中星詩生@あやめ書房

毎朝午前中くらいにX(エックス)で詩をつぶやく生物です。 ちゅうせいしせいと申します。…

中星詩生@あやめ書房

毎朝午前中くらいにX(エックス)で詩をつぶやく生物です。 ちゅうせいしせいと申します。 よろしくお願いいたします。

記事一覧

#詩 2023年4月④

「つぶやくということ」 twitterでつぶやくということ 同じ空の下で違う景色をみる 今日は日差しが強いねとか雨だねとか 誰かのしんどいねとか美味しいねとか 平らな大…

#詩 2023年4月③

桜ひらひら みうしない 燕ぱたぱた 駅のとたん 春つづき #五行歌 2023年4月16日 「あかいろひいろ」 やさしくリセットしましょう 繊維は断ち切らないように もらった…

#詩 2023年4月②

「黄土の先に在る物」 ここから出たいなんて 思ったこともなかった 死者は砂にかどわかされ 淋しさは嗜好品 夜は殻の雨が降る 誰もが息を潜め皮膚を隠す 老人が…

#詩 2023年4月①

「きっすいのうた」 不意に生粋に頭をたたかれた 私のきっすいのうた なまだとつよすぎる K音なのにかたすぎない ちょっとつややか わくだとせまい いきでも素敵 …

#詩 2023年3月⑤

「わたしのアドレッセンス」 わたしのアドレッセンス 過ぎ去ったはずの青春時代 抜け出せない思春期じごく 終わりのこない居残り授業 ルーズリーフの真ん中の花柄模…

#詩 2023年3月④

「一歩」 その一歩が踏みだせなくて 助走はいつも急ブレーキのステップ 見えない壁と崖におびえる日々 だから抜き足 差し足 忍び足 恐怖にバレないようにすり足で …

#詩 2023年3月③

「春にしかられる」 あなたが薄着で楽しそうだから わたしもつい真似して脱いでいく 部屋のカーテンも窓も扉も開放して 重たいものはクローゼットに隠して あなたの…

#詩 2023年3月②

「記憶」 幼い日のメロン味した麻酔の記憶 うすらまなこに映ったあなたの姿 泣きじゃくってまるで祈るように 手を握りしめてくれていたね 生きることはふれることだと …

#詩 2023年3月①

「マフラーを巻く」 マフラーを巻いてあげる姿を 見るのが好きだ 前からでも後ろからでも うまくできなくて 焦りながら じっとしていなくて 文句を言いながら …

#詩 2023年2月④

「爪をとぐ」 わたしは爪をといでいく あなたの肌を傷つけたくないから ぎゅっと手を握りしめていたいから わたしは爪をといでいく すべて指先から始まっていくから 丁…

#詩 2023年③

「交歓」 どれだけ口をつぐんでも ここは私の最前線ターミナル どこからどこまでが 私の世界の表と裏なんだろう? 生まれていく呼吸も言葉も 終わりのない争いも喜びも …

#詩 2023年2月②

「同調圧力」 誰も動かない動こうとしない いつもせっかちなおじいちゃんも ペダルに足をかけた若者たちも 信号が赤から青に変わっても すぐに点滅を開始しようとも サ…

#詩 2023年2月①

「あなたは今こそ美しい」 誰より華やかだったあなたは 花は散り 葉は落ち 枝は枯れ 幹は痩せ細る 失ったものはなんだ 虚飾とへつらいだけだとしたら 抜き身のあな…

#詩 2023年1月④

「しにふれる」 ねむれない夜 今日を終わらせたくなくて 何もなせなかったと 後悔ばかりを募らせて まばたきの数だけ 傷は増えていくというのなら 悪夢と対峙する勇気…

#詩 2023年1月③

「分解と再生」 カラダは食べたものでできている 分解と再生を繰り返す動的平衡 生命が感情で彩られているなら ココロは感じたことでできている かなしみだけでも喜びだ…

