aYumi_

喩えるなら春の夜に香る花のような。

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喩えるなら春の夜に香る花のような。

マガジン

  • フィンランドへの道

    2016年1月に購入した今度の夏のヘルシンキ行き航空券。。初ヨーロッパ!計画やら調べたことなど、その都度記録していこうね。

記事一覧

島はすっぽり雲の中

どれくらいぶりに、noteに帰ってきたんだろう。 久しぶりにMacBookAirのキーボードを打ったり、noteの画面を見ているんだけれど、 操作の時につい、タッチで動かそうとし…

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2年前

終わりの季節

“終わりの季節”って曲がある。私が知ったのは、矢野顕子バージョンからだけど。 春が近づくと、いつも思うのだけれど、終わりが見えているこの時期の、独特の感触。 何か…

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4年前
7

女正月

友達へ、いい手紙が書けた。すっきりした。 SNSではやりとりのない、細く長い友人が、 この数年、 なんだか増えたような気がする。 年だ。きっと年齢的な傾向だ。 手紙を…

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4年前
3

別れる

日が伸びて、蕾がふくらんで、ぼんやりとした暖かさの、今日。 別れ、というイメージが、降りてきた。 ‥‥ ピアノの旋律のように。 なめらかに。 さよなら。 遠くま…

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6年前
1

春冷えの

人間。夜に。 いったいいつから人間まるくなったのと、問う。 はたらく、ころからと答え。 そうか、そうか。 はたらくって、自分のためでもあるけれど、主に自分以外の…

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6年前
3

音色

アコースティックギターの、弦の音色って、いろいろある。 まるで金銀財宝を、チャラチャラと宝箱から掴んでは落とすみたいな、 でもそこには、真鍮もあるんだろう、たまに…

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7年前
2

私はその構えをよく知っている。でも本来その構えは、私のために培われたものではないのだ。いいよ。私のためじゃなくても。かりそめにでも、それを味わえたなら。

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7年前
3

なにやってんの、って。

怒られちゃうかもしれない。。


そこを、説得する自信などないから、
恋を、していること自体を、黙秘する。


誰にも。

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7年前
3

蜃気楼

私は凡人すぎて、自分の中になにも見出せないから、世界を見るために旅に出る。 あなたは、手の中から、カラダの中から、いくらでも世界を生み出す。 この音を聴いて。 宇…

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7年前
5

「閃き」

今年の夏はね、八丈島へ行ってみようと思うんだ。
わたしの人生がいつ終わるのか、誰にもわからないけれど、わからないからこそ、ひらめきに忠実に
生きたい。

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7年前
2

人生は忠実に

一時期、私の財布には小銭しか入っていない。 そういう毎日を過ごしていた。 本気だった。 服はすべて、アパレルに勤めている友達から不要になったものをもらった。 そ…

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7年前
3

あいだにはいったお金

恋人が、請け負った仕事、私が間に入ったので、今、お代を預かっているのです。 で、その額が今度の旅行の費用と同じだったので、 メールを送ると、そのまま私が立て替え…

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7年前
5

そこに行ったって、なんにもない。自分で作り出すしかない。わたしの人生はひとつしかないけれど、作り出せるもの、関与できるものはむげんにある。生きている限り。

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7年前
3

醸し出すリズム

夏が始まるなぁという3連休の土曜日。 沖縄に行かない夏休みは、たぶん、5、6年ぶり。 里帰りみたいなもんだったから。 今年の夏は、 どんな夏だろう。 人生の中で…

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7年前
3

離れることはあっても

すきなひとの音楽聴いて眠る。 夏がまた来る 浮世絵展を、一緒に観る シャーベットみたいな青 暑い、暑い夏の日さ。手にした缶ビールがすぐにぬるくなって。 金魚屋さ…

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7年前
5

プロローグ

人生は人に言えないことの連続だ。 今、自分という形跡をすべて消して、 大切なものだけを手に、地球のどっか片隅の、岩陰に、身を潜めたい。 好きな人とふたりで。 そ…

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7年前
3
島はすっぽり雲の中

島はすっぽり雲の中

どれくらいぶりに、noteに帰ってきたんだろう。

久しぶりにMacBookAirのキーボードを打ったり、noteの画面を見ているんだけれど、
操作の時につい、タッチで動かそうとしたり、開くときもダブルクリックのカチカチとできない。指先でとんとん、、あ、そうか。
…時代はすすんだな。。

かといって、スマホのタッチ入力は、
まぁ億劫に感じるかも。
タッチで文章を入力するのは、キーボードより面倒だな

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終わりの季節

“終わりの季節”って曲がある。私が知ったのは、矢野顕子バージョンからだけど。
春が近づくと、いつも思うのだけれど、終わりが見えているこの時期の、独特の感触。
何かが飽和しているというか。。

卒業。
去って行く子供達へ、去って行くのは君か、私か。

心がギリギリとする。。、
9年前、宮古島から東京への移動に向けて、私は、
土地に根ざした根っこを、少しずつ、少しずつ、引き離していったんだ。
半年くら

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女正月

友達へ、いい手紙が書けた。すっきりした。
SNSではやりとりのない、細く長い友人が、
この数年、
なんだか増えたような気がする。
年だ。きっと年齢的な傾向だ。

手紙をもらってから、すぐには返事を書けなくて、ひと月、時にはふた月と経ってから、やっと筆をとって。
振り返るとワンシーズンに1通、くらいのゆるいペースになっているが、そういうのお互いあんまり気にしてなくて、でも忘れてなくて。

