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いちにち・いちとおこ

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日記のようなブログのようなエッセイのようなコラムのような。恋愛のことや、結婚のことや、助平なことや、時に真面目なジェンダーのことなどが、主な関心事。
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2017年12月の記事一覧

2017年はスタートの年だった、きっと。2018年は、展開したい。

2017年はスタートの年だった、きっと。2018年は、展開したい。

 2017年、note を始めた。本業が揺れた。転機が来た。次への準備をし出した。年末になってぐわーーーーっと動き始めたなあと感心しているが本当は、年の最初から知らないうちにスタートを切っていたのかもしれなかったなあ、とも思う。

 結婚も2年で切り上げてしまったが、なんだろう、本当に飽きっぽくなったのかなあ。2、3年も同じことをやっていると、変化が欲しくなるみたいだ。若い頃は自分が射手座だという

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書く場所の話。note がなぜ好きかっていうこと。

書く場所の話。note がなぜ好きかっていうこと。

 今年の2月に note を始めた。登録したのはもっと前だったけれども、使い方がよく分からなくて周囲をうろうろしていた感じで、半年だか1年くらいはアカウントを作りっぱなしのままだったように思う。始めてからは主にエッセイを書いていて、小説は昔の作品をちょっと手直ししたものとか、その程度のアップしかしていなかった。

 来年はもう少し小説を書いてみたいと思っている。小説については以前の稿で少しだけ言及

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年の瀬日記。クリスマスと、お年玉と。

 今年も残るところあと少しとなって吃驚だ。クリスマスは彼氏のお店が繁忙期なので、年内はもう行かないつもりで12月の初めにデートを済ませておいたのだが、クリスマスが過ぎた途端「when can we meet?♡」とメッセージを寄越してきた。やばい、可愛い!とはいえ日本のお正月は家族の時間だ。彼氏は「僕のお休みは31日と1日」と言うが、そんな時期に家を空けるのはちょっと憚られる。なので、「ちょっとス

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わたしたちは身の内に両面性を抱えて。被害と加害、自分と相手を尊重すること。

 大好きだった人に縁を切られたことがある。今になって振り返ってみれば、(縁くらい切られるわなあ)という感想が出てくるから、あの当時の自分は相当頭がおかしかったと思う。具体的な事柄を挙げることはしないが、総論として言えばあの頃、わたしはずっとその人に「依存と強要」で詰め寄っていた、そういう感じだった。結婚する前、30代の半ばくらいのことだ。

「依存先を分散せよ」は自立の鉄則だというが、その頃のわた

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「初めての時、イタカッタ」と彼氏が言った。男子も女子も、「初めての時」に寄せて。

 初体験は遅かった。具体的な年齢は忘れてしまったが、20代の終わりか30代の初めだった筈だ。その頃漠然と、(このままだと一生セックスしないで終わりそうだ)と思ったので、偶然知り合った人に誘われるままさっくりとやってしまった。しかも、その体験を小説にして、とある胡散臭い出版社の小さな賞に出して小さな賞を獲得してしまったので、今では、やってくださった方ごめんなさい、という気持ちで一杯である。さらに、本

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Blood A。ていうかあなた、そんなにA型でもない。

 毎日深刻なことを書いていると疲れるので、今日はラフに書く。例によって、彼氏の惚気話だ。彼氏の惚気話を書くのが大好きなのだ。実は、いったん中断した執筆を再開する動機になったのも、人様をはばかることなく盛大に惚気てみたかったからだ。なぜかというと、惚気話はリアルな知り合いに実話ベースですればするほど、角が立っていい加減にしろ感が強まって、反応が冷たくなるものなのだ。文章にして「ちょっといい話」とか「

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はあちゅうさんと、うちの町の性加害事件に寄せて。わたしたちは、都合のいいストーリーを押し付けられる。

