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2024年1月の記事一覧
第288回、ゴジラ−1.0は、モノクロ版が完成形だった!!
ゴジラ−1.0(以降マイゴジ)のカラー版を観て絶賛をしていた自分ですが、モノクロ版も観て来ました。
このモノクロ版は、作品との相性がとてもいいと言う評判だったのですが、成程、観てすぐにそう思いました。
終戦直後の日本が舞台だからこそ、白黒の画像は当時の撮影技術と重なってまるで当時の記録映像の様に見えるのです。
カラーで見るよりも、当時の本物の映像、本当の出来事の様に思える心理的な効果が物凄いので
第284回、ルッキズムについて考えてみた
ルッキズムについて語るのは、非常に難しく、また危険な事でもあります。
何が美しいと思うかの美の基準は、人によってそれぞれだし、また外見的な美しさに価値を見出すのは、人間の内面性を見ない低俗な行為の様な流れに社会全体がなりつつあるからです。
しかしそんな社会の風潮に抗うが如く、自分はあえて言おうと思います。
ルッキズムって、そんなにいけない事なのだろうか?と言う事を。
※ここで言うルッキズムとは
第283回、偽りのユートピア
トンネルを抜けると、そこは楽園だった。
男は驚いていた。ゾンキューのはびこるこの世界で、ウイルスに感染していない人達が暮らす、平和で社会的な街がまだ存在していた事に。
20XX年、世界を震撼させた新型コロナウイルスによる一大パンデミックは、ワクチンの開発や生活習慣の見直しにより収束をして、世界は一時期、元の
平和な状態を取り戻していたが、ウイルスの突然変異により、感染者が狂暴化して、ウイルスに
第279回「君が心をくれたから」の一話感想というか批判
自分が嫌いな日本人の精神的美徳の一つに「自己犠牲」があります。
自分を犠牲にして人の為に尽くした時、その人は本当の意味で幸せになれるという物で、多分東洋的な何かの宗教か哲学が関係しているのだと思いますが、自分はこの精神が虫唾が走る程嫌いなのです。
正しいのか正しくないのかとかいう問題ではなく、自分の価値観として受け入れられないので、理論的に自分の正当性を主張するつもりはありませんしこの精神が好
第277回、創作に大切な事は何かを語ってみた
今回は、物語の創作活動、作品に大切な事は何かという事を、自分なりの
意見や考えで語ってみました。
「終わり良ければ総て良し」という言葉がありますが、自分の好きなアニメや漫画が、常に最高の結末を迎えるかと言うと、そんな事はありません。
むしろめちゃくちゃ好きな作品なのに、何でそんな事になっちゃったの?と思う事も少なくないのです。
例えば自分の好きな「エヴァンゲリオン」も、その最終作である「シン・
第276回、ユートピア問題について語ってみた
ウィッシュをまだ引きずっているのか、今回はSF作品に見られるユートピア問題を語る事にしました。
SFが描く未来社会には大きく分けて、理想社会を描いたユートピアと、退廃世界を描いたディストピアの二種類があります。
自分は混沌とした退廃社会を描いた、ディストピア的なSFが好きなのですがユートピア系の作品には、ある決まった魅力的なテーマがあります。
それは管理された理想社会は、人間にとって幸せと言
第275回、夢とAI技術に辛辣な意見を述べてみた
第一章 -夢-
今月中にAI画像の販売を行う為に、後400枚の画像修正を行いたいのですが連日知人の遺品整理と新番組の対応に追われてなかなか出来ないでいます。
純粋に目的だけに向けて行動を行っていれば、あるいは実現出来る可能性はあるのかもしれませんが、残念ながら様々な欲望、煩悩、事情に阻まられて事が上手く進みません。
夢の事を偉そうに云々語っていた自分ですが、実際の所この有様です。
言うまでも