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ジョン万次郎のしょうもない日記

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フランス生活も干支が帰ってくるほどになってしまった30代、 いろいろこじらせ女子のあてのないつぶやきを綴る記録。 あなたはジョン万次郎を覚えているだろうか? ジョンの適応能力を見…
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2020年4月の記事一覧

体臭と相性と遺伝子的吸引力と

体臭と相性と遺伝子的吸引力と

彼の汗の匂いが臭い。そう思ったことのある人は少なくないと思う。

忘れもしない、学生時代の恋人は、ずっと憧れていた人だった。付き合えることになって天にも登る心地で、幸せだった。それは世に言う一目惚れで、出会った瞬間に恋に落ちていた。要するに外見がとんでもなく好みだったのだ。

長い長い片思いの末にやっと付き合えた彼なのに、汗をかいた彼が私を抱き寄せた瞬間、「クサッ!!!」と一声漏らしてしまった。

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結婚するとかしないとか、出来るとか出来ないとか

結婚するとかしないとか、出来るとか出来ないとか

「なんで、マリちゃんは結婚しないの?」

その日の集まりは既婚者3名、独身2名(わたしとマリちゃん)。久しぶりに会って、みんなが近況を報告しあっているとき、突然結婚したばかりだったケンジがのたまった。私は衝撃を受けた。

年に1度か2度、仕事を通じて会うか会わないかの間柄の集まりだった。私は驚きのあまりツッコミを入れた。「え〜!?なにそれ、どういうこと?若干上から目線じゃない〜?」隠しきれない苛立

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親友の旦那に「うちの妻がいつもお世話になっています」と言われて感じる、そこはかとない寂しさの正体

親友の旦那に「うちの妻がいつもお世話になっています」と言われて感じる、そこはかとない寂しさの正体

10年来の親友A美が結婚した。彼女の歴代の元カレも知っているし、海外生活で苦労するときも、仕事に悩む時も相談し合い、支え合ってきた。元カレは彼女を傷つけるようなことをたくさんしてきたクソ野郎と言いたくなるような奴だったので、真面目そうな人と結婚して本当によかったし、幸せになってほしい。

遡ること数年前、A美とその夫(太郎としよう)がまだ付き合って半年と経たぬ頃、太郎が長期でフランスを離れなければ

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コロナ禍の渦中の人

コロナ禍の渦中の人

世の中はコロナで大変なことになっている。

私が住んでいるここフランスはご存知の通り外出禁止令真っ只中である。

外出禁止令が出てもう1ヶ月経過したのに、死者の数は2万近くなってしまった。

結果が出るまでには時間がかかることも分かっているが、先日の大統領による外出禁止例の延長のスピーチを見た時、ちょっと涙が滲みそうになった。

勘弁してくれよと。仕方ないと分かっていたものの、あと二週間、、、そし

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