樹木ラボ

としまえんから練馬城址公園にかわってもそこに根をおろし枝を伸ばしてきた木々。 その木々…

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としまえんから練馬城址公園にかわってもそこに根をおろし枝を伸ばしてきた木々。 その木々に注目していろいろお伝えしていきたいとおもいます。

記事一覧

ツリーハウス体験会終えて

7/21にツリーハウス体験会が終わりました。 酷暑と言われるなかにペットボトルに霧吹きスプレーを取り付けて手動ミストを手に持ちサバゲーのような遊びを楽しみました。 …

樹木ラボ
6時間前

ツリーハウス体験会の中で

ツリーハウス体験会が開催されています。あと3日間の開催で参加者の意見を聞く機会が終了となります。ツリーハウスだけをみるのでなくこどもの遊ぶ場を直接見て、こどもか…

樹木ラボ
13日前

ツリーハウス建築記

1st 練馬区の施設である【こどもの森】に7月1.2.3週の金土日限定イベントの目玉としてツリーハウスを設営しています。 樹木にとって根を張る場所に大勢の人が踏み込むこと…

樹木ラボ
3週間前
3

木を楽しむ3

今回は子供さんと楽しむことについてつらつらと書いていこうと思います。 建築現場から切り落とした使わない材料を分けてもらってワークショップをやっていると子どもたち…

樹木ラボ
1か月前
1

木を楽しむ2

生活していて木を触ることが少なくなったと思いますが身近に楽しめることについて紹介できればと思います。 公園や神社、お寺など木のある場所に行くと枯れ枝や落枝があり…

樹木ラボ
1か月前
3

木を楽しむ1

森林浴、新鮮な空気を吸って心のリフレッシュをする方が増えているそうです。いろいろな方法で楽しまれている方がいると思います。 山へ行きその地方の自然環境に育まれた…

樹木ラボ
1か月前
5

木育(もくいく) 1

この言葉をご存知でしょうか? 食育という言葉はだいぶあちこちで使われて普及しているようです。木育はどうでしょう? 木は生き物で種から地中の養分を根から吸い上げ、葉…

樹木ラボ
1か月前
1

練馬城址公園 伐採樹木の活用

先日、練馬城址公園枯損木の木が伐採されました。 移植してもらったもののうまく根付かなかったようです。 伐採後の幹を観察してみたいと思って公園管理センターにお願い…

樹木ラボ
2か月前

空師さん

練馬城址公園の樹木伐採、抜根を見学させていただきました。その際に空師さんにお昼休みに少しだけお話させていただくチャンスがあり質問攻めしてしまいました。 今まで、…

樹木ラボ
2か月前
1

としまえんの木の保全

2023年5月に練馬城址公園は一部開園しました。今後も石神井川の南側が新たに公園として開園する予定です。現在開園している部分には植樹された若い木が多く、防災目的の広…

樹木ラボ
2か月前
3

街の木の活用事例1

新たなビルがたつ。近くに道路ができる。便利になると期待されますよね。 そんな工事が始まると工事用トラックの搬入経路を確保するために樹木が伐採されることがあります…

樹木ラボ
2か月前

木とふれあう

最近は街で暮らしていると木の道具が少なくなってしまった気がします。また、街路樹や公園、神社、お寺まで都市化の影響か根を張っている気が少ない気がします。 逆に都市…

樹木ラボ
2か月前
1

樹木って

日本で暮らしていると当たり前に生活の中に木があることを感じるのではないでしょうか?日本の国土の7割は森林であり古くからその森林の中で暮らしてきているせいではない…

樹木ラボ
2か月前
1

としまえんの森2

たくさんの木々によって行楽に来られた方にいろんな思いが生まれたのではないでしょうか? 遊園地の間を流れる石神井川沿いにはさくらの木が何本も植えられ春の満開時には…

