aYumi_

喩えるなら春の夜に香る花のような。

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マガジン

  • フィンランドへの道

    2016年1月に購入した今度の夏のヘルシンキ行き航空券。。初ヨーロッパ!計画やら調べたことなど、その都度記録していこうね。

最近の記事

島はすっぽり雲の中

どれくらいぶりに、noteに帰ってきたんだろう。 久しぶりにMacBookAirのキーボードを打ったり、noteの画面を見ているんだけれど、 操作の時につい、タッチで動かそうとしたり、開くときもダブルクリックのカチカチとできない。指先でとんとん、、あ、そうか。 …時代はすすんだな。。 かといって、スマホのタッチ入力は、 まぁ億劫に感じるかも。 タッチで文章を入力するのは、キーボードより面倒だな、と思う。 スマホだと、結局書くのを控えたりする。 指先の操作云々より、たぶん

    • 終わりの季節

      “終わりの季節”って曲がある。私が知ったのは、矢野顕子バージョンからだけど。 春が近づくと、いつも思うのだけれど、終わりが見えているこの時期の、独特の感触。 何かが飽和しているというか。。 卒業。 去って行く子供達へ、去って行くのは君か、私か。 心がギリギリとする。。、 9年前、宮古島から東京への移動に向けて、私は、 土地に根ざした根っこを、少しずつ、少しずつ、引き離していったんだ。 半年くらい、かかったかな。。毎日海に行ったな。 たった一人で。心にケリをつけるための。

      • 女正月

        友達へ、いい手紙が書けた。すっきりした。 SNSではやりとりのない、細く長い友人が、 この数年、 なんだか増えたような気がする。 年だ。きっと年齢的な傾向だ。 手紙をもらってから、すぐには返事を書けなくて、ひと月、時にはふた月と経ってから、やっと筆をとって。 振り返るとワンシーズンに1通、くらいのゆるいペースになっているが、そういうのお互いあんまり気にしてなくて、でも忘れてなくて。 心に、いつも書いて送りたい人の存在がある。 その人への言葉が、心にある。 それを今、やっ

        • 別れる

          日が伸びて、蕾がふくらんで、ぼんやりとした暖かさの、今日。 別れ、というイメージが、降りてきた。 ‥‥ ピアノの旋律のように。 なめらかに。 さよなら。 遠くまできたね。ども、ありがと。 私はやっぱり、根無し草が居心地がよいから、 いつか話したことは、絵空事。 そんな家はないよ。 お月様に祈る。 なるべく近いうちに、あなたに似た人、そっくりな人と、出会えますように。 じゃないと、あなたを、 いつまでも思い出して、 胸が、 痛むから。

        島はすっぽり雲の中

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        • フィンランドへの道
          11本

        記事

          春冷えの

          人間。夜に。 いったいいつから人間まるくなったのと、問う。 はたらく、ころからと答え。 そうか、そうか。 はたらくって、自分のためでもあるけれど、主に自分以外の誰かのための行為だと、思う。 人間、つらくともめんどくさくとも、はたらくことは大事だな。 修行。 青いあなたのとんがりが愛しい。 愛しかった。 むきになってつっかかる、パワーがもう、わかさそのものです。 ずいぶん後世になって出会った私を、「こんな喋り方するって知らなかった」とあなたは言ったけれど、 現世

          春冷えの

          音色

          アコースティックギターの、弦の音色って、いろいろある。 まるで金銀財宝を、チャラチャラと宝箱から掴んでは落とすみたいな、 でもそこには、真鍮もあるんだろう、たまにチープな音も混じって。 そういう、音色ってある。 瞼の裏側にキラキラがいっぱい。宝物、たくさん。 そういう種類の、アコースティックギターの音を、街でたまたま耳にして、 どうしようもなく惹かれた。 ‥秋、だなぁ。。 自分では出さない、出せない、そういう華やかな音色は。 私はもっと、土とか、鼓動とか、大地、そうい

