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「近い場所に、立ち寄れる場所があればな〜」。

地域に住む、ある高齢者の方の発言である。

私は今、仕事の一環として地域の高齢者の方と
のつながりを深めるため、地域の通いの場作り
の活動に参加している。

月に1回、それぞれの通いの場でお手伝いをし
ている。


1つ目は「青空将棋の場」。
将棋を題材に、地域の方が集まれる場を作って
いる。男性の方が多い。

負けたくない気持ちがすごい笑

私は小さい頃に将棋を経験していた程度なので、
いつも真剣勝負でコテンパンにやられている。
将棋の本を貸してくださったり、かわいがって
くださるのが嬉しい。


2つ目は「まちかど相談所」。
地域の公民館を借りて行っている。
介護についての相談ができる場所だが、集まっ
て、おしゃべりしたり、体操をしたりしている。
毎回10名ほどの地域のお姉さま達が集まる。

化粧バッチリじゃないと正面写真はNG笑

1時間ほど、円になって会話をする。前回のテ
ーマは愛するご主人さんの話。「兄ちゃん、も
っとしっかりせなあかんで〜」と、毎度のよう
にトーク中にイジられて笑っている。


3つ目は、「認知症プロジェクト:畑作業」。
こちらは働く市のプロジェクトメンバーとして
参加している。とある高齢者福祉センターのお
庭を借りて、先月にさつまいもを植えた。今後
は花を植えたり、休憩中に参加者の得意なこと
(趣味など)を披露する場を設ける予定である。
認知症のある方や、認知症サポーターの方など、
立場は関係なく、フラットに参加を促している。

体が自然と覚えている感じがスゴい✨

私は農業経験はないので、いつも師匠達に教え
てもらいながら、楽しんでいる。男女関係なく
楽しめている。


回を重ねるたびに、参加者の笑顔が多くなり、
自主的な動きも増えてきて、通いの場の重要
性を実感している。

通いの場は、屋根のある場所であることが望ま
しく(雨天や暑さ対策)、また少人数でもいい
ので座れる場所があるほうがいい。

地域のどの場所にでもある公民館は、とても良
いスペースだと感じるが、管理の問題などで、
あまり自由に使えないところが多い印象だ。

集まる場所の人間関係の課題もあるが、近場で
歩いていきやすい地域の公民館を、集いの場と
してもっと開放できないものかと思う。(私は
小学校の空き教室やグランド等も狙っているの
だが)

「心をふるわす通いの場」。

高齢者だけではなく、すべての方に必要だと感
じる。

気軽に人とつながり、ともに楽しみ、助け合う
活動の場をもっともっと、作っていきたい。


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