樹木ラボ
2か月前
2

としまえんの森

東京23区の北西部練馬に樹木の生い茂る遊園地がありました。2020年8月まで西武鉄道グループ企業の経営してきたとしまえんです。閉園まで94年間さまざま趣向を変えながら老…

樹木ラボ
2か月前
2
ツリーハウス体験会終えて

ツリーハウス体験会終えて

7/21にツリーハウス体験会が終わりました。
酷暑と言われるなかにペットボトルに霧吹きスプレーを取り付けて手動ミストを手に持ちサバゲーのような遊びを楽しみました。

練馬区の中にある緑多い場所で心地よい風が吹き子どもたちが外遊びに興じてくれたことはとても良かったと思います。

木陰で涼をとることができるのは森があってこそですし、さまざまな樹種があって幹の色や皮、枝、葉によって違いがある。そんなこと

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ツリーハウス体験会の中で

ツリーハウス体験会の中で

ツリーハウス体験会が開催されています。あと3日間の開催で参加者の意見を聞く機会が終了となります。ツリーハウスだけをみるのでなくこどもの遊ぶ場を直接見て、こどもからも大人からもなにを期待するのかをヒアリングするチャンスとなります。

建物を建てる以前から練馬区という行政がこうした取り組みを実施することはチャレンジングなことだと思っていました。
ツリーハウスというものをどうとらえるか?森のなかの静かな

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ツリーハウス建築記

ツリーハウス建築記

1st

練馬区の施設である【こどもの森】に7月1.2.3週の金土日限定イベントの目玉としてツリーハウスを設営しています。
樹木にとって根を張る場所に大勢の人が踏み込むことは環境として厳しいことになるかと思いますが期間限定でもあり、暑い時期に木陰で過ごす時間があってもそれは木からの恵みとしてよいのかなと思います。

仮設であり、安全なもの。ツリーハウスにおいて矛盾をさまざま感じながら、運営のプレイ

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木を楽しむ3

木を楽しむ3

今回は子供さんと楽しむことについてつらつらと書いていこうと思います。

建築現場から切り落とした使わない材料を分けてもらってワークショップをやっていると子どもたちが興味を持って「やってみたい」と集まってくれます。ノコギリで切って釘を打ってを体験していきます。
ノコギリで切る作業も最初は人のやっていることをまねて始まりますが初めてノコギリを持った子は包丁と同じように材料にノコギリをあてるだけで切れる

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木を楽しむ2

木を楽しむ2

生活していて木を触ることが少なくなったと思いますが身近に楽しめることについて紹介できればと思います。

公園や神社、お寺など木のある場所に行くと枯れ枝や落枝があります。落ち葉の中に結構見つけることができます。そんな枝でリースを作られてはいかがでしょうか?中にはどんぐりや松ぼっくりをアクセントにしたりいろんなアレンジを楽しめます。

材木屋さんやホームセンターで製材された木材を購入して工作を楽しむの

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木を楽しむ1

木を楽しむ1

森林浴、新鮮な空気を吸って心のリフレッシュをする方が増えているそうです。いろいろな方法で楽しまれている方がいると思います。

山へ行きその地方の自然環境に育まれた天然の森、原生林を気候や方位などをみながら樹種の特徴や幹の太さ、枝のつき方、季節によって変わる葉の色や形、ほかの動植物との関連などを調べられる方がいます。自然環境全体を樹木を含めて調べているという感じでしょう。

原生林とは違いますが人に

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木育(もくいく) 1

木育(もくいく) 1

この言葉をご存知でしょうか?
食育という言葉はだいぶあちこちで使われて普及しているようです。木育はどうでしょう?
木は生き物で種から地中の養分を根から吸い上げ、葉によって陽を受け成長していきます。こうした木の成長について理解することもそうですが樹種によって様々な特徴があることやその特徴を活かして人との暮らしに活用する方法などを学ぶことなどを木育と言われています。