          私はその構えをよく知っている。でも本来その構えは、私のために培われたものではないのだ。いいよ。私のためじゃなくても。かりそめにでも、それを味わえたなら。

          私はその構えをよく知っている。でも本来その構えは、私のために培われたものではないのだ。いいよ。私のためじゃなくても。かりそめにでも、それを味わえたなら。

          なにやってんの、って。 怒られちゃうかもしれない。。 そこを、説得する自信などないから、 恋を、していること自体を、黙秘する。 誰にも。

          なにやってんの、って。 怒られちゃうかもしれない。。 そこを、説得する自信などないから、 恋を、していること自体を、黙秘する。 誰にも。

          蜃気楼

          私は凡人すぎて、自分の中になにも見出せないから、世界を見るために旅に出る。 あなたは、手の中から、カラダの中から、いくらでも世界を生み出す。 この音を聴いて。 宇宙の中を彷徨っている。 深く、深く落ちていく底のない、おだやかさ。 海の底の、青い世界の中に、辿り着いたような、音楽。 わたしは、凡人すぎて、いつも世界に憧れる。 まだ見ぬ、生まれて一度も目にしたことがない、触れたことがない、世界に。 あなたは、宇宙を抱えて、隠れるようにして、そこから動かない。 うずくまって、

          蜃気楼

          「閃き」 今年の夏はね、八丈島へ行ってみようと思うんだ。 わたしの人生がいつ終わるのか、誰にもわからないけれど、わからないからこそ、ひらめきに忠実に 生きたい。

          「閃き」 今年の夏はね、八丈島へ行ってみようと思うんだ。 わたしの人生がいつ終わるのか、誰にもわからないけれど、わからないからこそ、ひらめきに忠実に 生きたい。

          人生は忠実に

          一時期、私の財布には小銭しか入っていない。 そういう毎日を過ごしていた。 本気だった。 服はすべて、アパレルに勤めている友達から不要になったものをもらった。 そういうときには触角が働くのか、 道に出ている「ご自由にお持ちください」の食器とか、生活家具とか、いろいろなものに遭遇した。 ガーデニングが心の癒しだったので、植木鉢とか、鉢ラックとか、 拾ってきた。 本は図書館があったし、あらゆるものをなるべく手作りして、 小銭しか持ち合わせなかった。どんなときも。 当時

          人生は忠実に

          あいだにはいったお金

          恋人が、請け負った仕事、私が間に入ったので、今、お代を預かっているのです。 で、その額が今度の旅行の費用と同じだったので、 メールを送ると、そのまま私が立て替えている旅行費に充ててくれ、と。 それは、なんかやだ、 と、直感的に思い、いったん無理やりにでも渡すことにした。 なんと説明すればよいか、 お金というものの不思議。 でも、仕事の報酬はいったん、受け取らないと。何かがおかしいことになる。 それに付随して、私は自分が生業以外で稼いだお金を、口座を分けて貯めていた

          あいだにはいったお金

          そこに行ったって、なんにもない。自分で作り出すしかない。わたしの人生はひとつしかないけれど、作り出せるもの、関与できるものはむげんにある。生きている限り。

          そこに行ったって、なんにもない。自分で作り出すしかない。わたしの人生はひとつしかないけれど、作り出せるもの、関与できるものはむげんにある。生きている限り。

          醸し出すリズム

          夏が始まるなぁという3連休の土曜日。 沖縄に行かない夏休みは、たぶん、5、6年ぶり。 里帰りみたいなもんだったから。 今年の夏は、 どんな夏だろう。 人生の中で、今が、あとから振り返ったら くすぶってる時期なのか、充実してる、時期なのか、 わからない。。 どっちにも、とれるような 気がするし、 どちらかというとまだ、 まだまだ半人前。 人として半人前。 相変わらず珈琲だけは、毎朝欠かせない、人生。

          醸し出すリズム

          離れることはあっても

          すきなひとの音楽聴いて眠る。 夏がまた来る 浮世絵展を、一緒に観る シャーベットみたいな青 暑い、暑い夏の日さ。手にした缶ビールがすぐにぬるくなって。 金魚屋さんの金魚 出目金を飼っていたなんて初めて知った。 死んじゃったけど。。って。 そうか、 あなたは知らないだろな。 私がクラゲを飼っていたことを。 長年生きていると、なになにしたことがある、という経験だけは、多い。 けど、それらをぜんぶ、知ろうとか、おしえたいとか、おもわない。 そういうのは、今の

          離れることはあっても

          プロローグ

          人生は人に言えないことの連続だ。 今、自分という形跡をすべて消して、 大切なものだけを手に、地球のどっか片隅の、岩陰に、身を潜めたい。 好きな人とふたりで。 そんなことは叶わない。 人生は、進んできてしまってるんだ。 なんて、たくさんのものを、抱えてしまったんだろ、 どうしてそれらを、手放せないんだろ、 二度と、自分を巻き戻すことはできない。 恋って独立国家みたいで、 急にこの世界を切り取るから、 油断すると、世間から浮いてしまう、 これって脳の仕業なのかな。 なん

          プロローグ