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現役講師が介護業界を変える!誰も知らないプロの介護リフォーム

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“命を守る”工事。これこそが福祉介護リフォームです。
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#手すり

トイレの手すり【TOTO 手すり+紙巻器一体型】

トイレの手すり【TOTO 手すり+紙巻器一体型】

この、時々利用者からの取り付け希望のある「手すり+紙巻器一体型」の商品ですが、介護保険の住宅改修適用ということをご存知でしょうか?(細かい取り決めは行政へ確認してください)

ただし、重要な注意点もあります。

それは、この「手すり」と「紙巻器」の一体となっている商品代全てを見てくれる訳ではありません。

利用者さんに、

「この商品、介護保険の制度で付けれますよ〜」

と、伝え事前申請時点で役所

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認知症対応ちょっこっと改修【トイレに怖くて入れない編】

認知症対応ちょっこっと改修【トイレに怖くて入れない編】

認知症の利用者に対する改修を行う際のちょっこっとした目線を何回かに分けてお伝え出来ればと思います。

必見です!!

▫️▫️▫️▫️▫️

認知症の利用者さんに対して、

バリデーションも大事。

ユマニチュードも大事。

薬の知識も大事。

でも、

「今居る住環境」も本当に大事。

だってみんなもそうでしょ?

それって、認知症になっても変わらない。

今からもっと、病院から地域に帰らされ、

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壁を「持つ」ことは出来るのか。

壁を「持つ」ことは出来るのか。



カッコよく決めてるこの人も、

壁に手を付いている外人さんも、

壁ドンしてるこのスカした人も、

果たして、壁を「持って」いるのか?

ほんと、高齢者やその家族からは、

「壁持って歩いているから大丈夫大丈夫」

と、良く聞く。

頭がハッキリしていて、明るい場所で、意識的に気を付けながら歩行しているなら、その壁を支えながらの歩行で転倒をする可能性は低いかもしれません。

しかし、夜間や早朝

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住宅改修を知るには✕解体

住宅改修を知るには✕解体

全国の福祉用具専門相談員の大半は、住宅改修に対して“弱い”人が多くはないでしょうか?

介護業界の中で、唯一、福祉用具専門相談員だけが、別の業界の事を知っていないといけない立場だと思います。

その別の業界とは、「建築」です。

利用者の生活を安全にするためには、福祉用具だけでは無理で、やはり、手すり取り付け、敷居撤去、浴室取り替え、便器取り替えなど、建築分野が絡んできます。

では、何故“弱い”

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住宅改修に強い福祉用具専門相談員はレア

住宅改修に強い福祉用具専門相談員はレア

住宅改修は、どうしても苦手。

って、福祉用具専門相談員は多いのではないでしょうか?!

何故かと考えると、やはり、業種が違うからではないでしょうか?

福祉用具や購入だけであれば、カタログがあるし、説明書もある、そして、“そのモノ”があるため、覚えやすいですし、福祉用具貸与事業所からすると、やはり、レンタルを主に考えているため、勉強会などに力を入れる。

外に目を向けても、展示会や新商品発表会と

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感じていたこと。

感じていたこと。

やはり、介護保険の住宅改修は“特殊”ということ。

昔、ヘルパーを経験してからケアマネジャーになった、同じ会社のケアマネさんが言っていた。

「昔、私はヘルパーをしていたから、ケアマネになってからも、ヘルパーのことが分かるから、少しでも違えば注意をしてたのよ。」

「でも、アカンねんな。サ責がいるのに、それを通り越して直接言ったらね。」

「やから、結構あの時は嫌われていたかも知れないね。」

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家屋評価✖️介護と医療(リハ)の壁

家屋評価✖️介護と医療(リハ)の壁

今日は、福祉用具専門相談員指定講習会で、「住環境と福祉用具」の課目をお話しさせて頂きました。

二時間の授業後、一人の女性受講生Sさんから質問があり、

「先生、今ちょうど滋賀県に住む父が入院していて、この前自宅に理学療法士の人と父が一時帰宅をして、現状の家の様子を見にきたんですよ」

よくよく聞くと、この一時帰宅は、これからのリハビリの方向性を決めるため、現状の家屋状況を確認する一時帰宅だったそ

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手すりは身体の動く方向に(奥義其の一)

手すりは身体の動く方向に(奥義其の一)

この手すり何故横に取り付けたか分かりますか?

手すりは、身体が動く方向に取り付けるからです。

どういうことかと言うと、例えば、廊下の手すりは、

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