- 運営しているクリエイター
記事一覧
「ただ行ってみたくて」ポーランド編11
ポーランド旅行記11
「旅に出ると一日が長く感じる。まるで子供の頃に戻ったように」
なんて素敵な街なんだろう。僕は、クラクフの街を歩きながら、あらためてそう思った。
僕らが泊まっているアートメントホテルは、駅からは遠いのだが、五分ほど歩くとすぐに旧市街がある。観光客にはうってつけの場所だ。
通りを路面電車が走って行く。石畳に、古い建物、目に入るのは僕らが想像するヨーロッパの古い街並みその
「ただ行ってみたくて」ポーランド編12
移民を受け入れていない国、ポーランドについて。人手不足?治安は?
ポーランド旅行記12
「あの人、かっこいい!」
妻がウェイターに見とれている。長身、彫りの深い顔、ブルーグレーの瞳、たいていのポーランド人はこの三つを兼ね揃えていた。
美しい女性が多い国だとは聞いていた。それと同じように美しい男性も多い。
妻はメニュー表よりもウェイターの男性の方が気になるようだ。
「それで、何にする?」
「ただ行ってみたくて」ポーランド編13
朝から気分良く散歩ができる。今日もなんだか良いことが起こりそうな予感。そして、それは嘘ではなかった。
ポーランド旅行記13
朝、まだ街が起き出していない時間、窓を開けると、爽やかな風が入ってくる。
もう一度ベッドの上に転がる。窓の外には晴れやかな空が広がっているのが見える。実に穏やかな一日の始まりだ。
となりで妻も目を覚ました。
今日は午後からアウシュビッツへ行く日だった。バス
「ただ行ってみたくて」ポーランド編14
アウシュビッツ①
ついにアウシュビッツへ。楽しみにしてはいけない、初めての負の世界遺産。
飛行機に乗れば酔い、枕が変われば、眠れない、食べなれない物を口にすれば、お腹を壊す。そんな軟弱者だが、知らない場所には行ってみたい。冒険などではない、旅と呼ぶのもおこがましい、理由などない、ただ行ってみたいだけだ。
今回は、馴染みの薄いポーランドへ。美人に浮かれ、ビールを飲みまくり、料理に舌鼓をうち、