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●家族のこと

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グチャグチャフィクション

心の突っかかりは取れない。

もっと、「大丈夫?」とか「頑張ってね」とか「気づかなくてごめんね」とか、言ってくれること期待してたよ。

結局自分がかわいいんだね。

自分がスッキリすればいいんでしょ。

死ねよ、とか普通に思っちゃうじゃんか。

死のうかな、とか頭の中に浮かんじゃうじゃんか。

楽になりたいな、なんて。

自分のアホヅラにかなしくなるよ。

なんで期待したんだろうな。

別にアドバ

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どっちだよ。

疲れた。

なんか疲れたよ。

何もしてないのに。

バカだなあ。

ひとりになりたいよ。

誰か一緒に居てよ。

ひとりになりたいよ。

誰か大丈夫だよって言って。

ひとりになりたいよ。

誰か背中をさすってよ。

ひとりにさせてよ。

数分前の笑い声はどこへ

本心から笑ってる。

本当に。

面白いから、楽しいから、笑ってる。

でも、隣で一緒にテレビを見ていた妹が、隣にいたパパが、その部屋を出た瞬間に、全表情筋が一気に休憩に入る。

このときに、今鏡を見たら自分にかなしくなるだろうな、なんて思う。

笑ってたよな、私。

って、自分に確認する。

うん、笑ってたよ。

番組が面白くて、笑ってたし、なんか幸せを感じたりなんかもして、笑ってた。

終始、

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おやと、こども

叫びたい。

殴りたい。

壊したい。

10時にはベットに入って、12時頃やっと眠たくなって電気を消した。

でも眠れなくて。スマホを見たら2時になるところで。

結局今もこうやってスマホの画面と向き合ってる。

もう4時過ぎだ。天気予報見たら日の出が4時40分くらいだったから、見ようかな、なんて。

自分でもストレスが溜まってるって分かってるんだ。けど、このご時世で、きょうだいも親も、家にいる

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●○


褒めてほしかった。
点数や足の速さ以外のことを褒めてほしかった。
偉いって言ってほしかった。
あんなに大きな声で怒らないでほしかった。
小さかった頃の私にも笑顔を見せてほしかった。
小さかった頃の私と話すときに他のきょうだいみたいに楽しそうな顔をしてほしかった。嘘でもいいから興味のあるふりをしてほしかった。
大丈夫じゃない私に気づいてほしかった。
強くないのに強いふりをしていた私に気づいてほし

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あの子がほしかったハグ

小さい頃、ずっと寂しかった人。

小さかったあの子は、親の愛が欲しくて欲しくて、たまらなかったみたいだ。
ある程度成長してから、そう感じていたことに気づく。

まさか自分が、寂しい、と思ってるなんて子どもの頃は分からなくて。
分からなかったのかな、分かりたくなかったのかな。

褒めてなんて言えるわけなくて、自分からハグをしに行けるわけもなくて。

親の愛が、親が子どもに無償でくれるはずの「大好き」

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