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#30日物書きチャレンジ day17 『殺意』を抱く瞬間を描写
「よし、いける……!!」
目の前の24インチモニターに、俺はいまだかつてないほどの勢いで全神経を集中させていた。今の俺の姿をもし誰かが見れば、そこには食い入るように画面を見つめる頭のおかしい男の姿が映るだろう。
だが、それも無理のないことだとどうかご理解願いたい。なぜって今俺が挑んでいるのは世界という単身で挑むにはあまりにも高い壁。しかし俺が立つその場所は、その壁の頂点にして終着点。すなわち
#30日物書きチャレンジ day15
客「へぇー、こんなところでお祭りなんかやっていたんだ。ちょっと覗いてみるか」
「ずいぶんにぎわってるなー。ん? ミックス屋台? 面白そうだな。大きいし、ちょっと入ってみよう。すみませーん」
店主「はいいらっしゃい! お客さん、どれで遊びます?」
客「実は今日初めて来たんで、よくわからないんですよ。ていうか、ミックス屋台ってなんですか?」
店主「ホラ、お祭りで屋台って言ったら大体どんな屋台が
#30日物書きチャレンジ day14 誤解をテーマに随筆
自分も含め誰しも誤解しがちだが、これを読んでいる人も読んでいない人も、誰しもが無事に明日を迎えられる保証なんかどこにもないのである。
人間はいつか死ぬ、という話ではない。人間はいつか生きていられなくなるという話だ。例えば、道で歩いていただけなのに車にひかれる。例えば、刃物で刺される。地震が起きて、電柱か建物の下敷きになる。例えば、電車の事故に巻き込まれる。例えば、乗っている飛行機が頭から墜落する
#30日物書きチャレンジday12
ホイッスルが湿った空気を引き裂いた瞬間、俺は冷たいプールの中へと飛び込んだ。体が水中へと滑り込み、次の瞬間には水面へと浮き上がる。そうなれば次はひたすら前へ進み続けるのみ。
壁につく。目視ではなく、何百何千と50mを泳ぎ続けた体が理解した。全身を丸めてターンをし、また50mへと漕ぎ出していく。
「はぁ!」
泳ぎ切った俺はゴーグルを上げると後輩を見た。
「記録51秒78!」
「っしゃあ自