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独学で一級建築士合格の手引き~製図試験編~

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一級建築士試験を独学で頑張るあなたへ。きっと役に立つ手引書です! これを見て合格へ一歩近づいてください!
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#資格試験

製図試験を来年受ける予定の方へ。

製図試験を来年受ける予定の方へ。

令和二年建築士法の改正により受験資格・試験要領が変更され、学科試験に合格した年を含め5年間の間に任意の年に3回製図試験を受けることが可能になりました。これにより仕事で受けられない人が来年に製図試験を繰り越せるということが可能となりました。

ということで来年に製図試験を持ち越した方に今から勉強すべき事を書いていきたいと思います。

1.製図試験過去問を解くまずは過去問を解かなくてはいけません。大学

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製図試験が終わりましたね。~最後にやってほしいこと~

製図試験が終わりましたね。~最後にやってほしいこと~

2週間前に一級建築士製図試験が終わりましたね。

悲喜こもごも、いろいろな感情が入り混じっていると思います。
悔しかった人、意外とできた人、ちょっとだけ自信がある人、もう来年に気持ちが向かっている人。

今日はそんな人達みなさんに一つだけやって欲しい事を書いておきます。

本試験の復元図を描いてください。ただこれだけです。
上手く行かなくて苦しいかもしれません。もう本試験のことは思い出したくもない

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一級建築士製図試験まであと一週間 ~今からやること・やってはいけないこと~

一級建築士製図試験まであと一週間 ~今からやること・やってはいけないこと~

今年度の一級建築士製図試験まであと一週間となりました。
皆さん、不安な時間を過ごしていると思います。

ちょっと自信がない部分もあるし、エスキス・作図も不安。
でももう時間がない。焦る。

大抵の人はそう思うはずです。
でもあと一週間。慌てていてもはじまりません。

じゃあどう一週間を過ごすのか。
今回はその一週間でやるべき事とやってはいけない事を書いていきますので落ち着いて、でもしっかり緊張して

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製図試験を振り返る~来年への道~

久しぶりの投稿になってしまいました。
今年度は残すところ、2月に予定されている合格発表のみとなりました。

10月13日の台風で延期になり12月まで頑張った受験生のみなさん本当にお疲れさまでした。

それでは10月13日に行われた今年の製図試験を振り返りたいと思います。
標準回答例はもうダウンロードしましたか?まずは建築技術普及センターのHPからダウンロードしてからこの投稿を見てください。
今年は

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一週間後の再試験について。~最善だけ尽くす~

一週間後の12/8には製図再試験が迫っています。
今週一週間は試験の当日のスケジュールで生活し、リズムを整え試験中に眠くならないよう集中力が保てるように準備して行きましょう。

さて今回は再試験への臨み方を書いていきたいと思います。
試験前最後の投稿になると思いますのでぜひご一読していただければと思います。

1.試験日のイメトレをして緊張を和らげる緊張しすぎる人は必ず当日の流れを具体的にイメージ

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再試験までの復習~構造・法規編~

前回、設備編を書いたので今回は構造と法規編です。
構造と法規は苦手な方はあまりいないと思いますが、(学科でも十分やってきている分野ですし、なおかつイメージしやすいため)ここも理解なしには図面と計画の不整合や矛盾が生じる部分ですので復習してきましょう!

1.構造はフレームで考える突飛な事をしない限りは成立することができるので、構造が苦手な人は少ないように感じます。

しかし時たまこれは成立しないと

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再試験への復習 ~設備編~

一級建築士製図再試験まであと1ヶ月になりました。徐々にペースとモチベーションを上げていきましょう!

さて今回はフォロワーさんの質問から設備に関してどう復習するべきかという点について書いていこうと思います。

1.設備がわからない人の特徴
設備がわからないと言う人には次のような特徴があります。
①設備の画像がイメージできていない
②テキストの文章だけで理解しようとしている
③製図問題回答例で設備部

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続ける意味。

この一級建築士試験に関するnoteを初めて早一年と半分。最初の一年はガッツリ書き込んで、あとは一週間に一回程度の更新で必要なくなったらフェードアウトしようかと思っていたのですがフォローしてくれる方もいて、続けていくことにしました。

フォロワーさんの数は多くないですが、その方達の中から一人でも一級建築士が誕生すればこのnoteを書く時間に対する費用対効果(経済効果)はかなり大きいものなのではないで

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あと少しで製図本試験!

製図本試験まで残すところあと数日となりました。台風が少し心配ですが、それは心配してもしょうがないことなので、とりあえずは準備に専念しましょう。

さて今日は本試験までの過ごし方や本試験についての心構えなどをテーマに書いていきたいと思います。

1.新しい事はしない。それと。もう新しい知識を入れたり、エスキスのやり方を変えたりするのは辞めましょう!絶対してはいけません!

なぜか。それは付け焼き刃は

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作図よりエスキス。初年度の人は特に。

作図の時間が短縮しないで悩んでいる人へ。

これだけは覚えておいてください。

試験も2周間をきったこの時期、作図練習よりエスキスの勉強が重要です。

それではなぜ作図よりもエスキスが重要なのか書いていきます。

1.エスキスができていれば図面は早くなる。よく出来ているエスキスは見ればすぐに分かります。

・ホールがしっかり取れていて、廊下が屈曲していない。
・諸室が整形になっている。
・利用者部

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今年の課題分析「美術館の分館」

今年の一級建築士試験 製図課題は「美術館の分館」

まだ詳しく確認していない方はこちらをすぐにチェック!
→建築技術教育普及センター

それでは今年の課題を分析していきましょう。

ツイッターなどでは「もはや地域コミュニティ施設!」とか言われています。地域のための部分が強くなることは課題発表の中の 注1)からも明白です。

注1)
既存の美術館(本館)の隣地に、美術、工芸等の教育・普及活動として、

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去年の分析~製図試験について~

かなり遅れましたが、昨年に行われた一級建築士製図試験の考察を書いていきたいと思います。
あらかじめ断っておきますが、30枚程度の合格不合格図面から得られた考察ですので個人的な偏りがあるかもしれませんがご了承ください。
あくまでも私個人が感じたことをまとめていきます。

今日の内容
・製図試験全体を振り返って
・合格不合格の分かれ目
・入り口はどっちだ
・プール、コンセプトルーム、多目的室は飾り

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