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感覚を持続させるもの

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僕が好きなものについて、感覚的につらつらと書き積んだもの。きっと解明しすぎないことで、もっと育つものがここにあります。
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2018年8月の記事一覧

なにをするにも、イメージを持つ

なにをするにも、イメージを持つ

すぅぅぅ、はー。

なにをするにも、自分なりのイメージを持つこと。

最近これがとても大事だなと思っている。ほんの小さいことですら結果が大きく違ってくる。

例えば、今朝なにげなく深呼吸をした。思ったよりも気持ちが楽になって驚いたのだが、そのときにふと思いついたことがあり、もう一度やってみた。

それは呼吸に合わせて、イメージを膨らませること。自分の体からにじみ出てまとわりついている不安や邪念を空

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一つの建物でなく、街として美しくある

一つの建物でなく、街として美しくある

妻がサボテンの寄せ植えをもらって帰ってきた。大きめのお椀サイズの鉢に、小ぶりの観葉植物が4種類。会社からいただいたとのことで、小林家で育てることになったのだ。

観葉植物は大小ともに10種類くらいあるけれど、いずれも一つの鉢に一つの植物。だから寄せ植えは我が家ではちょっと珍しい。

そんな大した理由はないのだけれど、今までは一つだけの方が、なんとなく育てやすそうだし、鉢に余白もあるし、綺麗に見えそ

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文章に宿る、人の気持ちに触れたい

文章に宿る、人の気持ちに触れたい

人が自分のために書いた文章を読む。
僕はそれがけっこう好きだ。

なぜかというと、それが自分の知り合いだろうが、知り合いじゃなかろうが、僕自身が自分の体を一時的に抜け出して、彼もしくは彼女を追体験するような気分になるからだ。

それはなんというか、暑い夏の日にプールに飛び込んだ瞬間、今までずっとまとわりついた熱気や汗を一瞬で置いてけぼりにするような感覚だ。すっと別世界に入る。そして、文が進めば進む

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ニュートラルなると、体は少しめんどうくさい

ニュートラルなると、体は少しめんどうくさい

今週、お腹が痛くなった。数日に渡って我慢していたものの、けっこうな痛みが引かないことに恐れ、病院に行ってみた。

盲腸(正しくは虫垂炎)の可能性ありと病院をハシゴすることになり、ビクビク怯えていたのだけど、盲腸近くが炎症を起こしているだげで済んだ。

ホッとしつつも、原因を考えてみてもパッと思いつかない。食生活はきちんとしていたし、飲みに出かけてもいない。先週は夏休みを丸々とっていて、実家でゆっく

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小さな違和感にどれだけ早く向き合えるか

小さな違和感にどれだけ早く向き合えるか

ん?

仕事でもプライベートでも、ふとやって来る違和感。それは明らかなサイズでやって来ることもあるし、うすーい予感くらいなサイズでもやって来る。

違和感と向き合う大切さは分かっているが、何でもかんでもそうし始めるとめちゃくちゃ大変だ。

自分のことで完結する話ならまったく問題はないが、問題は複数の関係者が出てきたとき、つまり、主に仕事になると思うが、そういったときにどうするかである。

実感値と

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音楽の摂取がファストフードのそれと似てきた

音楽の摂取の仕方が、ファストフードのそれと似てきている。

ふとそう思った。

どういうことかというと、疲れているときほど激しい音楽を欲しやすくなっているのだ。つまり、根つめてやるときはノリノリの音楽を聴いてやってられない、という状態である。

一見、そういうときもあるよねという感じだ。でもそれは疲れたときにマクドナルドが食べたくなったり、眠いけど寝てはいけないからレッドブルを飲んだりすることと同

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自分の時間のつくりかた

自分の時間をつくる。
僕はこれまでこの簡単そうなことがなかなかできなかった。

仕事だったり、友達と会うだったり、家族と過ごしたり、刺激的で楽しい時間はたくさん転がっているから、ついついそちらに引っ張られてしまう。睡眠時間を削ろうにも僕はのび太級にすぐに寝てしまうので、寝転がりながら本を読んだりしたら即アウト。気づけば10ページも進まずに朝である。

