愛笑屋

早口言葉を言う時に集中しすぎて、顔がひょっとこみたいになります(´ਊ `=)ノそんな僕…

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早口言葉を言う時に集中しすぎて、顔がひょっとこみたいになります(´ਊ `=)ノそんな僕は三男坊。

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枕草子をストーリーにして覚えちゃおう!

枕草子をストーリーにして覚えちゃおうということで現代風にアレンジしてみました! それではイメージイラスト共にどうぞ あらすじこの物語は担任の教師である、『橘則光…

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2年前
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まいどバカバカしいショートショートVol.6

「おい妹知っとるか?」 「世間ではあまり家族間で直接の妹のこと妹とは呼ばないけどなに?」 「それはあれや。普段わしが兄貴とか、兄ちゃんとかって名前で呼ばれてへん…

愛笑屋
2年前
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まいどバカバカしいショートショートVol.5

兄妹「おい。妹子よ」 「いもぉとこ、いもこ、どちらにせよ男を連想させるような呼び方はやめて」 「了解した」 「わかればよろしい」 「でな、わしが言いたかったんはサ●…

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2年前

まいどバカバカしいショートショート vol.4

答えない病気「……でわしは一体なんの病気なんや?」 「…………」 医者は黙って首を横に振る 「そ…そない悪いんかいな」  「…………」 わしはかすれた声でさらに問い…

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2年前
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まいどバカバカしいショートショートVol.3

わしは茶器集めを趣味としとる。所謂コレクターちゅうやっちゃな。ほな今日も行きつけの骨董屋に行くで。 「まいど!」 「おーちょうどええとこに来たな」 「おっなんやえ…

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2年前

まいどバカバカしいショートショートvol.2

わしの長編小説も佳境を迎えたで湯治に行こう思てな、ネット使て色々調べとったら、天然温泉が湧き出とるっちゅう秘境を見つけたんや。善は急げなんていう言葉もあるさかい…

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2年前
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現代草子〜冬はつとめて〜完

ピピピピ……… 時間というものはわたしたちの都合など一切考えず、振り子運動のようにただただ一定の周期で流れてゆく。温かな春が訪れたかと思えば、暑さに悶える夏が来…

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2年前
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現代草子#3〜秋は夕暮れ〜

人の体温にほど近い気候の頃を抜け、食や読み物、スポーツに芸術。様々な趣味趣向を楽しめる季節がやってきた。わたしは秋の大会が近くなってきたこともあって毎日夜遅くま…

愛笑屋
2年前
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現代草子#2〜夏は夜〜

木々が翠色に色づく。五月蝿い蝉の鳴き声に負けじと祭囃子が聞こえる。やはり夏の醍醐味といえば夜の祭りだ。わたしの地元では『月の頃はさらなり祭り』という一風変わった…

愛笑屋
2年前
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現代草子〜春はあけぼの〜

わたしは春が好きだ。この暖かな季節がわたしを朝早くに目覚めさせる。 「ん…んーふぁああ」 まだ日も昇りきっていないような早朝。年頃の女子がこんな朝早くから起きて何…

愛笑屋
2年前
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枕草子をストーリーにして覚えちゃおう!

枕草子をストーリーにして覚えちゃおう!

枕草子をストーリーにして覚えちゃおうということで現代風にアレンジしてみました!

それではイメージイラスト共にどうぞ

あらすじこの物語は担任の教師である、『橘則光』に淡い恋心を抱く女子高生『清原凪子』の恋路を描く物語である。

〜春はあけぼの編〜ピピピ……麗かな春の夜明けと共に目を覚ます。意中の先生との登校を楽しむために私は早起きをも厭わない。家を出、学校へ直接行くルートではなく少し遠回りする。

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まいどバカバカしいショートショートVol.6

「おい妹知っとるか?」

「世間ではあまり家族間で直接の妹のこと妹とは呼ばないけどなに?」

「それはあれや。普段わしが兄貴とか、兄ちゃんとかって名前で呼ばれてへんからな、わしだけでも妹のこと妹って呼ばんとフェアちゃうやろ」

「そんで本題はな、山羊は紙食うって言うやろ?あれホンマやねん」

「ほー」

「せやけどな『紙』と『草』どっちか選べれる状況やったらほぼ草食うねんて。やっぱ味を加味した上で

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まいどバカバカしいショートショートVol.5

兄妹「おい。妹子よ」
「いもぉとこ、いもこ、どちらにせよ男を連想させるような呼び方はやめて」
「了解した」
「わかればよろしい」
「でな、わしが言いたかったんはサ●エさんあるやん?それの登場人物のな、髪型シャッフルしても、ほぼ違和感あらへんねん。あー、キャラの書き分けってこないなってたんかーってな。………それに気づけたワシ天才とちゃう?」
「そんなんで天才やったら世の中の人ら全員天才やわ」
「とこ

