JAに振込む用紙には、JAを入れない
振込みをパソコンやスマホ、タブレットからではなく、ATMからでもなく、銀行や信用金庫とかの、農協以外の金融機関の窓口で、振込伝票に記入して振り込みをするお客さんで、
「通帳通りに書いたのに、振り込めない」
と、連絡を頂くことがある。
良く良く聞くと、金融機関名の欄に
「JA○○○農協」
と、記入していたことが原因だったりする。
JAと、農協は同じ意味だから、
「JA○○○JA」または、「農協○○○農協」と書いているのと同じことになってしまう。
銀行や信用金庫の窓口の職員の人は、農協職員ではないから、それが間違いだと気付かないまま、振込伝票に書いてある通りに入力処理をする。
そしてもちろんエラーとなり、お客様に「振り込みができない」と伝えてしまう。
農協への振り込みは「JA」を入れず、金融機関名の最後に「農協」が入る、ということを、すべての金融機関の職員が知っているわけじゃない。
それとは逆に、
「株式会社」の「(株)」、「 カブ) 」、「 カ) 」、「(カブ)」が、
伝票の書かれているパターンと、
機械に表示されているパターンで違っていても、
同じ意味であることは金融機関の職員はみんな知っているから、念のためにお客様に一言確認した上で、入力時に調整してくれる。
最近は、ネット銀行の場合、多すぎて支店名が間違っていても確認できないことがある。
全ての金融機関の支店名が、端末で照会して確認できる訳ではなく、一定の提携先の金融機関に限られている。
ほとんどのネット銀行は照会しても出てこない場合が多く、お客様に、
「送金した後に、返金される可能性があります。その場合には振込手数料はお返しできません。よろしいですか?」
と、一言伝える必要が出てしまう。
便利さが、現実へ広く反映されるまで、タイムラグが発生している印象で、この不具合が即座に解消されないと、数年以内にQRコード決済のシステムに、送金サービスの業務を一掃されてしまう気がする。
最後は、農協の高齢者のお客様だけが、窓口での振り込みサービスを最後まで利用される時代になってしまうのだろうか。
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