 はあちゅうさんが声を上げたことを契機に、どこか根が生えたように動き難くて、大きな流れを妨げられていた日本の #Metoo が、動き始めた。

 これを受けて、いろいろな声が上がり始めている。日本を動かす大きなうねりだと思っている。その動きを感じつつ、先日うちの町で起こった事件について、あらためて考えた。うちの町にそのムーブメントはまだ波及していない。町のトップ層はなんら毅然とした見解を示さなかっ

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はじめまして、これが菊池とおこです。こんなものを書きます。ポートフォリオ、【其の弐】。

 はじめまして、「書くお仕事を受注する!」目的で将来の発注者の皆さまに向けて書いているこのポートフォリオ、【其の壱】は読んでいただけましたでしょうか?
【其の弐】では、具体的にこれまで書いてきた稿のサンプルを挙げて、「こういったものを書いています、書けます、書きたいです」というご提示をします。

◆菊池とおこの、大きなテーマ◆

 わたしが書くことの一番大きなテーマは、「若い女子のエンパワーメント

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はじめまして、これが菊池とおこです。「書くお仕事」をいたします。ポートフォリオ、【其の壱】。

 はじめまして。この稿は主に、菊池とおこが「書くお仕事を受注する!」目的で、「でも、キクチトーコって、どんなアレでどんなモノを書くの?」と思われるであろう将来の発注者(として勝手にロックオン)の皆さまに向けて、これまでの経歴と書く文章のサンプルをまとめた、一種のポートフォリオです。勿論、勝手にロックオンされた将来の発注者の皆さま以外の方も、「菊池とおこwiki」的にお楽しみください!

◆菊池とお

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ダメ男との決別へ、オトナの階段のぼる。これからのトーコが進む方向と、執筆開始宣言。

 一週間近く、ぐちゃぐちゃ考えていた。ダメ男なるお仕事をどうするか。建設的な方向に頭を向けようとするのだけれども、ダメージが大きく疲れてしまって、エネルギーが湧かなかった。辛いし、面倒くさかった。先日年下女子の友人に話したのだが、「いろんなことが次々に重なって、HPが徐々にへずれていって、回復しない感じ」で低迷していた。しかしわたしはロールプレイングゲームをやらないのでHPという言葉がいまいち薄ら

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ダメ男捨てたい衝動。或いは厭きっぽい?或いは可変性への不信、別れのカタルシス。要は、ネクストステージに行きたい。

 離婚以来、忍耐力が足りなくなった自覚は確かにある。付き合って二、三年経つと相手の図に乗った要求に応えられなくなり、限界がきてスパァンと切り捨てる、そんな繰り返しが不毛であることは分かっているのだが、そういう道を辿りたくなる欲求がむずむずと動き出す。注、彼氏のことを言っているんじゃありません、仕事のことを言っているのです。つまり、お仕事相手たるお役所に我慢がならなくなってきているのです。すみません

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今日も日記。婦人画報と若い男子の闇、彼氏のネコとタヌキの会話(彼氏独演)、擦過傷は傷害罪を形成するか。

 今日もまた日記でだらだら。週末、彼氏のところでお誕生日を過ごしてきた。楽しい。彼氏のところに行くと大抵は楽しいが、記念日はまた、格別だ。

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 一か月ぶりにまた髪を切った。今度の雑誌は「婦人画報」だった。「婦人画報」いい。ジェーン・バーキンとシャルロット・ゲンズブールのたたずまいやヴァチカンで公演された能の幻の演目「復活のキリスト」、マリー・ローランサンの生き方。「文化は文化に出会って変

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ハッピーなハッピーバースディがやってくる、今度はわたし編。

 今年の5月には彼氏の誕生日のあれこれについて書いたが、なんと明日はわたしの誕生日なのだ。どんぴしゃな感じで土日が絡むのだ。勿論彼氏のところに行くのだ、イエイ!

 もうプレゼントは決まっている。彼氏は何かくれようとする時には絶対「ナニホシイ?」と訊くので(そのくせこちらが同様のことを尋ねるとすべて「you♡」返しだからめんどくさい)、今年も一か月くらい前には「アッ、トーコちゃん、誕生日にはナニホ

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