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思考力の鍛え方 IQの上げ方 実践編・上級

こんばんは、経営者のこうたです。

さて今回は、自分の意見を0⇨1で生み出す思考法です。

前回までは自分の思考や記憶を整理することで、効率的な方法を抽出するイメージでした。


考える癖がつけば思考力は鍛えられるよ、というのが基礎編のお話。

思考力とはなんぞや?
IQを上げたい!

などの疑問を持った方は、基礎編をご参照ください。



そして、分析&思考の細分化をして、より効果的な方法を模索しようというのが前回のお話でした。

今この場で思考力を鍛える訓練をすぐに実践したい!

と思っていただいた方は、上記の記事をまずはご覧ください。

普段の思考がいかに細かいものなのかを知ることができます。

思考フローを書き出して整理することで、より効率的な方法が模索できるようになりますよ。





1.noteの記事は筆者個人の意見である、という認識をまず持つこと

私のnoteの持ち味は、私の経験から良し悪しをハッキリと断言するところだと思っています。

そしてただ一方的に切り捨てるのではなく、「なぜ?」を追求する分析も含んでいるのがポイントです。


でも私の記事は、「私の経験から」思考と試行を繰り返して導き出したこと。

別の経験をしている人からしたら、必ずしも正しいとは限りません。

ネットの情報で真逆のことを言っていることがあるように、人の意見は絶対とは言えないのです。

「なぜ?」に対する根拠で私は判断しています。



では、経験のない分野はどう判断すればいいのか?

土台の知識は必要ですが、経験は必須とも言えません。

あくまで精度を高める材料になるだけで、重要なのは分析する思考だからです。

ぶっちゃけた話、私の記事の一部にはただの推測もあります。

他者の経験を組み込んだり、私の他の経験と紐づけて説明しているにすぎません。



この記事なんてまさに推測と言えますよね。

上司として「ありがとう」は重要なテクニック

フォロバってなんだろう?

この2つの要素を自分なりに分析してくっつけただけです。

その結果、「小さな好意を意識することで好感度は上がる、ということをフォロバで例える」の記事が出来上がりました


素材はあれど、これはもはや0⇨1で生み出した意見です。





2.他者の意見に対して、自分の意見を作り出してみよう

私の過去記事を例に、意見を作り出す練習をしてみましょう。


この記事は、

女性社員の存在は生産性を落とす

なぜ? の分析

そもそも女性側はいい迷惑をしている

逆の立場で考えてみて?(男が1人の職場なら)

でも女性側にも問題があることもあるよ

そもそもなぜこんなことが起こるのか?

互いに性別を意識して働いているからだ

脳の違いで差はあっても、性別で差はないよね

思考フローを書き出すとこんな感じです。



この記事で私はまず最初に、「女性社員の存在は男性側の生産性を落とす」と断言しています。

この文だけだと女性側に問題があるような言い方になっていますが、内容は男のアホな部分が原因だと結論づけています。


おそらくこの意見、わりと意見が分かれるのではないかなと思っています。

それこそ経験と立場によって、比率が変動するのではないでしょうか。




ということで、過去に戻った私が意見したいと思います

まだ起業しておらず、社会人になって2年目に突入する手前くらい。

そんな私の意見は、「女がいなきゃモチベーションに限界がある」


私は出世欲は学生の頃から人一倍ありましたし、実績で自分より頭が悪いと思っている人に負けるのは許せませんでした。

つまり、数字を作るということに関してはモチベーションがあったのです。

でも、そのモチベーションだけで『8時間以上の勤務×日数』を過ごすのはマジで無理。

女の子とお話したい!


