マガジンのカバー画像

フリーランス妻と主夫ののんきな毎日

56
そこまで稼いでいないフリーランス妻と、そこまで家事が得意じゃないのに突然主夫になった夫。 不安定な生活をほどよく楽しむのんきな夫婦の、ありっちゃありな毎日(くだらない大喧嘩含む)… もっと読む
運営しているクリエイター

#やってみた

ついさっきまで穴水町での滞在をどう締めくくろうかと思っていたのに、今届いた一枚のハガキに始まりを感じている(仮暮らし:能登半島穴水町周辺完結)

ついさっきまで穴水町での滞在をどう締めくくろうかと思っていたのに、今届いた一枚のハガキに始まりを感じている(仮暮らし:能登半島穴水町周辺完結)

誰一人緊張させない能登ワインワイナリーと、朝のひと悶着

最終日の午前中は、
葡萄畑が広がる丘の上にある能登ワイン製造所を見学。

さぁさ、と数種類のワインを試飲させていただくものの、私から出てくる感想は「美味しいです」「甘いですね」「さっきより甘くないですね」「おお、これはまた…(ここからは別に何も続かない)」というものばかり。

「これは…白い花のかおりがしますな」なんて言ってみたかった。

もっとみる
場所を変えても会う人を変えても食べる物を変えても、私たちは良くも悪くもこのままだと思った(仮暮らし:能登半島穴水町周辺②)

場所を変えても会う人を変えても食べる物を変えても、私たちは良くも悪くもこのままだと思った(仮暮らし:能登半島穴水町周辺②)

6時。
町内放送で家族全員モゾモゾと目覚める。町内放送が終わると同時にもう一度寝る。

7時。
町内放送で私と夫のみ布団からノソノソと這い出る。子どもたちは二度目の町内放送にしてすでにこの町のシステムに耳が順応したようだ。

体調不良で落ち込まないのは、7か月目にしてこの生活が日常になってきたからかもしれない

やはり到着翌日は身体に疲れがたまっているのか、体が重い。
鼻の奥がムズムズしてきた。心

もっとみる
自分と同じように暮らす子どもがいろんな場所にいることを知った娘と、裸で踊る人はどこにもいないと知った息子(仮暮らし:石川県能登半島穴水町①)

自分と同じように暮らす子どもがいろんな場所にいることを知った娘と、裸で踊る人はどこにもいないと知った息子(仮暮らし:石川県能登半島穴水町①)

今回の仮暮らしは石川県能登半島穴水町。
家族で穴水町民に扮してきたことを少しずつ振り返りたい。

まずは初日。前夜に千葉を出て、長野、岐阜、富山をゆっくり抜け能登半島に到着。

今回の家は海が一望できる一軒家。町の中心部から離れた静かな場所だ。
チェックイン後は地域おこし協力隊の方々に会い、まちを案内していただく。

町の保育園まずは保育園。
通常通り開いている保育園の中まで見学させていただいたの

もっとみる
振り返れば丸亀製麺とまいばすけっと。ユルくて好きだよ大田原市(家族移住体験:栃木県大田原市#2)

振り返れば丸亀製麺とまいばすけっと。ユルくて好きだよ大田原市(家族移住体験:栃木県大田原市#2)

この日は地域おこし協力隊の方、そして移住コーディネーターの方に会って大田原市の話を聞く日。

早起きし、娘と二人朝風呂から一日がスタート

早く起きて仕事をしようと思ったら、珍しく娘も起きる。

「腕とか足がヌメヌメするお風呂に入りたい」
とのこと。

すべすべと言ってほしい、と思いながら、私自身ちょっとウキウキしながら温泉をためて娘と二人朝風呂に。

お風呂から上がると夫も息子も起きていて、「ズ

もっとみる
ここにいる間に、大田原市を大田笑市と言えるようになるんじゃないかと牛を見て思った初日(家族移住体験:栃木県大田原市#1)