#詩 2023年1月②

「太陽系の外へも」 どれだけ手を伸ばしても君の手は 海にも月にも届かないかもしれない だけど手と手を取り合えば 太陽系の外へもいけるから いまはまだ手ごたえが…

#詩 2023年4月④

#詩 2023年4月④

「つぶやくということ」

twitterでつぶやくということ
同じ空の下で違う景色をみる

今日は日差しが強いねとか雨だねとか
誰かのしんどいねとか美味しいねとか

平らな大地の上で
世界のまるみに触れる瞬間

まろやかに流れる季節の中で
こっそり息をはく

ぼくたちはまるく繋がっている

嬉しいね楽しいね一人じゃないね

2023年4月23日

「河川敷を歩く」

河川敷を歩いていく
昼下がりの

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#詩 2023年4月③

#詩 2023年4月③

桜ひらひら
みうしない
燕ぱたぱた
駅のとたん
春つづき
#五行歌

2023年4月16日

「あかいろひいろ」

やさしくリセットしましょう
繊維は断ち切らないように

もらった絵の具の数が少ないなら
パレットに溶かして混ぜまぜして

血液よりもずっとはやく流して
酸素供給間に合っているから

たまに脳髄をはみ出して
お空をぐるりと一周して

還ってくる引き連れて
明色 喜色 哀色 悲色

2

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#詩 2023年4月②

#詩 2023年4月②

「黄土の先に在る物」

ここから出たいなんて
思ったこともなかった

死者は砂にかどわかされ
淋しさは嗜好品

夜は殻の雨が降る
誰もが息を潜め皮膚を隠す

老人が言った
黄土の先に在る物を知っているか?

月だった物の成れの果てを
少年はぼんやりと眺めていた

またひび鳴りの音がした
いつもと変わらぬ静かな夜だった

2023年4月9日

「わたしだったもの」

わたしだっ

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#詩 2023年4月①

#詩 2023年4月①

「きっすいのうた」

不意に生粋に頭をたたかれた
私のきっすいのうた

なまだとつよすぎる
K音なのにかたすぎない
ちょっとつややか

わくだとせまい
いきでも素敵
すいだと自由だ明度がある

語源はきすい
ぴんとこない

ちいさいっが愛らしい
息をはくように
くちびるはそのままで

私の魂の片割れ
きすみたいで

2023年4月1日

「日陰の石垣」

太陽と地球がち

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#詩 2023年3月⑤

#詩 2023年3月⑤

「わたしのアドレッセンス」

わたしのアドレッセンス

過ぎ去ったはずの青春時代
抜け出せない思春期じごく

終わりのこない居残り授業
ルーズリーフの真ん中の花柄模様

もう誰もいない放課後の教室
黒板にチョークでかき散らした

わたしのアドレッセンス
季節をめくれなくなったんだ

青にこがれるだけの青
ずっと春のまま

2023年3月26日

「さくらのいま」

桜の今は花な

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#詩 2023年3月④

#詩 2023年3月④

「一歩」

その一歩が踏みだせなくて

助走はいつも急ブレーキのステップ
見えない壁と崖におびえる日々

だから抜き足 差し足 忍び足
恐怖にバレないようにすり足で

半歩にも満たない一ミリの歩み
いつか一歩になると信じて

そしたら
誰かの一歩の尊さを、その勇気を
感じることができるかもしれない

2023年3月19日

「なんとなく」

どこへ向かっているの?