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まいどバカバカしいショートショート vol.4

答えない病気「……でわしは一体なんの病気なんや?」
「…………」
医者は黙って首を横に振る
「そ…そない悪いんかいな」 
「…………」
わしはかすれた声でさらに問いただすんやけど、医者はなぁんも答えてくれへん。
痺れを切らしたわしは隣にあった看護婦さんに尋ねたんや。
「看護婦さん。わしはなんの病気やねん。ま…まさかガンか!?そうなんか?そうなんやろ!?それでガンがもうえげつないくらい進行しとって余

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まいどバカバカしいショートショートVol.3

わしは茶器集めを趣味としとる。所謂コレクターちゅうやっちゃな。ほな今日も行きつけの骨董屋に行くで。
「まいど!」
「おーちょうどええとこに来たな」
「おっなんやええもんでもあるんかないな………!!」
「そ……それ……!」
「ああこれか?これはあかんで贋作やさけーな」
「壊すんか?」
「せや。贋作なんちゅうもんはこの世にあったらあかんもんや。だからわては贋作を見つけたら壊す。それがわての信念や」

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まいどバカバカしいショートショートvol.2

わしの長編小説も佳境を迎えたで湯治に行こう思てな、ネット使て色々調べとったら、天然温泉が湧き出とるっちゅう秘境を見つけたんや。善は急げなんていう言葉もあるさかいな、わしはもう脱兎の如く準備してその秘境があるっちゅー場所に出かけたんや。実際着いてみたら、まぁ……なんちゅーか普通の河原やん!いやいや!わしが求めてんのは秘境やで秘境!なんやネットの口コミには、そらもう心癒される楽園のような場所。みたいな

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現代草子〜冬はつとめて〜完

現代草子〜冬はつとめて〜完

ピピピピ………
時間というものはわたしたちの都合など一切考えず、振り子運動のようにただただ一定の周期で流れてゆく。温かな春が訪れたかと思えば、暑さに悶える夏が来る。暑さがやわらぎ過ごしやすい秋の季節に風情を感じたかと思えば、極寒の冬がすぐさまやってくる。時の流れは残酷だ。もう少し秋の情緒を楽しませてくれてもいいのに……。まぁ、つまりわたしは冬が苦手なのだ。
窓の外を見やると雪がちらつき霜が降り、街

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現代草子#3〜秋は夕暮れ〜

現代草子#3〜秋は夕暮れ〜

人の体温にほど近い気候の頃を抜け、食や読み物、スポーツに芸術。様々な趣味趣向を楽しめる季節がやってきた。わたしは秋の大会が近くなってきたこともあって毎日夜遅くまで、部活動に励んでいた。
「あー!また失敗!」大会まで日がないわたしは焦燥感にかられていた。
その思いがいけなかったのだろう。汗もろくに拭わず練習に没頭するわたしは、一瞬の気の緩みで手を滑らしてしまった。天を仰ぐわたしに夕暮れの景色が見える

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現代草子#2〜夏は夜〜

現代草子#2〜夏は夜〜

木々が翠色に色づく。五月蝿い蝉の鳴き声に負けじと祭囃子が聞こえる。やはり夏の醍醐味といえば夜の祭りだ。わたしの地元では『月の頃はさらなり祭り』という一風変わった名前の祭りが行われる。この町は漁業が盛んなため、大漁・海上安全を祈願した祭りだ。
毎日の漁が無事に行えているのも、月の影響による潮の満ち引きのおかげだということで、このような感謝祭が行われる。祭りの当日は当然『満月』なのは言うまでもない。満

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現代草子〜春はあけぼの〜

現代草子〜春はあけぼの〜

わたしは春が好きだ。この暖かな季節がわたしを朝早くに目覚めさせる。
「ん…んーふぁああ」
まだ日も昇りきっていないような早朝。年頃の女子がこんな朝早くから起きて何をしようというのか。それは陸上部の朝練だ。
というのは名目上のことで、わたしの目的は別のところにある。それはーーーー
「おはよう清原」
「みっちーおはよう」
「誰がみっちーだ。先生と呼びなさい」
「もーやめてよー前髪乱れちゃったじゃん」

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