「歩く」というのは最高の趣味なのだ♪28
歩数計を活用しよう
都会の道をただ歩いているだけではおもしろくないという人は、歩数計をつけて歩いてみるといい。
住宅街の中をぐるぐる歩いているだけで、おもしろくなくなってしまったという人にも歩数計はお勧めだ。
ベルトにつけたり、腕時計のようになっていたりといろいろなタイプがあるが、要するに一歩歩くたびに歩数が加算され、何歩歩いたかが一目でわかる器械なのだ。
これをつけて歩くと、歩くことそのものが一つの目標になる。
「今日は5000歩歩こう」とか、「もう2000歩歩くと今日のノルマの1万歩が達成できる」というように使う。
これなら住宅街の中をぐるぐる歩いているだけでも、それなりの達成感が得られるはずだ。
歩数計を付けていると、意外に歩いてないということを思い知らされる人が何人もいる。
5000歩ぐらいは歩いているだろうと思っていた人が、3000歩も歩いていなかったとわかり、愕然としてウォーキングを始めたというような例もある。
現状を知って、ウォーキングを始めるきっかけをつくることもある。
毎日の歩行記録を付けている人もいる。
歩数計を付けてみて、あまりに歩いてないことに気がついて、記録を付け始めたようだ。
その方から聞いた話だが、ある元旦、目標として1日1万歩、1年で365万歩を掲げ、最低でもその半分の182万5000歩は歩くと決めた。
1週間毎にその週歩いた歩数を累積して集計していたそうだが、12月になって、1日1万歩はおろか、その半分の5000歩の達成も難しいということがわかってしまった。
ただし、その日から毎日9000歩歩き続ければ、なんとか1日平均5000歩は達成できることが計算で分かったという。
彼は残りの1ヶ月間、毎日9000歩を歩き続け、なんとか最低目標だけは達成したそうだ。
次の年はこれに気を良くし、1日平均5500歩の目標を立てたそうだ。
あまり高い目標とは言えないが、記録を付け続けると、いろいろなことが見えてくるのだ。
・・つづく・・
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【参考書籍】『歩くとなぜいいか』(PHP文庫)大島清著
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