ここにいる間に、大田原市を大田笑市と言えるようになるんじゃないかと牛を見て思った初日(家族移住体験:栃木県大田原市#1)

今回の滞在は栃木県大田原市。

けっこう都会なんだなと思った大田原市の市街地

移住交流センターの方に事前にいただいたパンフレットには「大田"笑"市」と書いてあり、遊び心のある大田"笑"市に行くのが楽しみになった。

大田原市に着いたのはお昼ごろ。
市街地はなかなかに都会で、ラーメン屋の丸源に入り、
「あれ、ここ、流山だっけ…」と錯覚した。

と思ったら牛がいたるところに点在している大田原市

もっとみる
息子の一人称を「俺」にさせる下北山村(家族移住体験:奈良県下北山村#5完結)

息子の一人称を「俺」にさせる下北山村(家族移住体験:奈良県下北山村#5完結)

最後の2日間は、オンラインで開催された奥大和サスティナブルデザインスクールで出会った方々と下北山村で再会し、一緒に過ごす。
この数年で「出会い」の定義が変わったように思う。

一日目ハイライト。感じるだけでいっぱいいっぱいな小野さん夫婦のカフェ。そしてBBQ初日は小野さんご夫婦がセルフビルドしたマキビトカフェで、お二人の生き方や考え方を聞きながら美味しいコーヒーを頂く。

外にあった自作のバイオト

もっとみる
この村で何度「今どんな気持ち?」と夫と子どもに聞いただろう(家族移住体験:奈良県下北山村#4)

この村で何度「今どんな気持ち?」と夫と子どもに聞いただろう(家族移住体験:奈良県下北山村#4)

朝食は、昨夜職員さんに頂いたおすそ分けのほうれん草のソテーと残っていたしらすと納豆、そしてお味噌汁。

子どもたちもほうれん草をおかわりするほど気に入って、珍しくスムーズに朝食を終える。
朝食後は池神社の明神池に散歩に行くことに。

明神池で森林浴村の人から明神池の周りでの森林浴がおすすめだと聞いてからこの日をとても楽しみにしていたのだ。

サッカーボールのような形の杉の実やクロモジの匂いを嗅いで

もっとみる
テレビもWi-Fiもスーパーも薬局もない暮らしは今の私にとっての便利な暮らしだ(家族移住体験:奈良県下北山村#3)

テレビもWi-Fiもスーパーも薬局もない暮らしは今の私にとっての便利な暮らしだ(家族移住体験:奈良県下北山村#3)

大声で泣く子どもを見て気持ちよさそうだなと思った森の中今日は初日に出会ったムーミンさんに森を案内してもらう日。
9時にBIYORIで待ち合わせをして、市の職員さんに子ども用のヘルメットを貸してもらい、家族みんなで長靴に履き替えたら森の中へ。

森の中に足を踏み入れた瞬間空気が変わる。
ただ冷んやりしているとかじゃなくて、どこか神聖な感じがして鳥肌が立つ。
子どもたちは動かないユンボに乗せてもらい、

もっとみる
今日仕事をしなかったことを後悔しない村(家族移住体験:奈良県下北山村#2)

今日仕事をしなかったことを後悔しない村(家族移住体験:奈良県下北山村#2)

鳥のさえずりで起きるのはディズニーやジブリの中だけじゃない朝6時。
ピチチチチ…というちょっとしゃれたショッピングモールなどで流れているような、ヒーリングミュージックのような鳥のさえずりで起きる。
少しゆっくり起きようと思っていたので目覚まし時計はまだ鳴っていない。

普段は何度アラームを設定しても起きられないのに鳥のさえずりで起きるなんて不思議だ。こんなことはディズニーとかジブリの世界だけなので

もっとみる
下北山村は、手つかずの自然の一部を借りて丁寧に暮らせる村だと思う(家族移住体験:奈良県下北山村#1)

下北山村は、手つかずの自然の一部を借りて丁寧に暮らせる村だと思う(家族移住体験:奈良県下北山村#1)

