今すぐ1億円が手に入るけど、1年後に大きな不幸が訪れるとしたらどうしますか?
こんばんは、経営者の公太です。
今回は趣向を凝らしまして、ネットでよく見かけるスイッチ問題を用いて、思考力について説明したいと思います。
※何も考えない楽観的な思考は省きます。
経営者や管理職の目線でご覧ください。
1.先の見えないことが確定している
1億円って大金のようで意外に少ないです。
豪遊すればすぐに消えますし、増やそうとしても堅実にしなければ早々に泡となる可能性もあります。
本件の重要な点は、1年後に何が起こるのか分からないという点です。
大金を失うのか、重病にかかるのか、事故に遭うのか、はたまた自分の周囲の人が不幸になるのか。
原因によって対処の仕方は大きく変わります。
まるで経営者などの責任の重い立場の時と同じ状況とも言えませんか?
ある程度範囲を絞ることができる状況もあれば、全く先が見えない状況もあり得ます。
今回は最も難しい後者の場合です。
1年間楽しんだ末に恐ろしいことが起こったら、人生という単位ではまるで意味がありません。
2.リスクを負ってでも1億円が必要なのか?
メリットとリスクが大きい場合、天秤にかける人は多いと思います。
今すぐにでも大金がないと死んでしまう!
というのであれば、手にする以外の選択肢はないでしょう。
しかし、事業を拡大したい、起業の資金にしたいなどの場合、果たして手にするべきでしょうか?
確実に儲ける自信があるという場合でも、未来の予測ができないのです。
1年後に病気などで経営ができない、会社の倒産に直結するなど、想像する不幸を考えたら、会社が経営できなくなる可能性は決して低くありません。
1年間の大成功など、先程のように人生単位で考えると成功とは言えません。
3.革新派か保守派かが分かる
今回は答えのない問題です。
見えない未来に対して万全の準備をして、限りなくリスク減らすことで天秤を自力で傾ける人。
1億円を受け取るに値する理由がないのだから、わざわざ無用なリスクを負いたくないと考える人。
私は1億円を受け取らない派です。
先が分からないものほどの恐怖はありません。
世の中の成功している人って、2種類だと思っています。
天才的な能力や努力で成功を納める人と、リスクの高い一発勝負を勝ち取った人。
大失敗をした人が目立っていないだけで、一発勝負に敗れて借金を負っている人は存外多いものです。
努力や行動でできることなんて、実はたかがしれています。
だから思考力が必要なのです。
一発勝負などせずに、思考して成功を勝ち取ってください。
ちなみに私なら、1年後の大きな不幸が何かを探ることから始めますね。
不幸の種類が分かれば、対策の種類も絞れます。
お金で解決できるなら1億円を膨らませますし、無理であれば諦めます。
ずるいと思いますか?
今回は前提条件なんて何も示していません。
短絡的に2択を選ぶようでは、思考力があるとは言えないのです。
世の中、お金で解決できないことのほうが多いので、まずはそこを把握しないと選択のしようがないですよ。
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