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ちょっと短めのレース回顧

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当該週の中央競馬重賞を中心に、1段落≒140文字くらいでレースを振り返ってみよう! という試みです。なので、G1だと300〜600文字くらいになってますが、どうかお許し下さい!
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#地方競馬

ちょっと短めの競馬レース回顧【フェブラリーSなど4重賞回顧編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【フェブラリーSなど4重賞回顧編】

【京都牝馬S】

キャピタルSでララクリスティーヌを見たとき、非常に良い脚を使うな〜、と思ったのだが、今日のレースも見事だった。1400mが最適な距離だと思うが、VMも短距離っぽい要素の年もある。一撃に期待。2〜3着争いはイン突きで明暗。岩田康騎手の腹を括った騎乗にはただただ驚き

【ダイヤモンドS】

早い馬場だったとは言え、ミクソロジーにとっては価値のあるレコード勝ち。ウインキートスの淀みのな

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ちょっと短めの競馬レース回顧【クイーンC+α編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【クイーンC+α編】

【クイーンC】

まさに川田騎手お得意の馬場を読んだ先行押し切り。ハーパーもワンターンのマイルでは非常に強い。ただ、乗り替わり確実な桜花賞は、この競馬が再現できるだろうか。ドゥアイズ、モリアーナも良い競馬はしていたが、どうも勝負弱さが気になる。ウンブライルはこの一族にありがちな、人気先行の印象あり



先週すっかりクイーンCの回顧を忘れておりました。お詫びも兼ねて、フェブラリーSの気になる馬を

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ちょっと短めの競馬レース回顧【JBC4競走編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【JBC4競走編】

【JBC4競走】

「馬場読み」と「騎手買い」の話は昨年の回顧でも述べたことだが、今年もその傾向が如実に出た盛岡のJBCだった。「内枠・内側の不利」と「松山・川田の明暗」。そんなテーマで、話を進めていくことにしよう。

最も「?」となったレディスクラシック。グランブリッジは実力ある馬なので、ショウナンナデシコを追い抜くのはわかる。だが、ヴァレーデラルナがその前にいるとは。上半期の段階では1勝クラス

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ちょっと短めの競馬レース回顧【プロキオンS、七夕賞、JDD編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【プロキオンS、七夕賞、JDD編】

先週末から週中にかけて体調不良につき、今日の更新となってしまいまして…お詫びにJDDも加えますね。

【プロキオンS】

逃げ馬が事実上4頭もいると、流石に厳しいレースになる。唯一、人気通りにきた◎ゲンパチルシファーはストレスの無い走りだった。川田騎手のスタイルが見事に表れていた。以降は二桁人気の馬がずらり。前に付いていけなかった故の漁夫の利か。ラーゴムとアルドーレはオルフェ産駒の、サンライズウル

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ちょっと短めの競馬レース回顧【帝王賞、CBC賞、ラジオNIKKEI賞編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【帝王賞、CBC賞、ラジオNIKKEI賞編】

【帝王賞】

当初の想定とは大きく異なる帝王賞になった。砂の入れ替えに伴う馬場の変化と、スワーブアラミスが捲ったことによるレース展開。この2点が波乱の要因。スピードが求められる馬場はチュウワウィザードに、持続力が求められる展開は▲メイショウハリオに奏功した。ハリオの単勝を持ってて良かった……。古馬ダート戦線、まだまだ動乱の時代が続きそう

【CBC賞】

「前半3ハロンが31.7秒」と聞いて、「し

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ちょっと短めの競馬レース回顧【宝塚記念編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【宝塚記念編】

【宝塚記念】

「タイトルホルダーはみんながナメきったときが買い」。菊花賞や天皇賞(春)での失敗から、僕はそう学んだ。かく言う自分も、最後までナメていたし、取捨に悩んでいた。「パンサラッサと共倒れ」とか、「春天の勝ち馬は宝塚に絡まない」とか。それを振り切って、馬連ボックスの最後にこの馬を加えたのである。もっとも、そこから漏れたのがヒシイグアスなのだが……。

ディープインパクト以来の春天&宝塚記念

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ちょっと短めの競馬レース回顧【オークス、平安ステークス編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【オークス、平安ステークス編】

【平安S】

テイオーロイヤルの強さだけが目立つ結果になった。ハンデ59kg+海外帰り初戦でこの内容なら、もう書くことは無い。帝王賞が楽しみになるばかり。ケイアイパープルは相手が悪すぎたが、中央重賞対応OK+実力アップ印象を残せたのは良かった。オーヴェルニュはお天気頼み。もう少し雨が降って欲しかったところ

