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エコについて考えよう

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水洗いで汚れが落ちる食器

水洗いで汚れが落ちる食器

水ですすぐだけで汚れの落ちる食器「meliordesign(メリオールデザイン)」は、表面にナノレベルの特殊な加工を施すことで、付着した汚れと食器の間に水が入り込む構造。そのため、すすぐだけで汚れが落ちるという。

節水にもなるし、家事の手間も省ける
『参考資料』

https://meliordesign.com/products/meliorkitchen

学校給食の牛乳

学校給食の牛乳

日本国内の紙容器の学校給食牛乳は年間、約14億本が使用されている。
それに伴い、プラスチック製ストローも物凄い数が使われている。

飲み口に工夫をした『ストローそのものの不要な紙パック』簡単に口が開くようになっているようだ。

昔この飲み方をしていて、行儀が悪いと怒られたことがあるが、時代は変わるものだ。

『参考資料』

https://www.nipponpapergroup.com/cart

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雲からマイクロプラスチック

雲からマイクロプラスチック

早稲田大学の大河内博教授らの研究グループは、海の生態系への影響が懸念される「マイクロプラスチック」が、雲の中にも存在することを野外観測で初めて確かめた。

その影響は未解明の部分が多い。気候にも影響を与える可能性があるという。水蒸気が水滴に凝結する際の核となって、雲の量を増やし、降雨量を左右する恐れがある。雲の中のマイクロプラスチックは雨水として地上に降る。農業や畜産業を通じて人体に入り、健康に影

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重力蓄電

重力蓄電

世界初の商用重力エネルギー貯蔵システムの試運転が中国で始まった。

重力蓄電は、夜間などの電力の需給緩和時の余剰電力を使い重量物を高所に上げ、需給逼迫時にその重量物の降下エネルギーで発電機を回して電力を取り出す、揚水発電のような設備だ。

『参考資料』

https://www.denkishimbun.com/archives/303745

山の厄介者

山の厄介者

リゾート地など海外では目にすることも多い「竹造建築」。木とは異なる表情が魅力の1つだ。竹は日本でも、日用品や家具などに使われてきたが、建築物の構造材としての活用は前例がない。

竹の強度はスギ材よりも高いにもかかわらず、竹は建基法37条で規定する指定建築材料でもなければ、日本産業規格(JIS)や日本農林規格(JAS)にも建材としての定義はない。

竹造建築の実現に挑むには、まず法律を変えるところか

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イカ釣り用ルアー

イカ釣り用ルアー

世界自然保護基金(WWF)のまとめでは、世界の海には既に1億5000万t以上のプラスチックごみが存在しており、年間800万t以上が新たに流入しているという。
釣りをする際に使われる、プラスチック製ルアーは使用の過程で水中に残置されてごみになるケースがあるため、ルアーの材質が生分解される素材への転換が期待されることが期待されていた。

このたび、ヤマリアから発売されるイカ釣り専用のルアー「エギ王SE

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マスク・チャージャー

マスク・チャージャー

コロナをきっかけに、マスクが世界中で使われ、大量の廃棄物となり、環境に与える影響が心配されています。そこで、東京大学の研究チームは、不織布マスクの静電気を1分以内で回復させ、再利用を可能にする「マスク・チャージャー」を開発しました。
不織布マスクは製造するときに帯電させ、静電気によって飛沫や小さな粒子を吸着することでフィルター効果を発揮しています。しかし、長時間使用していると静電気がなくなってしま

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死後もエコ

死後もエコ

葬儀の間に遺体の見た目をよくするエンバーミングに使われる化学薬品は、土葬をすれば土のなかににじみ出る。棺には大量の木材と金属が使用され、その棺を保護するために、墓地では地下に掘られた穴の周囲をコンクリートで固める。火葬するにしても大量の燃料を使い、年間数百万トンの二酸化炭素が排出される。

しかし最近では、理論的には土葬や火葬よりも持続可能な様々な埋葬法が米国で認められつつある。

2023年初め

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二酸化炭素を原料に

二酸化炭素を原料に

メタノールは、医薬品や化粧品、プラスチック、肥料など、身の回りの多くの物に使われている基礎原料だ。

東京工業大学の研究チームは、二酸化炭素(CO2)と水素からメタノールを作り出す触媒を開発した。これまでの製造方法はセ氏200度以上の条件が必要になるが、新触媒は室温で対応できる。製造時のエネルギーを削減でき、温暖化ガスCO2の排出量を減らせるという。

二酸化炭素の化学的な回収が進めば、環境問題対

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砂漠化を防ぐ

砂漠化を防ぐ

世界の土壌は酸性、アルカリ性、中性の3つに大きく分けられ、それぞれ3分の1ずつ分布している。日本は酸性土壌の割合が高い一方、中東や米欧の一部といった乾燥地はアルカリ性の地帯が多い。アルカリ性の土壌は植物が土の中にある鉄分を吸収できず、生育しづらい課題がある。

この課題に挑戦しているのが、日本の金属メーカーだ。鍛造品を作る時にでる副産物を再利用し、砂漠のようなアルカリ性の土壌でも作物が育つ次世代肥

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牛のゲップ

牛のゲップ

牛のゲップには、温室効果ガスのメタンが含まれている。ゲップにより排出されるメタン量は全メタン排出量の3割を占めており、見逃すことはできない状態だ。

「牛にゲップをするな!!」

とは言えないが、胃の中にガスを検出するセンサーを入れて、メタン量を減らせるようなエサの量、与えるタイミングなどを自動で知らせてくれるシステムの開発が進んでいるようだ。

『参考資料』

https://www.nikke

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キレイな水は本当に生き物にとっていいのか!?

キレイな水は本当に生き物にとっていいのか!?

日本最大の内海、瀬戸内海で異変が起きている。イカナゴの漁獲量は減り、海苔は黒色にならない”色落ち”してしまい商品にならない。

調査の結果、意外な原因が分かってきた。

沿岸の都市から流れ出る生活用水や工場廃水の規制強化の結果、水質汚染の原因となる窒素やリンが減り、魚や貝のエサとなるプランクトンが栄養不足で育ちにくくなっているという。

キレイな海が生き物にとって住みやすいのかと思いきや、適度な不

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オーガニック製品

オーガニック製品

化学合成農薬を使用しないオーガニックは、身体に優しいことはもちろん、水質汚染や土壌汚染、大気汚染から環境を守り、自然環境と生態系を支えています。

今回は、厳しい基準を満たしたオーガニック製品であることを証明する様々な「認証マーク」を調べました。

日本では、農林水産省に認可された機関に申請し、検査をクリアした商品は「オーガニック(有機)」であることを表示できます。認証を受けていないものを「オーガ

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二酸化炭素で発電

二酸化炭素で発電

温泉が豊富湧き出る日本は地熱発電にむいている。

でも、太陽光発電や風力発電のように普及していないのは何故だろう?
地熱発電施設を作るには、地下数km~数十km の井戸を掘り、熱水や蒸気を汲み出して利用する。この掘削には数億円の費用が必要だ。これだけ費用をかけても熱水が出てこない、熱水量が十分でないと発電には適せず事業化に至らないことがある。膨大な費用が必要な点が地熱発電が広まらない大きな理由だ。

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