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Lomokie Diary🇬🇭 in ガーナ

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JICA海外協力隊の活動記録。私はこの地でLomokie(ロモキエ)として生きています。詳しくはLomokie Diary #3 🇬🇭をごらんください。
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#学校保健

Lomokie Diary #52🇬🇭「笹の葉さらさら🎋」

Lomokie Diary #52🇬🇭「笹の葉さらさら🎋」

7月上旬のガーナは雨季真っ只中。曇り空に風が吹く日は涼しくてとっても快適です。

雨が降るとあちこちに川や水溜まりが出現し、どうやって向こう岸に渡ろうかと毎回頭を捻ります。

もっと立ち幅跳びの練習しとけばよかったなーなどと考えているうちに、だんだんと目の前の川が天の川に見えてきました。

「向こう岸に渡りたいのになかなか渡れないもどかしさ」
まさにこれ。織姫と彦星に思いを馳せます。

笹の葉さら

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Lomokie Diary #51🇬🇭「世界環境デー2024🌍【後編】」

Lomokie Diary #51🇬🇭「世界環境デー2024🌍【後編】」

前回(上の記事)の続きです。
世界環境デーに合わせて、リサイクルやアップサイクルの啓発活動を進めています。

1.子どもたちへの指導職員研修を終えた後、子どもたちへの指導を1クラスずつ実施させてもらうことになりました。(幼稚園児から中学生まで、計17クラス)
ポイ捨てはダメだよ・ごみは分別しようね・リサイクルって知ってる?の3本立てです。

1)発達段階に応じた指導

5歳と15歳に対して、同じ内

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Lomokie Diary #50🇬🇭「世界環境デー2024🌍【前編】」

Lomokie Diary #50🇬🇭「世界環境デー2024🌍【前編】」

世の中には「世界〇〇の日」が溢れていて、ガーナの人たちはそれが大好き。

「世界月経衛生デー」には必ず月経教育をするし、「世界手洗いデー」には必ず手指衛生の指導をします。日本よりも季節の変化が少ないからこそ、こういう機会を大切にしているのかな?と勝手に推測。(日本だったら、夏に熱中症の指導をしたり、冬にインフルエンザの指導をしたりする)

そして毎年6月5日は「世界環境デー」らしいです。ネットサー

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Lomokie Diary #49🇬🇭「アップサイクル工房in首都アクラ」

Lomokie Diary #49🇬🇭「アップサイクル工房in首都アクラ」

↑のとおり、最近の活動のメインはプラスチックごみ(飲み終わったピュアウォーターの袋)のリサイクルです。

集めた袋はどうなるの?ということで、前回のnoteでは、ボノ州の州都スンヤニにあるリサイクル工場を訪問した時のことをお話ししました。

今回は、集めた袋はどうなるの?第2弾。
首都アクラにあるアップサイクル工房を紹介したいと思います。こちらも、リサイクルやプラスチックごみ問題に関心のあるガーナ

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Lomokie Diary #48🇬🇭「リサイクル工場inスンヤニ」

Lomokie Diary #48🇬🇭「リサイクル工場inスンヤニ」

↑のとおり、最近のLomokieは、プラスチックごみ(飲み終わったピュアウォーターの袋)を集めては売って集めては売ってを活動のメインとしています。

その中で子どもたちからよく問われるのが、「集めた袋はどうなるの?」

バイヤーさん(袋を買い取ってくれるマダム)は「リサイクル工場に運ばれてプラスチック製品になるよ」と言うけれど、この目で見ないと子どもたちに正しいことを伝えられません。12を知ってい

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5月28日は世界月経衛生デー。先生方が月経教育を実施するとのことで、違う任地の先輩隊員さんが作成した教材を提案し、使ってもらいました。来年以降の継続性を考えると、現地の人にやってもらうのがいちばん。それに先生方は子どもを惹き付けるのが上手。私は終始写真係に徹しておりました。

Lomokie Diary #47🇬🇭「1年目の活動まとめ」

Lomokie Diary #47🇬🇭「1年目の活動まとめ」

最近、日本の勤務先(県立高校)に向けてこれまでの活動をまとめる機会があったので、noteでも。

1.1年目の活動まとめ少々恥ずかしいですが、百聞は一見にしかずということで。Lomokieが1年目にどんな活動をしていたかを知るには、JICAの公式YouTubeに上がっている動画「JICA海外協力隊活動紹介〜保健医療分野〜」をご覧いただくのがいちばん早いかと。こちらです↓