【オークス】

「彼女はオークスで敗れるタイプの桜花賞馬だ!」と思い込んでいた。なぜそう思

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ちょっと短めの競馬レース回顧【ヴィクトリアマイル、京王杯SC編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【ヴィクトリアマイル、京王杯SC編】

【京王杯スプリングカップ】

折り合いの不安が和らぎつつあるメイケイエールは強い。クセ馬を矯正することに長けている池添騎手の手腕も光る。スカイグルーヴも徐々に成績が安定してきた。1400メートルが適距離の感もあるので課題はプラスマイナス200メートルへの対応力。リフレイムは以前よりマシになったほう。こちらは地道に課題を克服するのみ

【ヴィクトリアマイル】

ソダシは神の子、不思議な子。スタートで

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ちょっと短めの競馬レース回顧【阪神大賞典、スプリングS、ばんえい記念など編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【阪神大賞典、スプリングS、ばんえい記念など編】

【ファルコンS】

先週に続き馬場の内側が良いな、という印象。ただ、プルパレイはスタートの出遅れ+へばった先行馬でごちゃつく中、上手く突いてこれた点は高く評価したい。1400メートルにして良さが出ている。タイセイディバインは一気の距離短縮で正解を導く。全体的にもう1ハロン伸ばして走れる姿が思い浮かばないとも……

【阪神大賞典】

このレースは1番人気の強い馬が勝ってこそ。距離も場所も何ら不安無く

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ちょっと短めの競馬レース回顧【中山牝馬S、金鯱賞、フィリーズレビュー編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【中山牝馬S、金鯱賞、フィリーズレビュー編】

【中山牝馬S】

徐々に外が差せる馬場だったし、前走は距離が合わなかった。だが、まさかクリノプレミアムとは? 買い要素は無理やり抽出するしかない。2着のアブレイズの方がわかりやすいか。中山巧者であり、キズナ産駒が走りそうな舞台設定だった。ミスニューヨークはあれだけインで頑張ったのに……。差し切れなかった4〜6着は次もマークしておきたい

【金鯱賞】

競り掛ける馬もおらず、最初のコーナーで一息を入

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ちょっと短めの競馬レース回顧【ホープフルS、東京大賞典編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【ホープフルS、東京大賞典編】

【ホープフルS】
ジオグリフとコマンドラインは、レースの選択が逆だったのでは? と思わず言いたくなってしまう。双方とも力を出せないまま負けてしまった。そんなレースを制したのはキラーアビリティ。多頭数とより速いペースへの適性を見せているのも好印象。ジャスティンパレスは良馬場、ラーグルフは重馬場の小回りコースで次も狙ってみたい

【東京大賞典】
3コーナーからの団子状態で、力を出せた馬とそうでない馬の

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ちょっと短めの競馬レース回顧【JBC 4重賞編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【JBC 4重賞編】

今週末の中央競馬の前に、JBCの回顧をしておきましょう。

【JBCレディースクラシック、JBCスプリント、JBCクラシック】
金沢で行われたこの3レースに関しては、ひとくくりにして総括する方がわかりやすいだろう。なぜならば、この3レースの流れの中に、「地方競馬予想の大事なイロハ」が詰まっているからだ。それは「騎手の腕」と「馬場読み」である。
まず、この日は「川田騎手と吉原騎手を買い続ければ良かっ

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ちょっと短めの競馬レース回顧【スプリンターズS、凱旋門賞など編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【スプリンターズS、凱旋門賞など編】

【日本テレビ盃】
僕は予想プロセスにおいて、2つミスをしてしまった。1つ目はクリソベリルを過大評価してしまったこと。調教やパドックはギリギリセーフだったが、馬体減少をもっと重く捉えるべきだった。もう1つは、船橋の馬場が徐々に外差しから内有利へ変わってきていたということ。これならサルサディオーネも伸びるし、ノンコノユメやラストマンは伸びきれないということである。JBCに向け、争いは激しさを増すばかり

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ちょっと短めの競馬レース回顧【京都大賞典、毎日王冠、南部杯など編】

ちょっと短めの競馬レース回顧【京都大賞典、毎日王冠、南部杯など編】

今週も色々あってペースが崩れてしまいまして…エーデルワイス賞も含めてもりもりの回顧にしましょう。

【サウジアラビアRC】
着順が人気通りというのはJRAの重賞では初めててのこと。ファンの見る目が素晴らしいということだ。コマンドラインはルメール騎手の思い切った判断で勝ちきったと言える。国枝師に牡馬クラシック制覇の夢をプレゼントすることはできるだろうか。ステルナティーアは騎手が猛省するほど酷い騎乗と

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