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#農協
あれが届いてないんだよ、ほら、あれ
「えーっと、なんだっけ、名前・・・」米農家の佐々国さんちの玄関前で、トラクターの車庫から出てきたご主人、信夫さんに呼び止められ、話しかけられた。
年が明け、松の内も終わったところだけど、
「今年もよろしくお願いいたします」と、ご挨拶しつつ、話の先を待った。
・・・・・
信夫さんが固まってしまった。伝えたい言葉がパッと浮かんでこない様子。
空を見上げながら、
「えーっと、ほら、あれだ、あ
靴ずみを使わない。固く絞った布で拭く
仕事で服装と身だしなみは口を酸っぱくして言われる。
スーツで回るから、革靴を履いている。
革靴はいつも磨いておくのが常識だけれど、農協の外回りは、田んぼや畑の畔を歩くことも多い。
最初の頃は、手のひらサイズのスポンジの靴磨きを常備して磨いていた。
でも、ピカピカになっているのは磨いた直後だけ。
ワックスの水分なのか、それとも静電気とかなのか、原因は分からないけど直ぐに革靴の表面がホコリま
死亡届のコピーをコピーし、共済金請求
巨峰の観光農園をやっている大見繁一さんのお婆さんが、89歳で亡くなられた。
先月の初めにお会いした時は変わらない様子で、家の前の花壇横から手押し車を押して、しっかりとした足取りで玄関に向かって歩っていた。
自宅の場所がほんの少し丘になっていて、敷地内の距離でも、玄関に向かうと、やや上り坂になる。
お婆さんは「くに」さんが本名だけど、近所から「おくにさん」と呼ばれ、庭先で腰掛けては、近所のさま