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フリーランス妻と主夫ののんきな毎日

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そこまで稼いでいないフリーランス妻と、そこまで家事が得意じゃないのに突然主夫になった夫。 不安定な生活をほどよく楽しむのんきな夫婦の、ありっちゃありな毎日(くだらない大喧嘩含む)…
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#リモートワークの日常

ついさっきまで穴水町での滞在をどう締めくくろうかと思っていたのに、今届いた一枚のハガキに始まりを感じている(仮暮らし:能登半島穴水町周辺完結)

ついさっきまで穴水町での滞在をどう締めくくろうかと思っていたのに、今届いた一枚のハガキに始まりを感じている(仮暮らし:能登半島穴水町周辺完結)

誰一人緊張させない能登ワインワイナリーと、朝のひと悶着

最終日の午前中は、
葡萄畑が広がる丘の上にある能登ワイン製造所を見学。

さぁさ、と数種類のワインを試飲させていただくものの、私から出てくる感想は「美味しいです」「甘いですね」「さっきより甘くないですね」「おお、これはまた…(ここからは別に何も続かない)」というものばかり。

「これは…白い花のかおりがしますな」なんて言ってみたかった。

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場所を変えても会う人を変えても食べる物を変えても、私たちは良くも悪くもこのままだと思った(仮暮らし:能登半島穴水町周辺②)

場所を変えても会う人を変えても食べる物を変えても、私たちは良くも悪くもこのままだと思った(仮暮らし:能登半島穴水町周辺②)

6時。
町内放送で家族全員モゾモゾと目覚める。町内放送が終わると同時にもう一度寝る。

7時。
町内放送で私と夫のみ布団からノソノソと這い出る。子どもたちは二度目の町内放送にしてすでにこの町のシステムに耳が順応したようだ。

体調不良で落ち込まないのは、7か月目にしてこの生活が日常になってきたからかもしれない

やはり到着翌日は身体に疲れがたまっているのか、体が重い。
鼻の奥がムズムズしてきた。心

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「豊かさに対して足りないということが貧しさか」そんな言葉を思い出した今日は、これからの生活に必要な一日だった(家族移住体験:栃木県大田原市#3)

「豊かさに対して足りないということが貧しさか」そんな言葉を思い出した今日は、これからの生活に必要な一日だった(家族移住体験:栃木県大田原市#3)

昨夜から、なんとなく嫌な予感はしていた。
仕事が終わらない。

完全に私の考えが甘かった仕事なんていつだって終わらないのだが、その日にやろうと思っていたことの半分もできていないのだ。

昼間に終わらなかった仕事は夜にすればいいと思っていた。

家族で部屋が一つでも大丈夫だと思っていた。

Wi-Fi環境がなくてもデザリングすればどこでも仕事ができると思い、コワーキングスペースを調べておかなかった。

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秩父のお試し暮らしは多分お試し切れない(家族移住体験:埼玉県秩父市#1)

秩父のお試し暮らしは多分お試し切れない(家族移住体験:埼玉県秩父市#1)

3月は埼玉県秩父市へ。

3月は秩父にしよう。そう決めたのは12月のこと。
秩父には「秩父ファンクラブ」という入会金、会費無料のSlackを活用した秩父が好きな人なら誰でも入ることができるコミュニティがあり、12月から私もこのコミュニティに参加しているのだけどこのSlackの盛り上がり方がすごい。

オンラインコミュニティがこんなに盛り上がることがあるんだなぁと感心するほど中にいる方の秩父愛が強く

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冬が好きだったことを思い出させてくれた沼田市は、疲れないまちだった。(家族移住体験:群馬県沼田市#5完結)

冬が好きだったことを思い出させてくれた沼田市は、疲れないまちだった。(家族移住体験:群馬県沼田市#5完結)

いよいよ沼田市から離れる朝。
朝ごはん昨夜の残りのグラタンと、これまた残っているフルーツ。

トライアルハウスの掃除朝ごはんの後は、お世話になったトライアルハウスをみんなで掃除する。

子どもたちは各地への滞在を始めてから頼もしくなったように思う。
挨拶をする、借りたものは丁寧に扱って綺麗にして返す、工夫して遊ぶというようなことが自然にできてきているように思う。

「お母さんも写真ばかり撮っていな

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思い出づくりはしないと決めたのに、暮らす旅は矛盾が多い。(家族移住体験:群馬県沼田市#4)

思い出づくりはしないと決めたのに、暮らす旅は矛盾が多い。(家族移住体験:群馬県沼田市#4)

起きた時に何となく疲れているように思ったのは、雪道の運転の緊張や(乗っていただけだが)、雪遊びの疲れが残っているからかもしれない。

朝ごはんは焼魚と納豆とお味噌汁。そして直売所で購入したキウイ。

焼き魚や納豆は、個人的には一番好きな朝ごはん。それだけで少し気力が湧いてくるように思う。(気力が減ることは何もしていないが)

「キウイはポジティブフードなんだって」
と言いながら夫がキウイを剥いてく

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「たんばらお助け隊」が助けてくれたのは車だけではなかった。(家族で移住体験:群馬県沼田市#3)

「たんばらお助け隊」が助けてくれたのは車だけではなかった。(家族で移住体験:群馬県沼田市#3)

