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現時代の価値観

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科学と資本主義と民主主義が作り上げた価値観のなかで生きているが、それらは役目を終えてしまっているのではないだろうか。
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#新しい価値観

企業というプラットフォームが社会の形を作るとき

大企業に代わって個人が色々なものを提供するようになった。

Uberがタクシーに代わり、Airbnbがホテルに代わり、ハンドメイド作家が物を売るようになった。

これからは、個人が気が向いたときにだけ出す喫茶店やレストランなんかも出てくるだろう。

その一方で、国よりも権力を持つ企業も多くなってきた。

これからの社会はどうなるのだろう。

プラットフォームとしての企業が世の中の仕組みを作り、

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(貴金属の)金の暴落が起こるんじゃないか

貴金属の金は人を魅了するという普遍的価値がある。

と思われてきた。が、金ぴかのもの、いる?

金ぴかのものに囲まれて生活したくないし、金ぴかのものってダサい。
色んな電化製品の部品として必要かもしれないけど、代替できるものもある気がする。

今、世界の貨幣は、金の価値をベースにしているが、それって怪しくないですか。という話。

金なんか誰も欲しくなくない?

例えば、ドイツ国債と日本国債がデフォ

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同族意識の薄れが民主主義を終わらせる

民主主義の崩壊は、インターネットによる、同族意識の薄れが原因なんじゃないかと思う。

日本は比較的同一部族で構成されている。
その仮想同一部族の集団としての国への愛国心が低下している。

本来であれば、誰よりも日本人に幸せになってほしいと願う人の集まりが日本人だった。だが、今、日本人は他の日本人に幸せになって欲しいと思っているだろうか。

ここ10年ぐらいで、他国の人に対する感覚を、インターネット

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世の中は豊かになっているが幸せは相対的だ

昔に比べて幸せな世の中ではなくなったと言われているが、豊かさは格段に上がっている。

スマホで乗り換えも道順もわかるようになったし、
kindleがあれば重たい本を持ち歩かなくていいし、
昔の友人ともfacebookで連絡が取れるようになった。

経済的にもバブル期よりGDPが高いらしいが、文化的にも、生活の便利さも、格段によくなっていると思う。

でも、幸せでない気がするのは、幸せは相対的だから

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仕事を頑張った先に何があるのか

今、社会や生活をよくしているという実感を持って仕事をしている人はどれだけいるだろうか。

シャンプーの開発をしている人は、どうすれば世の中に貢献できるのだろうか。個人的には、LUXだろうが、Super MILDだろうが、本当にシャンプーなんて何でもいい。

車の営業をしている人は、どうすれば世の中に貢献できるのだろうか。今以上の機能なんて車にいらない。というか、都会で生活するために車なんて必要ない

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貨幣経済から評価経済に変わるとき

お金自体に価値はない。ただのきれいに印刷してある紙だ。
でも、みんなが価値があると思っているから、色んなものとの交換に使われる。

もし、世界同時債券安のように、お金の価値の概念が変わるぐらいの出来事が起こったとする。そうすると、お金に価値がなくなるかもしれない。

その、お金の価値が怪しくなった時に、貨幣経済から評価経済に変わるのではないかと思っている。

その人を必要とする人の数が、絶対的なそ

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国債暴落は評価経済社会を開始させる

お金の価値が暴落したら、国債が下がり銀行がつぶれ預金がなくなり円安になって、国外から輸入するものが高くなる。

お金(預金)がなくなってしまって、お金に対する信用がなくなり、お金を貯めるモチベーションがなくなり、お金を積まれても売りたくない人には売らない世の中になってしまうとしよう。

大企業もどんどんつぶれ、企業のために働く、安定のために企業に奉仕するモチベーションもなくなり、それより、誰かのた

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評価経済社会

昔は、食べ物を得ることが重要だった。
でも、お金があれば食べ物にも困らなくなった。
だから、お金を得ることが重要になった。

でも、これからの社会は、○○があれば、お金にも困らなくなるという、
お金のひとつ上位の概念がうまれると思う。

○○は何だろうか。
よく言われるのは、"評価"。

"評価"とは具体的には何のことかよくわからないが、noteのフォロワー数はそのひとつの形だと思う。

なぜ、お

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リセットボタンを探す破壊思想

資本主義も民主主義も、強者が強者であり続けるように、仕組みが作られていて、その仕組みはその制度の中では変えれないようになっている。

例えば、大企業がロビー活動をして優遇税制を作ったとしても、それは民主主義で選ばれた人が作っている。

お金のない人は、ロビー活動にも加われないし、自分たちに都合のいい代議員を選ぶこともできない。

未来のために原発をなくしたいと思っても、大企業のコストをあげてしまう

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科学と仕事と豊かさの話

今までは、科学が仕事を作ってきた。小さいラジオを作る技術を開発したとか、大量生産するための機械技術とか、エアコンの技術とか、テレビの技術とか。

そうやって、組み立てる人とか、新しい製品を考える人とか、開発する人とか、たくさんの人の仕事を作ってきた。

でも、科学が生み出せる能力はあまりにも伸びしろが少なくなってしまった。技術的にすごいもの、機能的にすごいものは、もうすでに必要なレベルに達している

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お金で買う尊厳

ひとは、お金で尊厳を買っていた。
昔は、お金がないと、尊厳を保てなかった。

お金がないと、食べる物を乞わないといけない。
お金がないと、みすぼらしい服を着ないといけない。
お金がないと、人を呼ぶことができない貧相な家に住まないといけない。
お金がないと、嫁をもらうことができなかった。

それが、近い過去まで、続いていた。

お金がないて、外食できなかった。
お金がなくて、ヨレヨレのスーツを着てい

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どこまでを同族だと考えるか

あなたが幸せにしたいと思う同族とは、どこまでの人だろうか。家族なのか友達なのか日本人なのか世界中の人なのか。

私は、自分が少しでも犠牲を払わなくちゃいけないのなら、少なくとも会ったことのない人は助けられない。

フランス人がテロで殺されるのは心が痛むが、シリアの人がテロで死んだとしても、ニュースとしかとらえられない。

日本人がテロリストに捕まった映像をアニメ風の絵にした人は、不謹慎だ。フランス

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生物としての目的

人としての大きな目的は、人類の発展に寄与すること。

昔は、生きることが人類の発展への寄与だったから、どうやったら生き残れるか、どうやったら人間がこれからも種として生きていくのに最適な社会を作れるかを悩み、実現させてきた。

そのツールが、資本主義と、民主主義と、科学。
そして、その目的は達成された。人間が生き残っていける社会ができた。

そこで、2つの問題が生まれた。

ひとつは、人類の発展への

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民主主義という病

民主主義という病を患っている。

民主主義は誰もが幸せになれる社会を作るための仕組みではなくて、みんなが納得できるやり方で決めようと言っているだけでしかない。王様や権力者に決められてしまうのではなくて。

もともと、不条理に殺されないといけなかったり、不条理に差別されたりしていた暮らしから、最低限の生活と自由を民衆に与えるために生まれたものであって、声の大きい一部の人が嫌だと思うことを解決するため

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