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木を楽しむ3

今回は子供さんと楽しむことについてつらつらと書いていこうと思います。

建築現場から切り落とした使わない材料を分けてもらってワークショップをやっていると子どもたちが興味を持って「やってみたい」と集まってくれます。ノコギリで切って釘を打ってを体験していきます。
ノコギリで切る作業も最初は人のやっていることをまねて始まりますが初めてノコギリを持った子は包丁と同じように材料にノコギリをあてるだけで切れると思っていて、前後にストロークさせることで切ることを学ぶところからスタートです。なかなか切れなくて途中で投げ出してしまう子もいます。ノコギリで切ることは材料を抑える力、ノコギリを引く力、動かさない力と動かす力を同時にバランスをとることで作業していくことを体現していくことになるのでいきなりそれを出来る子はいないのですがそれでも1本の材料を切ったという達成感をともに「できたっ!」と喜べるのは嬉しく思います。

ワークショップには自分で作りたいものをイメージして完成させている子もいます。
なかなかの大作を絵に書いて持ってくる子、材料を見てその場でイメージをする子さまざまです。

初めに見本のように巣箱とか剣とか楽器のようなモノをつくって置いておくと真似て作ろうとする子が多いです。どうやって組み立てたのか順番を考えながら色んな想像をしているのが見ることができます。

真似ている途中から「いいこと思いついたっ!」と方向転換して別のモノを作る子もいます。いろんなことを考えてつくっているんだなあと感心するばかりです。
中には空想が空想を広げてこちらにはわからない作る本人もわからない(笑)ものになる場合もよくあることです。途中まででもいいよ。そこからまたなにか始まるかもね、

こどもの想像力には敵いません。

木だけでなく段ボールや布を絡ませてたくさんのイメージが広がっていくことを楽しんでもらえていると思っています。

お子さんだけでなくたくさんの人に木を楽しんでいただきたいと思います。


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