第279回「君が心をくれたから」の一話感想というか批判
自分が嫌いな日本人の精神的美徳の一つに「自己犠牲」があります。
自分を犠牲にして人の為に尽くした時、その人は本当の意味で幸せになれるという物で、多分東洋的な何かの宗教か哲学が関係しているのだと思いますが、自分はこの精神が虫唾が走る程嫌いなのです。
正しいのか正しくないのかとかいう問題ではなく、自分の価値観として受け入れられないので、理論的に自分の正当性を主張するつもりはありませんしこの精神が好きな人を否定するつもりもありません。
先の世界大戦における特攻隊も個人的には否定派ですが、自発的であれ強制であれ、そうした行為をせざるを得なかった人の精神までは、愚弄したくはないと思っています。
ではなぜ突然にこんな話をし始めたのかと言うと、今月からこの自己犠牲の精神を美徳としてそうなドラマが始まったからです。
月曜夜9時のフジテレビドラマで「君が心をくれたから」というドラマなのですが、いわゆる月9と言われている放送枠の恋愛ドラマになります。
昔から児童虐待を受けていて自分には何も価値がないと思っている主人公のヒロインが、ある青年に自分の存在価値を認めて貰ったお礼に、事故で死が確定しているその青年を蘇らせる為に、自分の五感を死神に捧げるという話のようなのですが、このあからさまに自己犠牲を美徳としているドラマは、自分への挑戦状なのだと受け止めて、今後見ていく事に決めました。
場合によってはウィッシュのように自分のツボにはまり、毎回攻撃しまくる事になるかもしれませんが、一話からあからさますぎる自己犠牲っぷりに、あるいはこれは自己犠牲を美徳と見せかけた、自己犠牲批判である可能性もあるかも知れないという裏読みもしています。
まずは一話を見た率直な感想というか批判を、ブログに書いてみました。
ウィッシュとかこんなドラマの事はどうでもいいから、AI画像の販売準備をきちんと進めてくれ、自分‥
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