一夜にして積もった雪深夜からなんとなく明るいなぁと思っていたけれど、
朝起きたら一夜にして雪がすごいことに。

昨夜の明るさは、雪明りだったのか。
やはり冬の群馬はスタッドレスが「あったほうがいい」んじゃなく、「必須」だと実感。

今日は行きたい場所があるので、早めに起きて仕事を片付ける。

夫は人生初の雪かきに興奮気味。
せっかく地面の雪をせっせと片づけたのに、その後に車の雪を下ろし始めたものだ

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時計がない。ケンカもない。天狗は大きい。(家族移住体験:群馬県沼田市#2)

時計がない。ケンカもない。天狗は大きい。(家族移住体験:群馬県沼田市#2)

朝風呂から一日がスタートストーブを切って寝て起きた朝。やはり冷える。

でも、今日は早起きをしてみんなが寝ているうちに朝風呂に入ろうと決めていた。
正月以降、仕事はそんなに忙しくないものの何故かバタついていて、ゆっくりお風呂に入ることはなかったように思う。
贅沢気分を味わいたくて珍しく早起きをしたところ、むくむくと次々に起き出す夫と子どもたち。
ひとりで贅沢を味わおうとした時に限って必ずこうなるの

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沼田市も決してグイグイこない。(家族移住体験:群馬県沼田市#1)

沼田市も決してグイグイこない。(家族移住体験:群馬県沼田市#1)

「暮らす旅」と銘打って、滞在4カ所目としていた群馬県沼田市。

1月に滞在予定だった2か所目3か所目は、比較的多くの方とお会いする滞在プランだったこともありコロナを懸念して中止に。
そんなこともあって今回の沼田市滞在も少し諦めモードだったのだけど、まん延防止前の予約については許可頂けるとのことで、滞在できることに感謝して過ごしたい。

受け入れてくださった沼田市の皆さんにもご迷惑をかけないよう、直

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のんびりしたり滑り台の着地に失敗したり紅茶が美味しかったりした、近場での子連れリモートワーク

のんびりしたり滑り台の着地に失敗したり紅茶が美味しかったりした、近場での子連れリモートワーク

前回の平日昼間の公園リモートワークに味を占めて、またしても千葉県内を散策に。
この日は千葉県香取市で佐原の町並みを歩く。

小江戸感ただよう佐原の町並みには、平日ということもあってか人はほぼいない。
ただ、車は結構頻繁に通る。
道が狭いから、子どもと一緒に歩くときは気を付けて歩かなきゃな、という印象。

それでもやっぱりのんびりした気持ちになるのは
高い建物がなく、視界の中で空が占める範囲が広いこ

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踏んだり蹴ったりラジバンダリ

踏んだり蹴ったりラジバンダリ

ついてないな、と思っていた。

まず、こればかりは仕方がないのだが予定していた他県への地方滞在は2件とも中止になり、面倒だなと思いながらも、ワクワクいそいそとバッグに詰め込んだ荷物をほどかなくてはいけないし、
(いつもながら詰め込んだのは夫なので、私は「面倒だなと思いながらも、ワクワク」までしか担当していないのだが)

次に、夕食後の雑談から怒涛の夫婦喧嘩に発展し、大喧嘩の末に夫は出ていきお金は飛

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寂しいだけじゃ全くない。楽しかったね、だけでも終わらない。そんな滞在だった。(家族移住体験:鹿嶋市#6完結)

寂しいだけじゃ全くない。楽しかったね、だけでも終わらない。そんな滞在だった。(家族移住体験:鹿嶋市#6完結)

滞在最後の夜千葉に帰る前日の夜。
すーちゃんが、
「明日の午前中、もしよければどこか案内しますよ」
と提案してくれた。

「まだ帰りたくない」「すーちゃんも流山においでよ」とジメジメする娘の粘りが効いたのか、午前中をあけてくれたようだ。

色々考えた結果、東西南北に位置する鹿島神宮の4つの一之鳥居をすーちゃんの案内で巡らせてもらうことに。
ずっとすーちゃんと遊びたかった娘と息子は、ドキドキしてなか

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「お母さん、神さまのお腹の中にいるみたいだね」と娘が言う。(家族移住体験:鹿嶋市#4)

「お母さん、神さまのお腹の中にいるみたいだね」と娘が言う。(家族移住体験:鹿嶋市#4)

やはり障子から射し込む朝陽で目を覚ます。これは滞在中ずっと続くんだろう。
千葉の我が家の寝室は強力な遮光カーテンだ。
どれだけ遮光してくれるかにこだわったのは私だが、この生活をしてみて、あんなにこだわらなくてもよかったのかも、と思う。

今日の朝食エプロンを身につけ、一から餃子でも作っちゃうんじゃないか、みたいな十分に気合いの入った表情の夫がつくる今日の朝ごはんは、卵かけご飯とお味噌汁と梅干とキム

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鹿嶋市はやはりグイグイこないけど逆にグイグイいきたくなる(家族移住体験:鹿嶋市#2)

鹿嶋市はやはりグイグイこないけど逆にグイグイいきたくなる(家族移住体験:鹿嶋市#2)

鹿嶋市役所の職員さんとお別れをした後は、
家族4人で早速職員さんおすすめのコミュニティストアMIZUNOへ。

コミュニティストアMIZUNOと、車の鍵をなくした夫
大きな鹿島灘はまぐりや、立派過ぎる鹿嶋だこ。
銚子港直送のニベというお魚がお一人様10匹までは1匹10円。(11匹以降も30円)
同じく銚子港直送のムシガレイがお一人様10枚までは1匹1円。(11枚目以降も30円)
野菜もちょっとびっ

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