愛笑屋

早口言葉を言う時に集中しすぎて、顔がひょっとこみたいになります(´ਊ `=)ノそんな僕…

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早口言葉を言う時に集中しすぎて、顔がひょっとこみたいになります(´ਊ `=)ノそんな僕は三男坊。

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枕草子をストーリーにして覚えちゃおう!

枕草子をストーリーにして覚えちゃおうということで現代風にアレンジしてみました! それではイメージイラスト共にどうぞ あらすじこの物語は担任の教師である、『橘則光』に淡い恋心を抱く女子高生『清原凪子』の恋路を描く物語である。 〜春はあけぼの編〜ピピピ……麗かな春の夜明けと共に目を覚ます。意中の先生との登校を楽しむために私は早起きをも厭わない。家を出、学校へ直接行くルートではなく少し遠回りする。それは担任の先生と偶然を装い一緒に登校するためにだ。無事先生と合流すると、ふと春

    • まいどバカバカしいショートショートVol.6

      「おい妹知っとるか?」 「世間ではあまり家族間で直接の妹のこと妹とは呼ばないけどなに?」 「それはあれや。普段わしが兄貴とか、兄ちゃんとかって名前で呼ばれてへんからな、わしだけでも妹のこと妹って呼ばんとフェアちゃうやろ」 「そんで本題はな、山羊は紙食うって言うやろ?あれホンマやねん」 「ほー」 「せやけどな『紙』と『草』どっちか選べれる状況やったらほぼ草食うねんて。やっぱ味を加味した上での選択なんやろな」 「…………」 その話を妹は堅焼きを噛み締めながら聞いとっ

      • まいどバカバカしいショートショートVol.5

        兄妹「おい。妹子よ」 「いもぉとこ、いもこ、どちらにせよ男を連想させるような呼び方はやめて」 「了解した」 「わかればよろしい」 「でな、わしが言いたかったんはサ●エさんあるやん?それの登場人物のな、髪型シャッフルしても、ほぼ違和感あらへんねん。あー、キャラの書き分けってこないなってたんかーってな。………それに気づけたワシ天才とちゃう?」 「そんなんで天才やったら世の中の人ら全員天才やわ」 「ところでおまえそない前髪いじってどないしてん?」 「別に…兄貴には関係ないでしょ」

        • まいどバカバカしいショートショート vol.4

          答えない病気「……でわしは一体なんの病気なんや?」 「…………」 医者は黙って首を横に振る 「そ…そない悪いんかいな」  「…………」 わしはかすれた声でさらに問いただすんやけど、医者はなぁんも答えてくれへん。 痺れを切らしたわしは隣にあった看護婦さんに尋ねたんや。 「看護婦さん。わしはなんの病気やねん。ま…まさかガンか!?そうなんか?そうなんやろ!?それでガンがもうえげつないくらい進行しとって余命半年とかそんなんになってもうてるんやろ?」 看護婦はニコリと笑ってこう言ってき

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        枕草子をストーリーにして覚えちゃおう!

          まいどバカバカしいショートショートVol.3

          わしは茶器集めを趣味としとる。所謂コレクターちゅうやっちゃな。ほな今日も行きつけの骨董屋に行くで。 「まいど!」 「おーちょうどええとこに来たな」 「おっなんやええもんでもあるんかないな………!!」 「そ……それ……!」 「ああこれか?これはあかんで贋作やさけーな」 「壊すんか?」 「せや。贋作なんちゅうもんはこの世にあったらあかんもんや。だからわては贋作を見つけたら壊す。それがわての信念や」 「どうしても譲ってもらえへんか?」 「なんでや?なんや訳でもあるんかいな?」 「そ

          まいどバカバカしいショートショートVol.3

          まいどバカバカしいショートショートvol.2

          わしの長編小説も佳境を迎えたで湯治に行こう思てな、ネット使て色々調べとったら、天然温泉が湧き出とるっちゅう秘境を見つけたんや。善は急げなんていう言葉もあるさかいな、わしはもう脱兎の如く準備してその秘境があるっちゅー場所に出かけたんや。実際着いてみたら、まぁ……なんちゅーか普通の河原やん!いやいや!わしが求めてんのは秘境やで秘境!なんやネットの口コミには、そらもう心癒される楽園のような場所。みたいなこと書いとったさかい期待に胸膨らますっちゅーもんやんか。せやけどこの現実目の当た

          まいどバカバカしいショートショートvol.2

          現代草子〜冬はつとめて〜完

          ピピピピ……… 時間というものはわたしたちの都合など一切考えず、振り子運動のようにただただ一定の周期で流れてゆく。温かな春が訪れたかと思えば、暑さに悶える夏が来る。暑さがやわらぎ過ごしやすい秋の季節に風情を感じたかと思えば、極寒の冬がすぐさまやってくる。時の流れは残酷だ。もう少し秋の情緒を楽しませてくれてもいいのに……。まぁ、つまりわたしは冬が苦手なのだ。 窓の外を見やると雪がちらつき霜が降り、街路樹を白銀色に染めている。ここらで雪が降るのは珍しいことではないが、毎年この季節

          現代草子〜冬はつとめて〜完

          現代草子#3〜秋は夕暮れ〜

          人の体温にほど近い気候の頃を抜け、食や読み物、スポーツに芸術。様々な趣味趣向を楽しめる季節がやってきた。わたしは秋の大会が近くなってきたこともあって毎日夜遅くまで、部活動に励んでいた。 「あー!また失敗!」大会まで日がないわたしは焦燥感にかられていた。 その思いがいけなかったのだろう。汗もろくに拭わず練習に没頭するわたしは、一瞬の気の緩みで手を滑らしてしまった。天を仰ぐわたしに夕暮れの景色が見える。このままでは頭から地面に落下してしまう。そう思ったわたしは……… そう思ったわ

          現代草子#3〜秋は夕暮れ〜

          現代草子#2〜夏は夜〜

          木々が翠色に色づく。五月蝿い蝉の鳴き声に負けじと祭囃子が聞こえる。やはり夏の醍醐味といえば夜の祭りだ。わたしの地元では『月の頃はさらなり祭り』という一風変わった名前の祭りが行われる。この町は漁業が盛んなため、大漁・海上安全を祈願した祭りだ。 毎日の漁が無事に行えているのも、月の影響による潮の満ち引きのおかげだということで、このような感謝祭が行われる。祭りの当日は当然『満月』なのは言うまでもない。満月を見て干渉に浸っているわたしの隣にいるのは当然先生……ではなく、仲の良いクラス

          現代草子#2〜夏は夜〜

          現代草子〜春はあけぼの〜

          わたしは春が好きだ。この暖かな季節がわたしを朝早くに目覚めさせる。 「ん…んーふぁああ」 まだ日も昇りきっていないような早朝。年頃の女子がこんな朝早くから起きて何をしようというのか。それは陸上部の朝練だ。 というのは名目上のことで、わたしの目的は別のところにある。それはーーーー 「おはよう清原」 「みっちーおはよう」 「誰がみっちーだ。先生と呼びなさい」 「もーやめてよー前髪乱れちゃったじゃん」 「おまえが変な呼び名で呼ぶからだ」 そう言ってわたしの髪の毛をくしゃくしゃする彼

          現代草子〜春はあけぼの〜