心に、いつ

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別れる

日が伸びて、蕾がふくらんで、ぼんやりとした暖かさの、今日。

別れ、というイメージが、降りてきた。

‥‥

ピアノの旋律のように。

なめらかに。

さよなら。

遠くまできたね。ども、ありがと。

私はやっぱり、根無し草が居心地がよいから、

いつか話したことは、絵空事。

そんな家はないよ。

お月様に祈る。
なるべく近いうちに、あなたに似た人、そっくりな人と、出会えますように。

じゃない

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春冷えの

人間。夜に。

いったいいつから人間まるくなったのと、問う。

はたらく、ころからと答え。

そうか、そうか。
はたらくって、自分のためでもあるけれど、主に自分以外の誰かのための行為だと、思う。

人間、つらくともめんどくさくとも、はたらくことは大事だな。

修行。

青いあなたのとんがりが愛しい。

愛しかった。
むきになってつっかかる、パワーがもう、わかさそのものです。

ずいぶん後世になって

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音色

アコースティックギターの、弦の音色って、いろいろある。
まるで金銀財宝を、チャラチャラと宝箱から掴んでは落とすみたいな、
でもそこには、真鍮もあるんだろう、たまにチープな音も混じって。

そういう、音色ってある。
瞼の裏側にキラキラがいっぱい。宝物、たくさん。

そういう種類の、アコースティックギターの音を、街でたまたま耳にして、
どうしようもなく惹かれた。
‥秋、だなぁ。。

自分では出さない、

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私はその構えをよく知っている。でも本来その構えは、私のために培われたものではないのだ。いいよ。私のためじゃなくても。かりそめにでも、それを味わえたなら。

なにやってんの、って。

怒られちゃうかもしれない。。


そこを、説得する自信などないから、
恋を、していること自体を、黙秘する。


誰にも。

蜃気楼

私は凡人すぎて、自分の中になにも見出せないから、世界を見るために旅に出る。

あなたは、手の中から、カラダの中から、いくらでも世界を生み出す。
この音を聴いて。
宇宙の中を彷徨っている。
深く、深く落ちていく底のない、おだやかさ。
海の底の、青い世界の中に、辿り着いたような、音楽。

わたしは、凡人すぎて、いつも世界に憧れる。
まだ見ぬ、生まれて一度も目にしたことがない、触れたことがない、世界に。

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「閃き」

今年の夏はね、八丈島へ行ってみようと思うんだ。
わたしの人生がいつ終わるのか、誰にもわからないけれど、わからないからこそ、ひらめきに忠実に
生きたい。

人生は忠実に

一時期、私の財布には小銭しか入っていない。

そういう毎日を過ごしていた。

本気だった。
服はすべて、アパレルに勤めている友達から不要になったものをもらった。

そういうときには触角が働くのか、
道に出ている「ご自由にお持ちください」の食器とか、生活家具とか、いろいろなものに遭遇した。

ガーデニングが心の癒しだったので、植木鉢とか、鉢ラックとか、
拾ってきた。

本は図書館があったし、あらゆる

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あいだにはいったお金

恋人が、請け負った仕事、私が間に入ったので、今、お代を預かっているのです。

で、その額が今度の旅行の費用と同じだったので、
メールを送ると、そのまま私が立て替えている旅行費に充ててくれ、と。

それは、なんかやだ、

と、直感的に思い、いったん無理やりにでも渡すことにした。

なんと説明すればよいか、
お金というものの不思議。

でも、仕事の報酬はいったん、受け取らないと。何かがおかしいことにな

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そこに行ったって、なんにもない。自分で作り出すしかない。わたしの人生はひとつしかないけれど、作り出せるもの、関与できるものはむげんにある。生きている限り。

醸し出すリズム

夏が始まるなぁという3連休の土曜日。

沖縄に行かない夏休みは、たぶん、5、6年ぶり。

里帰りみたいなもんだったから。

今年の夏は、

どんな夏だろう。

人生の中で、今が、あとから振り返ったら

くすぶってる時期なのか、充実してる、時期なのか、

わからない。。

どっちにも、とれるような

気がするし、

どちらかというとまだ、

まだまだ半人前。

人として半人前。

相変わらず珈琲だけ

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離れることはあっても

すきなひとの音楽聴いて眠る。

夏がまた来る

浮世絵展を、一緒に観る シャーベットみたいな青

暑い、暑い夏の日さ。手にした缶ビールがすぐにぬるくなって。

金魚屋さんの金魚

出目金を飼っていたなんて初めて知った。

死んじゃったけど。。って。

そうか、

あなたは知らないだろな。

私がクラゲを飼っていたことを。

長年生きていると、なになにしたことがある、という経験だけは、多い。

けど

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プロローグ

人生は人に言えないことの連続だ。

今、自分という形跡をすべて消して、
大切なものだけを手に、地球のどっか片隅の、岩陰に、身を潜めたい。

好きな人とふたりで。

そんなことは叶わない。
人生は、進んできてしまってるんだ。
なんて、たくさんのものを、抱えてしまったんだろ、
どうしてそれらを、手放せないんだろ、
二度と、自分を巻き戻すことはできない。

恋って独立国家みたいで、
急にこの世界を切り取

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