じゃ、どうやって作るか。
昨日まで夏休みだった

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音から、二拠点目を考える

音から、二拠点目を考える

最近、妻との話題は二拠点生活だ。

参照:台風の日の朝に、旅と移住について考えた

ただ興味があるだけではどうにも始まらない。今週まるまる夏休みをもらい、長野の山奥にある戸隠(実家)に行きがてら、少し長野を巡ってみた。

そこで感じたことをまとめると、結論、二拠点生活するなら環境音が180°違うところの方が意味がありそう、ということだ。

というのは、家の中にいて違う場所に住んでいると気づ

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都会か田舎かではなく、考えたいのは街

もし子供を育てるとしたら都会と田舎どっちがいいんだろうね。

と妻がポツリと言った。どうやら仲の良い夫婦友達とそんな話をしてきたらしい。

これは難しい問題だ。僕は正直どっちがいいのかよく分からない。

僕は大学に入るまでインターネットもPCもなく、電車もコンビニもない地域で育った。だから東京に出てきて文化の最前線で育ってきた人たちとの情報格差に愕然とした。なんでもっと若いうちからこの選択肢を知っ

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なりたい職業は"部長じゃなくて平社員"だった

なりたい職業は"部長じゃなくて平社員"だった

実家に帰ってきての楽しみといえば、小さい頃の卒業文集をめくることだ。

今の自分と比べながら当時を懐かしむ。それを書いた頃は、その価値を全くわからないまま書いているからこそ、笑えることが書いてあるいいアイテムだ。

そんなわけで昨日、中学校の卒業文集を見ていたら将来なりたい職業コーナーで「部長じゃなくて平社員」と書いてあるのを見つけた。

小学校の文集ではイチローのような盗塁王になると書いていたの

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小さなものがまとまって、大きな存在になる

小さなものがまとまって、大きな存在になる

僕の住んでいるマンションは、植物の壁に囲まれている。

背丈3mくらいの木が何本も生えて枝がひしめき合うように絡み合っていて、全く外から家の中を覗くことができない。周りにも高い建物がないので上から覗かれることもなく、いわばカーテンのような存在だ。

だからというのもあって、うちの家にはカーテンが一切ない。

最初は買わなきゃね〜と妻と話していたのだが、結局あまり必要を感じず、他の家具を優先している

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自分の脳におやつをあげる

自分の脳におやつをあげる

最近、ちょこちょこと瞑想をするようになった。

友達がヨガのインストラクターでもあり、かなり昔に彼の瞑想ワークショップに参加して教わったときの記憶を引っ張り出してやっている。なので、かなり自己流になっている感は否めないが、特に着替えたりすることもなく、椅子に座ったままできるため、ありがたくやらせていただいている。

でもそもそもなぜ瞑想なのか?

取り入れ始めた理由は、脳はなかなか切り替わらないと

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台風の日の朝に、旅と移住について考えた

台風の日の朝に、旅と移住について考えた

朝5時前に風の音で目が覚める。今日はそういえば台風だったなと思い出す。

台風の日の朝は、いろいろが面倒だ。

頑張って早起きして何か作業するのも、朝ごはんを作るのも、会社に行くのも、だいたい全部がめんどうくさい。

なんてことを考えていたら、めちゃくちゃ晴れてしまった日もおんなじことを思っているのに気づく。

暑すぎてだるくて体にハリが出ないし、外は地獄。夏バテにならない方法はも

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当たり前のものを、自分なりに定義し直す

先日、夜な夜なインタビュー映像を観ていた中で、とある舞台デザイナーがこう言っていた。

アーティストと私には共通点があって。それはしたいことや仕事の意義を見つめ直すこと。やっぱり好きだから続けているし、自分にとってそれが最も美しい時間なの。

この『したいことや仕事の「意義」』という言葉に、なんとなく引っかかった。

辿ってみると、好きでもなんでもその意義に気づいて、100%沿って生きてける人

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