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『しゅうくりいむとどおなつ』


みなさん、この記事のタイトルなんて書いてあるか読めましたか?

正解は「シュークリームとドーナツ」です。

うーん、読みづらい…

というのも、小学一年生の息子の算数の宿題プリントにこんな問題があったんですよ。

問)しゅうくりいむとどおなつのかずのちがいはいくつですか?

…ん?

わたしは初見で「ん?」ってなりました。

外来語をひらがな表記しているから読みづらいんですよね。

外来語の部分だけカタカナ表記にすると

「シュークリームとドーナツのかずのちがいはいくつですか?」

となります。
こっちの方がしっくりきますよね。

もう一題あります。

問) さっかあぼおるとどっじぼおるのかずのちがいはいくつですか?

ぼおるって…

「ぼおる」は「ボール」でしょ。
まあ絵が描いてあるからわかるけど。


ちなみに、いつから外来語をカタカナで書くようになったのか。

次の記事に詳しく書いてありました↓

明治期から段々に、新しい外来語を日本語に取り入れる際にはカタカナで書くことが増え、大正期・昭和期には漢字で新しい外来語を書くことはほとんどなくなりました。

「ことば研究館」コラムより

外来語をひらがなで書く文化は昭和でほぼ消滅しているんですね。

それなのにあえてひらがなで表記するこのプリントには、やはり違和感があります。


シュークリームとドーナツ。
サッカーボールとドッジボール。

これらの言語は、現代においてカタカナ表記で標準化されています。

子どもたちにとってもカタカナのほうが馴染みがあるし、ひらがなで書かれると戸惑うと思うんですよ。

そもそも、この問題は引き算を勉強させるもの。

なおさら「ひらがな表記」にしなくてもいいのになぁと思ってしまいました。


…いや違う、これはあれだ。脳トレだ。

あえてひらがなで表記することによって、想像力を膨らます訓練をしているんだな。

そう考えることにしよう。



外来語のひらがな表記をカタカナに脳内変換させたうえで引き算を解かせる小学1年生への問題。

捉え方によっては、なかなか高度な宿題だ。


息子の答案↓

右側にシュークリームやボールの数(絵)が
書いてあります。
うーん、やっぱカタカナ表記でいいと思う。


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