ぶっちゃけ、当時はメチャクチャ意識していましたし、カッコつけることもありました。

キャンペーンガールには必ず声をかけ、昼食のタイミングを合わせるなんてアホなこともしていました。

今思えば、「なんかすげえ頑張っていたな」と不思議な気持ちになります。


でも全国1位になりました。

つまり、女性の有無で男の生産性は変動しないという証明です。




ではそんな過去の私を、現在の私が分析します
(ちょっとややこしいですね笑)

現在の私の分析では、

・あの時女性がいなくても全国1位になっていた
・そもそも女性との関係があれ以上にうまくいっていたら、おそらく全国1位にはなれていない

2つ目の意見に対して「なぜ?」を答えると、それだけで本記事が埋まっちゃうので割愛します。




女性の存在は生産性を……
↓                ↓
 落とす            落とさない

まずここで自分の意見を決めます。


次に、

なぜ?

過去の実体験や、他者の経験談、そして私の意見に対する自分の中での矛盾を元に意見を作り出します。

もし私の意見に全面的に賛同するのであれば、自他の体験から共通する部分はどこか、その時どういう感情だったのかなどを分析。


ポイントは、

なぜ?

説得

なぜ? だけだと、「ふうん、こういう意見もあるのか」で終わります。

でも相手を説得することで、「共感!」や「いやいや、俺はこういう意見だ」といったふうに相手の感情を揺さぶれます。


営業や販売でいうところの、「自社製品のここがポイントです」からの、「御社のニーズやさっきおっしゃっていたことに対してこれなら満たせる・解消できるんですよ?」と追撃する感じです。


私の記事で言うなら、「逆の立場でも考えてみて?」が説得にあたります。

例えを用いるのが個人的にベスト。

クローズのコツは、相手にイメージさせることですからね。


まずはこれができるようになりましょう。





3.私の意見全てに『難癖をつけるor改善案』を意見する

⑴女性は気を遣われたいと思っていない
⑵過剰なハラスメント認定を恐れている


⑴女性は気を遣われたいと思っていない
・知り合いの女性はこう言っていた。

・自分は女性だが、こうしてほしい。


自分はこの意見に対して、賛成か反対か。
そしてその理由はなぜなのかを、私の意見を元に考えます。


注意したいのは、本論からブレないこと。

例えばこの意見の場合、「女性は気を遣われたいと思っている」「女性は気を遣われてたいと思っていない」の2択です。


にもかかわらず、「気を遣われて当然だと思う女はこういうところがあるからムカつく」などと、本論と異なる意見を言ってはいけません。

なぜなら、1つズレてしまうだけで、全体との辻褄が合わなくなってしまうからです。



⑵過剰なハラスメント認定を恐れている
・恐れる男がおかしい

・確かにそうだ。ならこうしたらいいんじゃないか?


私としては、この部分は「女を利用するやつがいる」ということに言及しているつもりです。

決して、「男が恐れているから気を遣っている」と結論づけているわけではありません。

一部例外的な扱いです。


ここを間違えて捉えてしまうと、やはり噛み合わなくなってしまうので注意が必要です。





4.『0⇨1の結論』を生み出す

私の記事は、

「女性社員の存在が男側の生産性を下げているけど、そもそも互いに性別を意識しているから問題提議されている。だから性別で判断するのはやめよう」

と結論づけています。


あなたはここまでで、私の意見に対する意見を述べてきました。

その意見をまとめたら、あなた独自の意見が生み出せるはずです。


つまり、『女性社員の存在が男性の生産性を下げているのか?』に対する0から生み出したあなた自身の1意見が作れたことになります。


独自の結論を生み出せれば、それは1つの新しい意見と言えますからね。




いかがでしたでしょうか?

順を追って考えてみれば、それほど難しいことではありません。


まずは思考フローを書き出すことから始めてみましょう。

読んだ本の内容を要約してアウトプットする作業と同じです。

私の記事の流れを書き出し、各項目に対して分析します。

そして各項目ごとに賛同意見or反対意見を述べ、結論を出すことによって自分の意見を生み出します。



これを繰り返すことによって、

・要約能力
・論点を把握する読解能力(抽出力)
・分析力
・反対・賛成意見の思考
・独自意見の創造

これらが養えます。

会議で積極的に参加ができるようになりますよ。

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