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#235 ”個人の問題” は ”チームの問題”

さて、今日のテーマは「個人の問題はチームの問題」です。

リーダーである人はメンバーの課題に対して、個人的に指摘する機会があると思います。

ただ、ハラスメントの問題などもあり、リーダーが指摘するだけで物事は解決しないことがほとんどです。

個人に対する指摘というのはかなりのパワープレーです。

相手を納得させるだけの話術や実績などが必要になるため、1チームのリーダーとメンバーという関係だけではいまいち説得力がありません。

では、そのメンバーの課題はどのようの解決すれば良いのでしょうか。


自己紹介とお知らせ


僕は、某リハビリテーション病院で働く作業療法士兼、中堅管理職です。

対象者の悩みや課題はもちろんですが、スタッフのストレスやチーム運営などについても、中堅管理職として向き合っています。 

このアカウントでは以下のことについて、毎日noteを更新しています。
・幸せな生活の考え方
・医療者としての働き方
・他者とのコミュニケーション
・良い人間関係のポイント
・ストレスマネジメント
・作業療法のもろもろ
・日々、感じたこと

これらのことについて、僕なりに解釈して記録として残していきたいと思います。

*質問箱をGoogle formで作りました。仕事や生活などでの悩み(それ以外でも)があれがご記入ください。いただいた質問は、記事にして返信したいと思います。


それでは本題に入っていきましょう。


個人に指摘する難易度の高さ


明らかにそのメンバーが自覚できるくらいの問題であれば、そのまま指摘して済むものです。

ただ、チームの中で起こる個人の問題としてはグレーな課題が多く、「わざわざ指摘する必要があるのかな」とリーダー自身が感じることもあると思います。

しかし、その対応では他のメンバーが納得しないということもありますよね。

ここがチームリーダーの辛いところでもあります。

チームである以上、その個人のメンバーの問題でチームの雰囲気が悪くなったり、士気が下がることは避けないといけません。

そうなると、個人への指摘も行わなくてはならないと思います。

さて、冒頭にも書いた通り、個人に指摘することはパワープレイです。

指摘する側の力量や信頼も大きく関わることなので、「安易に伝える」というだけではクリアできないこともあります。

ではどのように対応するか。

僕の提案としては「個人の問題」は「チームの問題」と捉えるところから考えてみると良いと思います。

チームの課題として考える


個人の問題は果たして、本当にその人個人だけの問題なんでしょうか。

例えば、「休みの連絡の方法は電話でしましょう」というルールがあったとして、メンバーの一人がLINEで済ませていて、チームで不満が出てたとします。

この時、そのメンバーを指摘するなら「電話で連絡しましょう」という指摘になります。

ただ、現在では電話よりもLINEを使うことが多く、電話するより連絡が早いケースもありますよね。

そのような状況でそのメンバーは納得するんでしょうか。

伝えてすぐは電話するかもしれませんが、休みにくさを感じたりして、業務に支障が出る可能性もあります。

では、これを「チームの問題」として捉えたらどのようになるでしょうか。

おそらく「今の連絡手段は電話で良いのか?なぜ電話が必要なのか?」そのことについて再度チームで確認することが必要になってきます。

メンバーなどとこの問題について検討した結果「LINEもOK」となるパターンもありますし、「仕事の詳細について迅速に伝えるため電話はする」ということになるかもしれません。

こうなってくると、電話をしなかったメンバーも巻き込んだ検討になりますし、今のメンバーで再度ルールを見直す機会になります。

これは、問題を個人ではなく仕組みの問題と捉えるということです。

チームメンバーは移り変わるものですし、時代に合わせて新しい問題はその都度出てきます。

それを個人一人一人に指摘していたは時間がかかり過ぎてしまいますし、変化するものについていけなくなります。

仕組みを考えるとなると手間がかかるように感じますが、長い目で見れば仕組みを変えた方が手間は省けます。

また、再度見直したルールをお互いに共有して、それでも個人の問題が改善されないようであれば、その時初めて指摘することに正当性が出てきます。

チームは様々な人間で構成されるので、いろんな問題に対応することが必要です。

「あちらを立てればこちらが立たず」ということもよくある話です。

だからこそ、そのメンバーで適切なルールを確認することが必要になってきますし、これをうまく取りまとめていくことがリーダーの役割なんだと思います。


今日は以上になります。

頑張るあなたを応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。

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ではまた


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