私の職種は学校保健で、配

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Lomokie Diary #45🇬🇭「出てこない水、入ってこない情報」

Lomokie Diary #45🇬🇭「出てこない水、入ってこない情報」


出てこない水ガーナで暮らす以上、避けられないのが不定期な断水。地方はもちろんのこと、首都アクラのおしゃれなホテルでもたまに起こります。

そして我が任地では現在、かれこれ10日間まともに水が出ていません。学校も、家も。

学校では、容器に貯めていた水道水の蓄えが底をついてしまいました。小中学生はお小遣いから水(500mlで約6円)を買って飲んだり手を洗ったりしていますが、幼稚園クラスでは先生が自

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Lomokie Diary #43🇬🇭「塵が積もって初収入」

Lomokie Diary #43🇬🇭「塵が積もって初収入」

この前の続きです。

私の現在の活動のメインはプラスチックごみのリサイクル。学校保健というより環境教育隊員っぽいことをしています。

ピュアウォーター(ガーナで最も身近な飲み水)の袋を回収して地域のバイヤーさんに売ることで現金収入を得る作戦です。そしてその現金収入は水道料金に充てようとしています。これにより、①学校の環境美化(ポイ捨て防止)・②リサイクル啓発・③水道料金未納による断水の防止を目論ん

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Lomokie Diary #41🇬🇭「国際ボランティアデー2023」

Lomokie Diary #41🇬🇭「国際ボランティアデー2023」

上述の国際ボランティアデーを記念し、11月17日(金)、ガーナの首都アクラ近郊にて学校保健にかんするイベントが行われました。

主催者はKOICA🇰🇷(韓国のJICAみたいな機関)で、参加者はJICA🇯🇵・Peace Corps🇺🇸(米国のJICAみたいな機関)・UNV🌍(国連ボランティア)。JICAからは、保健系隊員を中心に、8名が参加しました。

イベントの内容は"近隣小学校の1

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昨日久しぶりに配属先(教育事務所)に行くと、廊下一面に蚊帳、蚊帳、蚊帳。どうやらアダウェスト郡内のすべての小学2年生および6年生に配布するようです。私の活動拠点校にも届けられました。この前の朝の会で学校保健担当教員からマラリア予防について話があったのはこのためだったのか、と。

Lomokie Diary #33🇬🇭「学校環境衛生フェア2023」

Lomokie Diary #33🇬🇭「学校環境衛生フェア2023」

8月27日(日)、ガーナの首都アクラで行われたイベント(小中学生対象の、学校環境衛生にかんするコンテスト)に出席する機会がありました。

1.コンテスト1)概要

会場となった"National Theatre"(ガーナ国立劇場)は、1992 年に開館した、コンサート・ダンス・演劇・展覧会・イベントのための施設です。
ウェブサイトによると、大ホール・中ホール・小ホールの3つがあり、大ホール(3階席

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Lomokie Diary #23🇬🇭「ベロニカバケツ救出作戦」

Lomokie Diary #23🇬🇭「ベロニカバケツ救出作戦」

こんにちは。Lomokieです。

ガーナにきて3ヶ月が経過し、任地でも私のリアルネーム(ローカルネーム"Lomokie"ではない本名)を知る人が増えてきました。

さて、私の職種は学校保健で、活動拠点校(幼稚園〜中学校の一貫校)で健康教育を実施しようとしています。

今回は、水道設備を整えようとしている近況をお話したいと思います。

第1段階 (ティッピータップを提案?)
活動拠点校の学校保健担

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Lomokie Diary #22🇬🇭「クリーンデー」

Lomokie Diary #22🇬🇭「クリーンデー」

こんにちは。Lomokieです。

今回は、7月6日(木)のお話をします。

この日は朝からお昼過ぎまで、校内の清掃活動が行われていました。
聞くところによると、"学期初めの大掃除がまだ済んでいない"かつ"翌日に偉い人(教会の代表・PTAの代表・郡の教育長ほか)が来校する"ということが理由のようです。後者はたしかに気合い入りますよね。

1.School Environment「学校保健」とひとく

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