マガジンのカバー画像

新型知財戦略

49
運営しているクリエイター

#医薬

モダリティ多様化時代の医薬品知財戦略~抗体医薬、ペプチド医薬、核酸医薬、再生医療、デジタルヘルス製品…次々現れる治療・予防モダリティーシフト・拡大の中で医薬・ヘルスケア分野の知財戦略はどうあるべきかを考える~

COVID-19がなかなか終息を見せないが、この1,2年でワクチンが普及し、新規治療薬が日常に出回るようになった。医薬・医療技術産業分野ではこのところ、治療・予防モダリティシフト・多様化の時代を迎え、医薬品の開発のやり方が変わったことが実証されたともいえます。21世紀に入り、低分子一辺倒の時代から、抗体医薬、ペプチド医薬、核酸医薬、再生医療と次々異なる形態の治療・予防手段が現れ、それに伴い知財戦略

もっとみる

TRIPS WAIVER

Reto M. Hilty et al, Covid 19 and the Role of Intellectual Property: Position Statement of the Max Planck Institute for Innovation and Competition https://www.ip.mpg.de/en/nc/research/research-news/co

もっとみる

日仏のワクチン開発の相違

慶応大岡野先生の講演を聞いていたら、日仏のワクチン開発の相違を語っていた。日本は、一例でも有害事象が出るとストップする。フランスは、有害事象について、統計学的処理を行い、利益衡量をする。これだとワクチン開発は日本ではできないことになる。日本人はどうしても統計学的な話に弱い。ここをどうにかしないと発展しない。

ところで、ワクチンについて製薬会社にお金を出してもらうという話が出てきた。日本ではもうか

もっとみる