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会社に籍を置きながら、上司や所属部署、会社などを批判する社員はどこの会社にもいるかと思います。批評家気取りの人。誰かがやったこと、言ったことに対して評論する。

会社を批判することはとても簡単です。経営者にも、上司にも、揚げ足をとるポイントはたくさんあるでしょうし、完璧な会社はありません。新たな取り組みや新規事業、今までとは違ったやり方を試みる、変化を加えることは、会社を存続していくために取り組んでいかなければ、会社は衰退していきます。

ネガティブ発言は周囲に伝染しますし、新たに挑戦しようとしている人の足かせにもなる危険性があります。

こういう人たちはなぜ批判をするのでしょうか?

 

【本当は認めてほしいから】

会社や所属部署、上司や先輩たちを批判するのは、自分を認めてほしいからです。

他の社員よりも、会社や上司のことを機にかけている証拠です。出世に興味がない、現状維持でいいなどと言っても、本心ではない可能性が高い。

 会社や上司のことを本当に意識していない人は、あえて批判などしない。そもそも興味がないからそんな話をしません。早々に辞めて転職するか、新しいビジネスを始めたりします。

 

【平気で裏切る】

他の社員よりも、会社や上司、先輩たちを強く批判する人は人一倍会社への思いが強い傾向にあります。

常に「上司からよく思われたい、高く評価されたい」と願っている。上司の顔色をいつもうかがっています。ところがいつまでも認められない。他の人が評価を挙げたり、昇進したりすると批判はエスカレートしていきます。

こういう人の前で同じように批判を口にしてはなりません。その批判を上司などに告げ口したりします。人から信頼されない言動が自分の評価が上がらない原因だということが分かっていないのです。

 


【自信がない】

上司や会社を批判するのは、自信がない証拠です。

経験・実績が乏しく非力なのです。弱いからこそ、予防線を張るため批判を繰り返す。

上司や会社に不満があるのなら直接言えばよいのです。不満を解決する案を出し、自分で実行しなければなりません。それができない、現状に不満があるのにそれを解消し、よりよい方向へもっていく力はないのです。

自信がある人なら不満のある会社に残らない。ましてや、嫌な上司の元働かない。



【自分から行動したことがない】

自分から行動を起こすことができない人は、失敗をしません。人から言われたことを言われた通りにするので失敗やミスの可能性が低いです。しかし、会社は日々挑戦と成長を繰り返していかなければ存続できません。そのなかで、一つのプロジェクトの失敗を棚に上げ、批判をする。経験がないから、はたで動いているプロジェクトの失敗を批判します。経験がある人は、業務遂行の難しさや失敗に対する許容範囲が広く批判などをしません。

 

【世間を知らない】

批判を繰り返す人は、20代~30代の年齢層の方が多いです。

社会の仕組み、構造がまだしっかり分かっておらず、社会がどのように回っているのかを客観的にみることができず、会社に正解を求めているのです。

自分の業務のことだけをしっかりこなしているだけで自分は優秀だと勘違いしてしまっています。

また、事務職の方も批判する人が多いのは世間を肌で感じていないために批判を繰り返してしまいます。

 

上司・会社を批判することは、自分に能力・スキルがないと周りに宣言しているのと同じ行為です。もし、ご自身でつい口にしてしまっている方がいれば辞めるように心がけましょう。

ビジネスの社会はポジティブ精神が大切だと言われるのは、新しい仕事誰に頼むかとなった時、明るく前向きな姿勢の人と暗く批判的な言葉ばかり発する人とどちらにお願いしたいかと考えたとき、前者の人と共に仕事をしたいと思うのは当然だと思います。

批判する前に自分自身が取り組まなければならないことはたくさんあるはずです。業務に関する知識・力をつけるや他にどういった方法があるか考える、または社内・社外の人から新たに情報を仕入れ、活用できないか調整するなどなど仕事の内容によって様々な手段・方法があるかと思います。会社から言われたことをチキンとできるのは、今後AIが発展していけば要らなくなります。(AIは批判や愚痴を言いませんし、人間より正確です。)

AI時代になっていくことも視野に入れ、今後人間に求められる仕事は何か考え、徐々にシフトチェンジしていかなければなりません。