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カヨノ ミオ(kayono)
2020年8月1日 05:21
女だらけの閉鎖病棟。少しづつ戻ってきた。女子が綺麗になる感覚。私を支配し見張っていたのは、鏡の中の何者か。そいつは時々私に命令をする。統合失調症の陽性症状による幻覚や妄想は、とてもわかりやすい。現実にはないもの。それらがまるで本当にあるかのように、見えたり聞こえたりする。何かに怯えたり、何かと会話をしたり、それに従うことも、それから逃れることも、その様な行動は、明
2020年7月16日 15:25
人生初の入院。それが、精神科病院だなんて。ちっとも想像していなかった。 4人部屋。カーテンで仕切られた、私だけの空間。私が入院することになった精神科病院は、少し前に建て替えを済ませたばかりのようでした。他の病院と何ら変わりのない外観。広々と、新しい匂いのするロビー。一見すると、精神科病院だとは誰も気付きそうにない。そんな、印象を受けました。病室にある全てのベッドが窓に
2020年7月10日 17:02
今まで、よくも平気でいたものだ。こんなにも、騒々しく息苦しいところに。入院は、急性期症状の改善を目的として。最低でも3ヶ月、長ければそれ以上。私の入院に関して。「娘さんは、しっかりしている。 十分に、回復が望めるでしょう。」担当医師は、こう話していたそうです。私が母と、この精神科病院へ来たのは、確か。つい先日、30歳の誕生日を迎えたばかりの日で。暑くもなく。寒くもな
2020年7月7日 11:08
寛解は限りなく回復に近づくもの。例えば、私の場合はこんな感じ。統合失調症には、「完治」という概念がない。だけど、それは絶望的という意味ではありません。自分の病気について。私が、きちんと理解できるようになるまでには、少し時間がかかりました。精神科病院に入院することになった私は、しばらく保護室で過ごしていました。ここは、とても不思議な空間で、その時の感覚は今でもよく記憶しています。