今回は奈良県吉野郡下北山村へ。

オンラインかリアルかじゃなく、オンラインを挟んでからのリアルの良さ一昨年から縁をもらって一緒にお仕事をさせていただくことが増えてきた奈良県。
1月~3月にかけて「奥大和サスティナブルデザインスクール」がオンラインで開催されるという告知を見た時に「オンラインだし気軽に夫婦で参加してみようか」と思ったことがきっかけで、今実際に奥大和の奈良県吉野郡下北山村に来ている。

もっとみる
秩父は濃厚な関係を築けるまちだから疲れることもあるだろう。それを癒やすのもここに住む人とこの自然なんだろう。(家族移住体験:埼玉県秩父エリア#4 完結)

秩父は濃厚な関係を築けるまちだから疲れることもあるだろう。それを癒やすのもここに住む人とこの自然なんだろう。(家族移住体験:埼玉県秩父エリア#4 完結)

疲れている。
人と会うということはこんなにもエネルギーをもらい、こんなにもエネルギーを使うことなのかなどとボーっと考えながらとにかく起きる。

疲れの原因は想定外だったが、お米とみそ汁の癒やし効果は確かだしかし、夫が夜に撮った写真を見て、この疲れは人に会ったことによるものではなく一つのベッドでぎゅうぎゅうに寝ていたことによるものだと確信。夫によると、私と子どもたちは寝る時はバラバラに寝て、寝た後に

もっとみる
「きれいでしょ」と駄菓子屋のオーナーに言われて頷いたけど、この頷きが星に対してなのかは分からない。(家族移住体験:埼玉県秩父エリア#3)

「きれいでしょ」と駄菓子屋のオーナーに言われて頷いたけど、この頷きが星に対してなのかは分からない。(家族移住体験:埼玉県秩父エリア#3)

今日は出来るだけゆっくり過ごそうと決めた朝ごはんゆっくり起きて、中庭にあるウッドデッキで朝ごはんに。
朝ごはんはガーリッククトーストとりんごとトマト。(とうまい棒と湖池屋のスコーンと昨日の残りのモツ)

おしゃれ家族に扮している我々の食卓からいそいそとうまい棒などをよけて写真を撮ることに。

この住宅に来てウッドデッキを見た時から、滞在中に天気が良い時はここで朝ごはんを食べたいなと思っていたのだ。

もっとみる
「私たち、移住して一年くらい経ったんだっけ」と2日で思わせる秩父は、まるでテレフォンショッキングなまちだ(家族移住体験:埼玉県秩父市#2)

「私たち、移住して一年くらい経ったんだっけ」と2日で思わせる秩父は、まるでテレフォンショッキングなまちだ(家族移住体験:埼玉県秩父市#2)

今日は午前中に出かけるため、朝は早起きをしてこたつで少し仕事を進める。息子もむくっと起きてきて、こたつで二度寝。
秩父の朝はまだ少し寒い。
(でも昼間はとても暖かい。寒暖差がけっこうあるのかも)

秩父に住んだら体も心も健康になりそうだと思った「リトリートフィールドMahora稲穂山」キッチンでは夫が朝ごはん用にかんぱちの出汁茶漬けを。公園で食べるお昼ごはん用にオニオンチーズトーストと、足りなかっ

もっとみる
秩父のお試し暮らしは多分お試し切れない(家族移住体験:埼玉県秩父市#1)

秩父のお試し暮らしは多分お試し切れない(家族移住体験:埼玉県秩父市#1)

3月は埼玉県秩父市へ。

3月は秩父にしよう。そう決めたのは12月のこと。
秩父には「秩父ファンクラブ」という入会金、会費無料のSlackを活用した秩父が好きな人なら誰でも入ることができるコミュニティがあり、12月から私もこのコミュニティに参加しているのだけどこのSlackの盛り上がり方がすごい。

オンラインコミュニティがこんなに盛り上がることがあるんだなぁと感心するほど中にいる方の秩父愛が強く

もっとみる