古くから木は人との親和性が高く様

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練馬城址公園 伐採樹木の活用

練馬城址公園 伐採樹木の活用

先日、練馬城址公園枯損木の木が伐採されました。
移植してもらったもののうまく根付かなかったようです。

伐採後の幹を観察してみたいと思って公園管理センターにお願いさせていただきました。
移植された場所の土が水はけが悪く土中の水分が滞留していた様子です。また移植の際に切り詰めた根から養分を吸い上げることも難しく根腐れ状態により枯れたのではと伐採を担当された造園業者さんは見立てていました。

幹の断面

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空師さん

空師さん

練馬城址公園の樹木伐採、抜根を見学させていただきました。その際に空師さんにお昼休みに少しだけお話させていただくチャンスがあり質問攻めしてしまいました。

今まで、空師さんという職業を知らなかったのですが樹木の特殊伐採作業を請負われるお仕事で伐採しても倒すことのできない狭小地や20mを超えるような高木の枝の剪定、伐採などをしているそうです。林業家さんとも造園業さんとも違う樹木に関わるプロフェッショナ

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としまえんの木の保全

としまえんの木の保全

2023年5月に練馬城址公園は一部開園しました。今後も石神井川の南側が新たに公園として開園する予定です。現在開園している部分には植樹された若い木が多く、防災目的の広場も必要なためまばらな印象ですが成長を観察する意味では楽しみな面があります。

これから開園するエリアはプールがあったところですがとしまえん遊園地からの森が残されています。この森、木々は公園になる時にパブリックコメントやオープンハウスで

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街の木の活用事例1

街の木の活用事例1

新たなビルがたつ。近くに道路ができる。便利になると期待されますよね。
そんな工事が始まると工事用トラックの搬入経路を確保するために樹木が伐採されることがあります。街路樹だったり、街のシンボルだったりすることもあるかと思います。

伐採された樹木は活用されずに廃棄処分になることが多いそうです。材木にしようとしてもまっすぐになっているわけではなく、樹種としても建築には不向きだったりすることもあるのでし

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木とふれあう

木とふれあう

最近は街で暮らしていると木の道具が少なくなってしまった気がします。また、街路樹や公園、神社、お寺まで都市化の影響か根を張っている気が少ない気がします。
逆に都市で暮らす人が樹木を求めていることも感じられます。
そんな街に少なくなった木を想いをもって接していくのはいかがでしょうか?
なかなか自宅の庭には大きな木はむつかしいでしょう。近くに公園や神社、お寺などあればそこに生きる木があるのではないでしょ

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樹木って

樹木って

日本で暮らしていると当たり前に生活の中に木があることを感じるのではないでしょうか?日本の国土の7割は森林であり古くからその森林の中で暮らしてきているせいではないかと思います。神社では御神木として神様として奉り、お寺も神社も立派な木造の社が多く建てられています。自然の中では防風、防雨のために、木の成長に伴う木の実や種、きのこの収穫など食べるものを与えてくれたりもします。新緑や花を咲かせ潤いを与えても

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としまえんの森2

としまえんの森2

たくさんの木々によって行楽に来られた方にいろんな思いが生まれたのではないでしょうか?
遊園地の間を流れる石神井川沿いにはさくらの木が何本も植えられ春の満開時には見事な風景を見せてくれました。
開園時から造園家の戸野琢磨氏の設計による松の木はプールサイドで大きく成長し夏の木陰を提供してくれました。
秋にはもみじ、けやきなど色づく景色を見せてくれました。

としまえんに限らず樹木は人とすごく近く親しみ

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としまえんの森

としまえんの森

東京23区の北西部練馬に樹木の生い茂る遊園地がありました。2020年8月まで西武鉄道グループ企業の経営してきたとしまえんです。閉園まで94年間さまざま趣向を変えながら老若男女の楽園として楽しませてくれてきました。
大型の7つのプール、大型スライダー「ハイドロポリス」や世界の機械遺産として登録されているメリーゴーランド「カルーセルエルドラド」や各種絶叫マシンなどで大勢のお客さんを楽しませてくれていま

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