で食べられるようになる』 だ。 この戦いで 人は痛みに慣れる生き物である事を知る。 1.2.3.4.5.6.7.8.9.9 からの 10! 10! 10! 達成前の余韻を楽しむべくのダブルナイン。 マグレでない事を証明す

          接着 (第4回 私立古賀裕人文学祭 応募作品)

          中いなく悪おなんその下足おはてしまれかおに方様皆の場来ご ・・・ え? 文章って左上から書くの? 何そのルール、初めて聞いた。 習った?本当に? 全然記憶にないんだけど。 でもまあそういう事ならやり直します。 ご来場の皆様方におかれましてはお足下のそんなお悪くない中、このようにしてお集りいただき、誠にありがとうございます、只今ご紹介にあずかりました古賀でございます、 ・・・ え? 違う? 僕、古賀さんじゃない? そうなの? え、じゃあ僕は誰なの? 知らない? そちらのあなた

          接着 (第4回 私立古賀裕人文学祭 応募作品)

          クリエイトということ

          よーし、羅列するぞぉ! ラ・レッツ! という事で 突然では御座います ラとルとレは高貴な感じを お手軽に出せてしまうという 魔法のような文字なのです。 ル・マンド然り、 パン・オ・レ・ザン然り、 デ・ラ・ソウル然り、 ラ・ル・クアンシエ・ル(高貴すぎ)然り、 ラ・ン・ラ・ン・ルー(高貴の極み)然り。 単語に付けるだけで 誰にでも簡単に出来てしまいますので どんどんやったらいいと思うのです。 ちなみに 命令形ですとラルれ、 終止形ですとラレる、 沈黙系だとスティーブン・セガ

          クリエイトということ

          SETSUBUN 2045

          2045年、人類は機械と肉体の細胞レベルでの融合を可能にした。 20年ほど前より科学者たちの間では 豆と人のシナジーが鬼を退かせる 何かしらの未知のエネルギーを産むのでは? と推測されているが、 未だそのメカニズムは解明されていない。 しかし鬼に豆が効くのは変わらない事実だ。 見ろ、あの鬼どものザマを。 残るは赤と青のデカい数体だけだ。 科学の発展。 人類の叡知。 精神と身体。 機械との融合。 もはや機械なくしては 意識を維持出来ないほど 俺の体と深く絡み合い融合してい

          2025 節分

          耳をすませば遠くから聞こえてきませんか? 心に響く激しいあのビートが。 魂を震わせるあのシャウトが。 鬼は外 'n 福は内。 まもなく節分。 備えあれば憂いなし。 豆さえあればお構いなし。 豆の準備はお済みですか? そもそも何で豆? 豆で鬼が倒せるのか?という事ですが 答えはイエス。 今の世の中、兵器は数あれど それでも鬼には古より伝わる豆なのです。 …厳しい事実を申し上げますと 他に手が無いのです。 豆しか効かないのです。 現時点において人類に残された たった一つの希

          ブンゲイドンジャラ2 提出作品4作

          喜怒哀楽でそれぞれ1作ずつ。 喜 らーららら♪ ららららららら♪ らーらららー♪ ららららららん♪ らーららららー♪ 怒 馬鹿にしやがって。馬鹿にしやがって。馬鹿にしやがって。馬鹿にしやがって。馬鹿にしやがって。馬鹿にしやがって。馬鹿にしやがって。馬鹿にしやがって。馬鹿にしやがって。馬鹿にしやがって。馬鹿にしやがって。馬鹿にしやがって。馬鹿にしやがって。馬鹿にしやがって。馬鹿にしやがって。馬鹿にしや 哀 誰そ彼どき まさかと振り向けば 影ばかり 金木犀の匂いで 思い出す

          ブンゲイドンジャラ2 提出作品4作

          冬の星々140字小説コンテスト 応募作品その3

          「マダレム!」 敵を前に呪文を唱えた。 今、僕は課された試練に挑んでいる最中で きっとこいつがラスボス。 呪文の手応えは十分にあったが、はたして… 赤い丸が出現!よしっ!倒せた! … 【かんじてすと】 ( )のなかをかんじにしましょう。 (ひろ)いそら。 ひろ、ひろ、ひろ まだれにムで広。 マダレム。

          冬の星々140字小説コンテスト 応募作品その3

          冬の星々140字小説コンテスト 応募作品その2

          むしろ私だけが問える。 私は私以外が問う事を認めない。 問う。 父よ、母よ なぜなのですか?と。 父、貴方は広長治。 母、貴女は広高子。 広い。 長い。 高い。 それだって微妙です。 境界線での攻防。 過去にそこに触れた人もいたでしょう。 でしたら余計になぜ? なぜ私の名前は 広広(ひろひろし)なのですか?

          冬の星々140字小説コンテスト 応募作品その2

          冬の星々140字小説コンテスト 応募作品その1

          冬の空が広いのは何でだろう。 今日の星がやけにきれいなのは何でだろう。 きれいなほど悲しくなっちゃうのは 何でだろう。 星の数ほどある星。 どれか一つくらいは吸い込めるかもって 深呼吸してみたのだけれど 星は変わらずそこで瞬いていて やっぱり僕は無力なまま。 ぽたんぽたんと足元に星が産まれた。

          冬の星々140字小説コンテスト 応募作品その1

          僕の考えた東京23区に住む人々の愛称、もしくはそれぞれの区のオリジナルキャラ

          1 しぶやん(渋谷区) 2 めぐろいど(目黒区) 3 せたがーや(世田谷区) 4 みなてぃ(港区) 5 あだちん(足立区) 6 KA2-4KA(葛飾区) 7 あらかわー(荒川区) 8 えどがわー(江戸川区) 9 しながわー(品川区) 10 キタキタ(北区) 11 ホールドミータイトウ(台東区) 12 中央マン(中央区) 13 おおたくん(大田区) 14 スギナミンD(杉並区) 15 痛っ!バシッ!(板橋区) 16 文京人(文京区) 17 としま好き(豊島区) 18 シンジュク

          僕の考えた東京23区に住む人々の愛称、もしくはそれぞれの区のオリジナルキャラ