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スピッツ

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スピッツの好きな曲について、どれだけ好きなのかを語るだけ
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#アルバム

スピッツ「こんにちは」 心に生えた足でどこまでも 歩いていけるんだと気がついて

スピッツ「こんにちは」 心に生えた足でどこまでも 歩いていけるんだと気がついて

アルバム「醒めない」(2016年7月27日リリース)の最後14曲目に鎮座する曲。

わずか2分20秒しかありませんが、ロックテイスト強めで、最後は前を向いて歩いていくという宣言をしているように感じるこの曲がとても大好きです。最近、今さらアルバム「醒めない」の良さを再認識し、聴きまくっているのです。

誰かに再会できた喜びを歌っている。誰に会えたんだろう?
スピッツにとっての「こんにちは」と言えば、

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スピッツ「恋のうた」 昨日よりも明日よりも 今の君が恋しいから

スピッツ「恋のうた」 昨日よりも明日よりも 今の君が恋しいから

ああ、スピッツ初期の歌なんだろうなあ・・・という感じがしますね。
表現がものすごくストレートです。今の草野さんの歌詞とは隔絶の感があります。

ただ、こちらも好きなんですけどね。

「恋の歌」は、アルバム「名前をつけてやる」(1991年11月25日リリース)の10曲目。このころ、私はスピッツの存在さえも知らなかったなあ。1991年と言えば、大学1年か。この頃のスピッツの楽曲と出会えるほどの音楽好き

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スピッツ「楓」 さよなら 君の声を 抱いて歩いていく

スピッツ「楓」 さよなら 君の声を 抱いて歩いていく

1998年3月25日にリリースされたアルバム「フェイクファー」の6曲目。
アルバムからシングルカットされる形で、98年7月7日に「楓」と「スピカ」が発売された。近年は、先にシングルがいくつか発売され、曲が溜まってくるとアルバムにまとめるという流れが主流だよね。
当時は先に「アルバム」、そこからシングルカットされるのが主流だった。このあたりも、ネットの普及なんかが影響しているような気がするなあ。

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スピッツ「ホタル」 正しいものはこれじゃなくても 忘れたくない

スピッツ「ホタル」 正しいものはこれじゃなくても 忘れたくない

アルバム「ハヤブサ」(2000年7月26日リリース)の10曲目。

このアルバムはとても好きなアルバムだけど、スカッと明るい曲は皆無。そこがとてもいいんだけどね。
この曲「ホタル」もアルバム最終盤にある「ジュテーム?」と同じく、不倫なのか、浮気なのか、許されぬ恋に戸惑いながら進んでいく様子をつづっているように感じます。

この歌詞の曲名に「ホタル」と付けるセンスも、心が震えるほど素敵です。

きれ

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スピッツ「自転車」 望まないことばかり 起こるこの頃

スピッツ「自転車」 望まないことばかり 起こるこの頃

アルバム「スーベニア」(2005年1月リリース)の10曲目。
名曲ひしめくこのアルバムの中では、もしかしたら目立たない1曲かもしれないけど、この曲が本当に大好きだ。
会社のパソコンのスクリーンセーバーを「望まないことばかり 起こるこの頃」にするほど・・・刺さってる。

「望まないことばかり起こるこの頃」

ホントそう!そんなことばかり、起こるんだよねえ。
正直、会社って、人と人の摩擦が最大限に起こ

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スピッツ「ハチミツ」 素敵な恋人ハチミツ溶かしてゆく

スピッツ「ハチミツ」 素敵な恋人ハチミツ溶かしてゆく

1995年9月発売のアルバム「ハチミツ」の表題曲で、アルバム1曲目の「ハチミツ」。

95年かあ。入社1年目だな。世界が変わった。人生のすべてが仕事になって、全部をささげていて音楽を聴く余裕は失われていた。この時期はスピッツのニューアルバムなんて、目に入らなかった。余裕がなかった。楽しかったような、しんどかったような・・・。

このアルバムを真剣に聴いたのは、ずいぶん後のこと。2010年代に入って

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スピッツ「ハニーハニー」 It’s so brilliant!!

スピッツ「ハニーハニー」 It’s so brilliant!!

草野さんの曲に「It’s so brilliant」なんてバリバリの英語が使われることは非常に珍しいですね。

アルバム「惑星のかけら」の2曲目。1曲目のアルバム表題曲に続いて、「ハニーハニー」も前奏はロックテイストが強めです。
なのに、歌い始めは「ハニーハニー」。ギャップがかわいらしくて、かっこいい。

でも、歌詞はどこか不穏な雰囲気が漂っています。

「抜けがらの街で会おうよ もうこれで無敵だ

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スピッツ「惑星のかけら」 骨の髄まで愛してよ

スピッツ「惑星のかけら」 骨の髄まで愛してよ

スピッツ3作目のアルバム「惑星のかけら」の1曲目として、アルバムと同名曲「惑星(ほし)のかけら」が登場します。

ロックテイストが強めの前奏から、「知らないふりをしていたんだ」
草野さんのローボイスで歌が始まる。

歌詞の意味は正直言って、分からない・・・。
必死に、必死に、何度も読んだけど、分からない。

なんだか、愛し合う2人のことを描写しているような、していないような・・・。
性的な行為を、

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