「うみとも展」「みしおね横丁5周年イベント」2つの企画を楽しむ気仙沼市での夏
8月を前にして梅雨がやって来たかのように雨が降り続く。雨模様のお陰で、日々頭を悩ませ続けている猛暑の問題は鳴りを潜めているが、雨のせいで活動の選択肢を狭められているため、中々どうしてままならない。
「うみとも展」を通じて海と共に暮らす今、そして未来について考える|リアス・アーク美術館
地方は休日を屋内で過ごせる施設の選択肢が極めて少ないと言われるが、気仙沼市も例外ではない。夏と言えばアウトドアのイメージがある一方で、昨今の夏は外出が生命の危険をもたらしかねない気温である。かと言って冬期は寒く、やはり外出に向かない。昨今の気候は、屋内での娯楽が乏しい地方にとっては、深刻な問題をもたらしているのかもしれない。
そんなことを考えながら、リアス・アーク美術館を訪れた。気温がどうあろうと雨が降る中を散策するのはどのみち厳しい。また、リアス・アーク美術館で行われている「うみとも展」の開催期間が7月28日で終わるため、それまでにひと目見ておきたかったので、ある意味で丁度良かった。
「うみとも展」は、先日スクエアシップで行われた「まちづくりカフェ vol.21 〜若手漁師さんと話そう!〜」に登壇していた漁師の方が主体となって開催された企画である。
東日本大震災による津波の被害を受け、これまで以上に海と共に生きることについて考える必要性が高まっている中、そうした観点も踏まえて考える機会を与えてくれている「うみとも展」は、とても素敵な企画に感じられた。
様々な外部環境が劇的に変化し続けている昨今、長年続けられてきた職業の有り様も変化が求められれてきている。漁師・漁業もその一つに違いない。本企画展は、従来の漁師・漁業の在り方を伝えるだけでなく、次代にバトンを渡すきっかけとしても有意義なもののように思えた。
キッチンスペース夢の舎で穏やかな午後を過ごす
「うみとも展」を観覧した後、リアス・アーク美術館の中にある飲食店「キッチンスペース夢の舎」で休憩した。絶景が見られる店内はとても静かで、読書などをしながら過ごすには丁度良い空間に感じられた。コーヒーとアップルパイを楽しみながら読書を嗜む時間はどこか文化的で、落ち着いた時間を過ごしたくなった際にまた利用したいと思えた。
雨に負けずに開催されたみしおね横丁5周年記念ゲストライブ
この日、みしおね横丁で5周年イベントとしてライブが行われた。生憎の天候ではあったが、テント等を活用する形で開催の運びとなった。
みしおね横丁を訪れたのは数日振りである。鶴亀食堂を訪れて以来だ。なお、みしおね横丁を構成する店舗では、5周年を記念し、期間限定メニューを提供している。鶴亀食堂も同様である。
期間としてそう長くはないため、ぜひこの機会に味わっていただきたい。もっとも筆者は、期間的に味わうのが難しそうなので、複雑な心境である。
雨が降ったり止んだりを繰り返す中、ライブは行われた。ライブを聴きながら、参加者は横に建ち並ぶ店々から酒と食事を取り、食事と歓談を楽しんだ。その様子は、Facebookをぜひ見ていただきたい(都合により最後まで居られなかった)。
夕食は、みしおね横丁の「豚野郎」で豚骨醤油KUROを頂いた。とても濃厚な味わいで塩っ気が丁度良く、締めのラーメンとしても夕食としても好ましい逸品だと感じた。タマネギと紅ショウガのさっぱりした味わいが良いスパイスになっていて、濃厚ではあるもののクドくはない絶妙な食べ心地になっていたように思う。ぜひまた食べたいと思った。
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