日本は消滅_

日本の将来はどうなってしまう?

書名:河合雅司の未来の透視図
著者:河合雅司
出版社:ビジネス社
発行日:2019年5月24日
読了日:2019年6月11日
ページ数:111ページ

日本の将来について人口統計や様々なデータを使って
将来の日本がどうなるかが書いてあります。
ページ数も少なくてすごく読みやすいです。
ビジュアル化、図示されているので非常にわかりやすい!
マクロ的に日本がどうなっていくかを俯瞰する事ができます。

高齢者の激増

勤労世代の減少

出生数の激減

✅はじめに人口減少日本が一目でわかる「未来の透視図」
✅第1章 「人生100年時代」の到来ーー高齢者の激
✅第2章 「24時間社会」の崩壊ーー勤労世代の激減
✅第3章 「未来の母親」がいなくなるーー出生数の激減
✅第4章 悲しすぎる地域の未来全国で町やモノが消滅
✅第5章 ではどうする?「戦略的に縮む」ための5つの提言いつから「未来」という言葉が暗い意味になったのか

一番問題なのは少子高齢化。
ただ、問題の本質は”少子化”である。
結局のところ、次の世代が生まれてこない限り
高齢化(全体の比率)は止まらないし、人口減少は止まらない。

数年で改善できるわけでもなく
数十年かかると思うし、一度少子化のスパイラルに入ると
悪循環でそれを止めて、逆転させるのはほぼ困難な気がしてきた…。
私の年齢と共に日本の将来人口推計を並べてみる。

30歳 2015年:1億2,710万人
55歳 2040年:1億1,092万
80歳 2065年:8,808万人

あと35年もすれば日本の人口が9,000万人を割る…。
約4,000万人も減少するという推計で恐ろしい…。
今のままだとこの推計が大きく外れるという事はないでしょう。

最近だと年金も十分にもらえない。
自助努力を国が求める様になっている現実。
これはますます加速するでしょう。

医療・介護・孤独死・貧困・過疎化・空家・インフラの老朽化…。

筆者は1,000万人人口が減れば、その分の1,000万人分の仕事をなくして
社会が機能させれば良いと説いている。但し、それだと余裕がないので、1,100万人分の仕事をなくして余剰の100万人が
次のイノベーションを生む活動をしていくとしている。

そんなに簡単にはいかないだろうけど
働き方改革、生産性向上などは日本はせざるをえない状況で
一人一人が考え方、意識を変えて取り組んでいく
必要があると強く感じました。


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