筋トレをは

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#詩 2023年3月③

#詩 2023年3月③

「春にしかられる」

あなたが薄着で楽しそうだから
わたしもつい真似して脱いでいく

部屋のカーテンも窓も扉も開放して
重たいものはクローゼットに隠して

あなたのコーデは終わっていなくて
わたしはもうすっかりだらしなくて

そんなんじゃ風邪ひくよって
精一杯の冷たさで温めてくれたんだ

2023年3月12日

「このままで」

いたみなんてなかったから
気づかないままでいたんだ

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#詩 2023年3月②

#詩 2023年3月②

「記憶」

幼い日のメロン味した麻酔の記憶
うすらまなこに映ったあなたの姿

泣きじゃくってまるで祈るように
手を握りしめてくれていたね

生きることはふれることだと
あなたが教えてくれたんだ

自分で自分を抱きしめても
私には全然届かないから

人にふれて、ふれられて
ようやく私になっていくんだね

2023年3月5月

「私は知っている」

私は知っている
あなたの愛が終わってしまったことを

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#詩 2023年3月①

#詩 2023年3月①

「マフラーを巻く」

マフラーを巻いてあげる姿を
見るのが好きだ

前からでも後ろからでも

うまくできなくて
焦りながら

じっとしていなくて
文句を言いながら

ふるえてる?
心配しながら

それは誰かを想っているんだ
寒くならないでっていう祈りなんだ

目に焼きつけておく
しばらくお別れだから

またねって

2023年3月1日

「つぎはぎだらけのミックスジュース

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#詩 2023年2月④

#詩 2023年2月④

「爪をとぐ」

わたしは爪をといでいく

あなたの肌を傷つけたくないから
ぎゅっと手を握りしめていたいから

わたしは爪をといでいく

すべて指先から始まっていくから
丁寧に生きていくと決めたから

わたしは爪をといでいく

誰かの心に刺さるようにと
けれど刺さらないようにと

かどは削っておいたから

2023年2月19日

「永遠ダイアリー刹那的」

永遠ダイアリー刹那的

日記なんて読んで

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#詩 2023年③

#詩 2023年③

「交歓」

どれだけ口をつぐんでも
ここは私の最前線ターミナル

どこからどこまでが
私の世界の表と裏なんだろう?

生まれていく呼吸も言葉も
終わりのない争いも喜びも

全部ここから飛び立っていく
くちびるをそっとさしだした

表も裏もやわく触れあえたなら
私と世界との交歓のはじまり

2023年2月12日

「優しさはミルクレープ」

優しさはミルクレープみたいだ

うすく、ただうすく
どこま

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#詩 2023年2月②

#詩 2023年2月②

「同調圧力」

誰も動かない動こうとしない

いつもせっかちなおじいちゃんも
ペダルに足をかけた若者たちも

信号が赤から青に変わっても
すぐに点滅を開始しようとも

サイレンの音よりもていねいに
救急車が徐行で抜ける交差点

本当の所なんてわからない
こんな同調圧力なら悪くない

あたりまえを見送った

2023年2月5日

「夜にしか読めない文字」

今日、あなたはひとつ太陽を作った

昼の

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#詩 2023年2月①

#詩 2023年2月①

「あなたは今こそ美しい」

誰より華やかだったあなたは

花は散り 葉は落ち
枝は枯れ 幹は痩せ細る

失ったものはなんだ

虚飾とへつらいだけだとしたら
抜き身のあなたがそこにいる

年月は残酷か

今をさかりと咲き誇る
あなたは今こそ美しい

沈みたくも昇りたくもないと
地平線にとどまり続ける

あなたの輝きに魅せられながら

2023月2月1日

「内臓たちのチルアウト」

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#詩 2023年1月④

#詩 2023年1月④

「しにふれる」

ねむれない夜
今日を終わらせたくなくて

何もなせなかったと
後悔ばかりを募らせて

まばたきの数だけ
傷は増えていくというのなら

悪夢と対峙する勇気を
まぶたの裏にそっと閉じこめて

わたしはしにふれる

目をあける
生きているという不思議

朝でも昼でも真夜中でも
おはようとありがとう

2023年1月22日

「ともしび」

もし生まれ代わっても
私にだけは戻りたくないと

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#詩 2023年1月③

#詩 2023年1月③

「分解と再生」

カラダは食べたものでできている
分解と再生を繰り返す動的平衡

生命が感情で彩られているなら
ココロは感じたことでできている

かなしみだけでも喜びだけでも
きっとよどんでしまうから

色んなものを食べていくんだ

不要なものなんてなかった
無駄なものなんてなにひとつなかった

2023年1月15日

「はじめて虹をみた日のこと」

橋という存在が生まれる前から
虹は空とわたし

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#詩 2023年1月②

#詩 2023年1月②

「太陽系の外へも」

どれだけ手を伸ばしても君の手は
海にも月にも届かないかもしれない

だけど手と手を取り合えば
太陽系の外へもいけるから

いまはまだ手ごたえがなくても
手さぐりで精一杯伸ばしてみる

隣にいる誰かに届くかもしれない
隣にいる誰かの傷をふさぐことが
できるかもしれない

2023年1月8日

「ゾンビのぬくもり」

まるで死体が動いているみたいだ
あなたは繋い

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