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「歩く」というのは最高の趣味なのだ♪13

歩けば歩くほど「心臓病」から遠ざかる

疾病によるアメリカ人の死亡原因のワースト1は心臓病で、もう何十年も変わらずワースト1の座を占め続けている。

それだけに心臓病の研究も進んでいて、死因でもっとも多い心臓病がなぜ起こるのかが統計で明らかにされている。

ファクターは次の6つがあるとされている。

1 肥満

2 高血圧

3 高脂血症

4 糖尿病

5 喫煙

6 ストレスとクヨクヨする性格

これらのファクターは日本人の心臓病にも当てはまるが、喫煙を除くほとんどのことは「歩くこと」によって解消される。

肥満や糖尿病といった生活習慣病については、後で詳しく書くとして、結論だけ先に言えば、こうした生活習慣病は歩くことによって予防できるのだ。

高血圧と高脂血症はすでに書いた通り、歩くことによって脂肪を燃焼させ、血管年齢を若く保つことで予防できる。

喫煙による心臓病は歩くことでは防ぎようがない。

しかし、タバコを吸わない人はアメリカでも日本でも着実に増えてきている。

統計をとった当時とは環境が変わっており、すでにそれほど大きなファクターになっていないと考えてもいいのではないかと思う。

ここで取り上げたいのは、最後の「ストレスとクヨクヨする性格」だ。

これについても、実は歩くことでかなりの部分が解消されるはずだ。

クヨクヨと悩んだりストレスを溜めたりしてしまう性格の人は、上手なストレスの発散のしかたが見つからない人だと思う。

だからクヨクヨ悩むなというのは無理だ。

それができれば、心臓病を患うほど悩みはしない。

だから、わたしは「せめて歩きながら思い悩んでみたらどうだろう」と言ってみる。

夜ではなくて明るい昼間に、できれば景色のいい所をそぞろに歩く。

こういう所を歩いているうちに、つまらない悩みなどは雲散霧消するはずだ。

それほどうまくいかないにしても、家の中でクヨクヨ悩むよりはよほどいい。

太陽の光や、大きな自然は人を健康にする力を秘めている。

歩いているうちに少しずつ気持ちも晴れてくるはずだ。

歩いていると知らないうちにストレスが解消されるのには、もう一つの理由がある。

それは以前に書いた有酸素運動によって脳に新鮮な空気が送り込まれるからだ。

歩きながらたっぷり取り入れられた酸素は脳に届く。

これによって脳が活性化する。

ストレスなどどこかに吹き飛んでしまうというわけだ。

さて、このアメリカの統計調査では、6つのファクターのうち当てはまるものが1つもない人は心筋梗塞になる確率が10パーセント、1つある人が20パーセント、全部に当てはまる人は心筋梗塞になる可能性が極めて高いとしている。

もしも全部に当てはまったとしたら、とりあえずタバコをやめて歩いてみることだ。

せっせと歩けば、その分だけ確実に心臓病から遠ざかることができるはずなのだ。

・・つづく・・

次の記事 『歩くことは生活習慣病の予防になる』

【参考書籍】『歩くとなぜいいか?』(PHP文庫)大島清著

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