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新車の開発にゲームの知見を

新車の開発にゲームの知見を

自動車メーカーのマツダは、コックピット周りのユーザーインターフェース開発に、ゲーム開発ソフトウエアを使うという。ゲームやスマートフォンを触るように、感覚的に操作できる車を目指す。

確かに今のカーナビには、ゲームのような操作性はない。

例えば運転席と助手席で空調の強さを変えたい場合。これまでの自動車であれば運転手や同乗者が送風部分のツマミを操作し、風の強弱や温度を調節していた。ゲーム開発のソフト

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スカイロビー方式

スカイロビー方式

あべのハルカス、グランフロント大阪に設置されているエレベーターは「スカイロビー方式」で運用されている。

スカイロビー方式は、「地上」から「ある階(スカイロビー)」にシャトルエレベーターで移動してから、そこから、別のエレベーターに乗り換えて、「目的の階」に移動する方法です。

間違えて、シャトルエレベーターに乗ってしまい、「しまった!!とまらないのか。」という経験がある方もおられるのでは?

スカ

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ホテルにコックピット再現

ホテルにコックピット再現

羽田空港第2ターミナルに直結する羽田エクセルホテル東急は3月16日に、日本航空(JAL/JL、9201)機のコックピット部品を活用したコンセプトルーム「JAL Cockpit ROOM」を新設する。
JALのパイロットが監修した操縦席のモックアップを設置し、一部に本物の部品を活用、窓からは駐機場が眺められる

泊まってみたい!!

『参考資料』

https://www.aviationwire.

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伊豆箱根鉄道

伊豆箱根鉄道

鉄道総合技術研究所は、伊豆箱根鉄道で電気を無駄なく電車に送る「超電導送電システム」を導入する、営業路線への導入は世界で初めての試みだ。

通常の送電ケーブルでは、電気の一部が熱となって失われる「送電ロス」が生じる。開発した超電導送電システムはケーブルの素材に、冷却すると電気抵抗がゼロになる超電導材料を使う。送電中の電気が熱に変わらず、送電ロスが生じない。

『参考資料』
https://www.r

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空飛ぶ車 いよいよ製造開始

空飛ぶ車 いよいよ製造開始

自動車のスズキは、Skydriveとともに「空飛ぶクルマ」と呼ばれる垂直離着陸機の製造を始める。2025年国際博覧会(大阪・関西万博)で披露する機体と、一般販売用の機体を製造する予定だ。

法整備がどうなるか気になるところだが、手軽に空を行き来できる未来が近づいている。

『参考資料』

https://skydrive2020.com

宇宙ヨット

宇宙ヨット

風に向けてヨットが進むように宇宙ヨットは、帆に光の圧力を受けて進む。光の粒子が宇宙ヨットの帆に当たると、衝突と反射、吸収を起こす。衝突と反射で光子が持つ運動量の2倍が帆に働き、吸収で光子の運動量が追加される。これが光の圧力の正体でヨットの推進力になる。


宇宙ヨットの研究は、世界各国で行われている。日本では宇宙ヨット「イカロス」が2010年にH―ⅡAロケットで打ち上げられた。帆はポリイミド樹脂

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牛フンで飛ぶロケット

牛フンで飛ぶロケット

民間企業のインターステラテクノロジズが開発している新型ロケット「ZERO」の燃料は、牛のフンや尿からつくった液化バイオメタンです。ロケットの打ち上げには、他の物質を含まず純度の高い液化メタンが必要です。
牛フンから液化メタンを作るには、牛のフンや尿を回収して発酵させ、発生したガスを専用のトラックでプラントに運びます。そこでガス中のメタンと二酸化炭素を分離した後、液体窒素を使って約-160℃まで冷し

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新たな交通システム

新たな交通システム

Zipparという交通システムが注目されている。最大の特徴は、コースを自由に設計できる点にある。従来のロープウエーはロープに固定されたゴンドラを動かす仕組みのため、基本的には真っすぐにしか進めなかった。一方でゴンドラ自体が自走するZipparはカーブを自在に曲がれる。つまり、空中という都市のデッドスペースを活用し、新たな交通網を築く可能性を秘めている。

さらに支えとなる支柱は、200〜300メー

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空飛ぶ基地局

空飛ぶ基地局

無人航空機を飛ばして携帯電話通信に使う「空飛ぶ基地局(HAPS)」が2025年度にも実用化される見通しだ。日本が提案した基地局で活用する周波数のルールについて国際的に合意した。

HAPSは宇宙の手前にある地上18〜25キロメートルの成層圏に無人航空機を飛ばして、携帯電話通信の基地局にする。スマートフォンなどの通信エリアが海や空にも広がる次世代通信として期待される。

『参考資料』
https:/

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自動追従ロボット

自動追従ロボット

茨城県つくば市は、人の動きをセンサーで感知し、後をついて行く自動追従型ロボットを使った高齢者支援を目指し、ごみ出しや移動スーパーへの買い物に利用する実証実験を始めた。

協働運搬ロボット「サウザーライト」は、電動式で長さ80センチメートル、幅60センチ、高さ99センチ。距離を計測する高性能センサー「ライダー」で人の動きを感知し、最大速度時速6キロメートルで追従する。

『参考資料』
https:/

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金属の硬さ

金属の硬さ

金属の表面を硬くするという発想は、メソポタミア時代のヒッタイトの刀剣や、中国戦国時代の浸炭表面硬化刀剣など、古くから存在します。武器はすぐに折れるようでは使い物になりません。表面を硬化すると、しなやかだけれど表面は硬くて、 切れ味が良い武器になります。こうした技術は、戦艦の舷側や戦車の装甲のような防御兵器にも使われています。

現代では、自動車のボディとくにドアには、 デント性が求められます。デン

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誰でも自動車を作れる時代

誰でも自動車を作れる時代

沖縄県の島向けの超小型EV。「理想の島の足」を求めて、道が狭くガソリンスタンドも少ない島での使い勝手の良さを追求した結果うまれた、超小型の電気自動車。

沖縄のマスコットのシーサーからインスピレーションを得た車体デザイン、車体を前から見るとシーサーの雄、後ろから見ると雌に見えるように作り込まれている。オレンジ色は沖縄県の民家などによく使われる琉球赤瓦をイメージしている。

誰でも自動車を作れる時代

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ボタン一つで雪道を走れるタイヤ

ボタン一つで雪道を走れるタイヤ

韓国現代自動車は、雪道走行での安全を確保する新しいタイヤチェーン技術を発表した。

形状記憶合金モジュールをタイヤとホイールの内側に組み込み、ヒーターに電流を流すとモジュールがタイヤから突き出し「スノーチェーン」として機能する。

使わないときはタイヤのゴム内に戻り、通常走行を邪魔することはない。

わざわざ、スタッドレスに変えなくていいなんて、すごいアイデアだ!!
『参考資料』

https:/

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除雪ドローン

除雪ドローン

エバーブルーテクノロジーズは、無人自動除雪ドローン「除雪ドローン」のバージョン2を開発、新たに実装化に向けたテスト導入を開始した。

広い敷地をパワフルに除雪できるドローンとして注目されている。

『参考資料』

https://www.everblue.tech/pr-news/20231024