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としまえんの木の保全

2023年5月に練馬城址公園は一部開園しました。今後も石神井川の南側が新たに公園として開園する予定です。現在開園している部分には植樹された若い木が多く、防災目的の広場も必要なためまばらな印象ですが成長を観察する意味では楽しみな面があります。


としまえん閉園前の石神井川沿いの樹林

これから開園するエリアはプールがあったところですがとしまえん遊園地からの森が残されています。この森、木々は公園になる時にパブリックコメントやオープンハウスで残してほしいと地域の方々が望み更地から公園を開発することから方針転換されたために残された木々です。


遊園地の森から公園の森となり、課題が生まれてくるのだろうと思いますが地域の森として見守り、癒やし、憩い、和みの場として保全、活用をできないか、地域の皆さんで考えていければと思います。

練馬城址公園では本当に樹木に気配り、目配りをされていて公園利用者に安心、安全に使ってもらえるように工夫されています。今はそんなにたくさんの木が公園内にはありませんがエリア拡大されたあとには難題となるのではと心配になります。


としまえん閉園直後の南側樹林
としまえんプールバックヤードの樹林

としまえんは遊園地として企業が管理して行楽客のために費用をかけて維持していたものですが都立公園となった今は公園協会さんが管理していますがさまざま支えが必要なのではないかと感じます。普段公園に行った時に1本でも2本でも気にかけている木を自分なりにに見つけ、害虫がいないか?枯枝が上の方に引っかかっていないか?葉の緑は?樹皮は?観察してみたらいかがでしょうか?異常があれば報告をしてどんな様子なのか対策を施してもらうことができるのではないでしょうか?

そんなことを地域の皆さんと公園でやっていけたらとしまえんから引き継いでもらえた樹木を長く保全していけるような気がします。みんなの公園を楽しめるために樹木保全の観点から、としまえんが長く記憶に残るためにちょっとしたことからはじめてみたいと思った次第です。

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