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たいせつなことはお店から学んだ

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古着屋を経営しながら学んだいろんなこと。たいせつなマインド。その他いろいろ、時系列に沿わないで書いたノートのまとめです。
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#小売

お店はまだ終わってない

お店はまだ終わってない

先日、実店舗のヴィンテージショップをはじめてもうすぐ一年になるという素敵な女性ショップオーナーさんとお話しする機会があった。

ネットショップからスタートして、谷中にちいさな実店舗をオープンした彼女からはヴィンテージショップの仕事を楽しみながら真剣に取り組んでる様子が伝わってきた。

谷中銀座商店街の古い空き店舗をリノベーションして、小分けにしてシェアするテナント施設の一角に出店されているそう。

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「変化する怖さ」「変化しない怖さ」

「変化する怖さ」「変化しない怖さ」

16歳で古着屋を開業したときはアメリカ古着一択の商品構成だったのが、紆余曲折というか、気の向くままに商品を変えていったらブランド古着に行き着き、買取/販売をするブランド古着の専門店を18年運営しました。

ブランド古着は、幅広いブランドに関する知識、発売年の判別、真贋鑑定力、さらにトレンドや人気の考慮…
インターネット普及以前はこれら全てをバイヤーの「知識・目利き」で判断していました。

新しくで

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心をあたためてくれる消費

心をあたためてくれる消費

1993年にお店を始めて以来、同業他社をライバルとおもったことは一度もありません。
自信があるとかそういうことじゃなくて、
「同じシーンを盛り上げてくれる同志」とおもっていて、「戦って、勝つ」必要性を感じないのです。

しかし2010年代になると戦って勝たなければならない敵があらわれました。

それは
物を持たない・消費をしないことを美徳とする価値観「ミニマリスト」「断捨離」「持たない暮らし」など

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