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認知症対応ちょっこっと改修【トイレに怖くて入れない編】

認知症の利用者に対する改修を行う際のちょっこっとした目線を何回かに分けてお伝え出来ればと思います。


必見です!!

▫️▫️▫️▫️▫️

認知症の利用者さんに対して、

バリデーションも大事。

ユマニチュードも大事。

薬の知識も大事。

でも、


「今居る住環境」も本当に大事。

だってみんなもそうでしょ?

それって、認知症になっても変わらない。

今からもっと、病院から地域に帰らされ、在宅での介護がどんどん増えてきます。

ということは、利用者本人だけではなく、介護者にとっても介護の負担が軽減するような環境が必須になってきます。

それは、介護施設でも同じで、その目線が無ければ、いつまで経ってもヒヤリハットやアクシデントは無くなりません。

私は、ヒヤリハットやアクシデントは、「ICFの環境因子によって引き起こされる」


と思っています。

それほど大事なのに、認知症の対応ばかりに目がいってしまう。


そこに、一石を投じたいと思います。


そして、そんな想いで改修工事をこれからも見ていきたいって思います。

前振りが長くなりましたが、そんな想いの元、認知症の方へのちょこっと改修、読んで頂ければと思います(´▽`)


【トイレに怖くて踏み入ることが出来ない】


トイレの前まで来たけれど、扉を開けた瞬間に、トイレに入る事が出来ずに、トイレの前で排泄をしてしまった。


こんな事って、在宅、施設内で経験ありませんか?


家族からすると、

「何でトイレまで行ったのに中でしないのよ!もうっ!٩(๑`^´๑)۶」


ってなっちゃいますよね。


多分利用者は、トイレの前までは来れていると言うことは、トイレの場所は認識していますし、扉を開ける動作も出来る。


「でも、中には入れなかった」


のです。


と、なると、考えられることは、扉を開けた“景色”に違和感や恐怖感があったのではないか?!

そこを、考えられる「もしかしたら」という、目線、思考。



もしかしたら、トイレが、

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こんな感じだったかも。



「ん?!別に普通のよく見るトイレやん!」

って思いましたよね??


しかし、一つの目線としては、

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