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『愛国女子—紅武士道』見た直後の雑記

ユナイテッド・シネマ浦和で大川隆法ちゃん製作総指揮、赤羽博監督作品『愛国女子—紅武士道』、見ちゃったよ(笑)。



架空の国ソドラ共和国による侵略やミサイルに怯える中、千眼美子が演じる愛国心が熱い女子・大和静が、芸能事務所「ライジング・スター」の社長で「日本救済会議」の代表の高山 悟志に導かれて、霊的世界の悪霊と戦う……というもの。

途中までの愛国心溢れる女子・大和静周辺や「日本の未来を守る会」&「日本救済会議」の辺りまでは悪くはなかったが……ファンタジー要素、CGを使っちゃうとニチアサの「スーパー戦隊」や実写版『デビルマン』レベルになっちゃうんだよね(笑)。

あーあ、いつもの「幸福の科学」ムービークオリティー。
いっそのこと、ファンタジー要素を抜きでやれば、ソドラ共和国だって某北の国に似てるんだし、主張ははっきりしてるんだから、『空母いぶき』レベルの日本映画ぐらいにはなったはずである。それを明らかに実力不足なファンタジー要素で作品が自滅している。

加えて、大川隆法作詞・作曲、大川咲也加編曲の数々の「幸福の科学」ムービーソングで作品に対してヘドロを塗りたくっている。よくあの陳腐な音楽で監督がOKを出したのか、そのセンスと感覚が不思議でならない。

どうしてもファンタジーをやりたいなら、マーベルかDCに10年ぐらい修行して、あともっともっとちゃんとした音楽担当、いや作曲者をつければ普通の日本映画のレベルになる。

それと終盤に出る某モンスターは明らかに東宝のキング○ドラのパクリにしか見えない上、相変わらずの雑なCGで処理。東宝にちゃんと許可を取ったのか不思議でならない。

俳優の演技がしっかりしているので、実写版『デビルマン』ほどではないが、おかしな独り言が多いセリフやファンタジー要素の塩梅をしっかりさせて、そして大川咲也加に脚本をやらせなければかなりまともになるはずだが、難しいかな。

今回もいつもの「幸福の科学」ムービーでした(笑)。

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