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枕草子をストーリーにして覚えちゃおう!

枕草子をストーリーにして覚えちゃおうということで現代風にアレンジしてみました!


それではイメージイラスト共にどうぞ


あらすじ

この物語は担任の教師である、『橘則光』に淡い恋心を抱く女子高生『清原凪子』の恋路を描く物語である。


〜春はあけぼの編〜

ピピピ……麗かな春の夜明けと共に目を覚ます。意中の先生との登校を楽しむために私は早起きをも厭わない。家を出、学校へ直接行くルートではなく少し遠回りする。それは担任の先生と偶然を装い一緒に登校するためにだ。無事先生と合流すると、ふと春風が吹きすさび、タンポポの綿毛が空を舞い徐々に山の稜線を白く染めてゆく。空を見上げると空には赤紫がかった雲が細くたなびいている。その情景に風情を感じる私たちだった。

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〜夏は夜編〜

木々が翠色に色づく頃、五月蝿い蝉の鳴き声に負けじと祭囃子が聞こえる。私は地元の祭りの『月の頃はさらなり祭』と言う、満月に行われる祭りに来ている。その祭りには先生も参加しており、私はこれを機に先生ともっと親密になりたくて、伝統行事である笹舟流しを一緒にするために川へと誘う。川は真っ暗だったが、蛍が多く飛び交っているのに夏の情緒を覚える。
私たちが流した笹舟につがいの蛍が止まり、ほのかに光っている。その情景に夏の趣を感じていると、突然雨が降り出す。周りの人が急いで避難している中、先生がジャケットを被せ肩から柔く抱き寄せてくる。その大胆な行動に私の思考回路はショートしてしまった。ただ一つ考えられるのは……

雨まじ最高


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〜秋は夕暮れ〜編

秋の大会の為、部活に励んでいたわたしはほんの一瞬の気の緩みで大怪我をし、気を失ってしまう。夢の中で少女時代の私と出会う。その少女は寝床へと急いでいるカラスを数えているらしく、私は不可思議なその光景でもその純粋無垢な少女の様子にほっこりする。目が覚め窓越しに外を見やると、雁などが連なって飛んでいるのが見える。するとわたしに何かが覆い被さってくる。

これは先生?先生はわたしのことを心配し、ずっと見守ってくれていたの……?

私が目を覚ますと私の頬に先生の涙が頬に落ちる。

よかった。よかった。

と何度もかけられるその言葉に私も涙を流す。
気づけば日が暮れ虫の音、風の音が奏でるオーケストラに私は生きているんだと実感する。

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〜冬はつとめて編〜

早朝に目が覚め外を見ると雪がちらつき霜が降り、街路樹を白銀色に染めている中、子供達が雪で遊んでいる。その情景に私はなんとも言い難い気持ちになる。今日は休日を利用し、歴史を学ぶべく神社へと向かう。道中雪は止んでいた。神社に着くと早々に神主が火桶を用意し、この寒い朝には火などを急ぎ起こして、炭を持ち各部屋へと渡り歩く姿は大変似つかわしくあると。枕草子の一部を体現し語ってくれる。神社を後にし、成り行きで先生の家へ行くことになったのだが、先生には婚約者がいたことが発覚する。私は悲しみに打ちひしがれながら家に帰り、一晩中泣き明かす。翌日起きた時には昼が過ぎていた。恋い焦がれた熱い気持ちも白い灰がちになっていくのを感じるが、先生のことを人として尊敬していたこともあって、自分も教師になりたいという夢をいつしか持つようになっていた。それを思い出し、いつまでも落ち込んでいるのは良くないと思い未来に向かって歩みを進める。

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枕草子スタンプ作りました↓↓

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よければ見てみてください


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