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【自虐アリ】茨城県に似合う5曲を考える。

茨城県と聞くと、皆さん何を思い浮かべますか?ネモフィラ?ねば~る君(もしかして、いまやみんなの記憶の中にしか存在していないオワコン...なのか...)?鹿島アントラーズ?まぁいいでしょう。考えた時間と魅力のなさは比例していますので、あんまり考えてほしくありません。それもそのはず、「都道府県魅力度ランキング2023」では、見事に最下位返り咲いてしまいました。過去15年で12度目の最下位だそうです。推薦メンバーがそろった私立の強豪校の地区大会の成績の逆です。

悲しい結果:茨城県に対して「ぜひ行ってみたい」と回答した人が関東では15%、九州は5.1%、中四国では7.2%だった。

とはいえ、不幸中の幸いと言うべきかどうかは不明ですが、案外このランキングが知られていないこともまた事実(私調べ)です。他の都府県出身の友人数名に自虐的に「茨城って魅力度ランキング最下位なんよ、(ノД`)シクシク」って伝えたところ、「なにそれ」「そんなランキングあるんだ」という言葉が返ってくることが多いのです。もしかして、「気にしてるの自分だけだよ、周りの人は君の事そんなに見てないから大丈夫だよ。」のヤツでしょうか。「コンプレックスの本質は自意識にアリ」という菅(元)総理の言葉もよみがえってきそうです。(ちなみに菅さんは全くもって言っていません。皆さんが菅(元)総理のことを覚えているのかを試しただけです。)

今回は、そんな私の地元、茨城県に似合うプレイリストというのを考えていく時間にしたいと思っています。本来、プレイリストというのは曲数やジャンルなど自由ですが、なんとなくキリが良い5曲を選出しようと思います。次に選出方法ですが、これは茨城県に何かしらのカタチで紐づいていれば良いことにしようと思います。

では早速。1曲目は「茨城県民の歌」です。読んで字のごとく、茨城県民の歌、です。選出理由は、茨城県民の歌だからです。ただ、ここで問題点が発生しました。Spotifyに楽曲がないのです。これではプレイリストに追加しようにも、追加のしようがありません。もういいです、サブスクにない幻のレア曲、ということにしておきましょう。ライブ限定ってことで。

では、気になる2曲目に参りましょう。先日、強烈なニュースの見出しが飛び込んできました。「茨城 17市町村で若年女性半減『消滅可能性自治体』」です。まず、「消滅可能性自治体」って何ですか?スマホゲームの「消滅都市」みたいなことですか?

「消滅都市」オフィシャルサイトより引用

この17市町村が、茨城の約40%を占めているという事実を聞いてさらに絶望してしまいました。よく考えたら「消滅」ってあまり再現性なくないですか?塩酸とか硫酸とかでその土地ごと溶かす、みたいなことなのかな。(似たような言葉に、「限界集落」ってあるけどこれも結構ひどいよね。限界大学生、みたいな感じで。)でも、私はどんな時も前向きです。この「消滅可能性自治体」をポジティブな表現でよみがえらせて差し上げましょう。「消滅可能性自治体」をポジティブに言い替えると、「素敵な田舎が広がっている」です。ということで、2曲目に選出するのは、忌野清志郎の「田舎へ行こう!Going Up Country」です!

出身が茨城県、と自己紹介などで伝えると、ときたま(「ときどきたまに」の略ですが、「溶いた卵」のことだと思っていた時期が私にもありました。)「納豆の!」と言われることがあります。(「水戸納豆」が有名。)「納豆」が好き嫌い分かれる絶妙な食品のため、うれしいと言えば噓となります。ただ、「よく知ってるねぇ」と感心してしまうのは本当です。

この際なので、納豆が食べられるおすすめの飲食店を紹介しているページを載せておきます。

https://ibanavi.net/contents/special/55/

実は、この納豆にまつわる出来立てほやほやのエピソードがありまして、「FIBA」という世界のバスケットボール協会的な団体(ちなみに、サッカーのFIFAより歴史が長い)があるんですけど、その3x3のXアカウントでこんな写真が取り上げられました。

「納豆ヘッド」です。これは、茨城県のプロバスケットボールチーム「茨城ロボッツ」の公式応援グッズです。茨城ロボッツは納豆のように粘り強く諦めない!というようなメッセージが込められている(らしい)んだそうです。私はミニバス経験者ですが、「納豆みたいな(納豆みたいな?)ネバネバディフェンス(ネバネバディフェンス!)」という応援の掛け声があったことを覚えています。(正直、嫌すぎる。)とにかく、茨城県民はどれだけ魅力度ランキング最下位になっても、消滅可能性自治体が増えても、あきらめませんよ!ということです。勘の良い読者の皆さんははわかっちゃったかもしれませんね。そうです、3曲目は「諦めないこと」が大事なことに入ってそうで実は入っていない、でお馴染みの大事MANブラザーズバンドの「それが大事」です!

いよいよこの企画も終盤です。4曲目の選出に参ります。茨城県のつくば市というところをご存知でしょうか?「つくばエクスプレス」という東京と茨城を繋ぐ電車や筑波大学という結構頭がいい大学があるので、茨城の中でも有名な地域かと思います。実はこのつくばには「つくばエクスプレス」よりも「筑波大学」よりもすごい機関があるんです。JAXA(ジャクサ)です。かっこいい名前ですね。それもそのはず、つくばにはJAXA、別名「宇宙航空研究開発機構」という日本版NASAみたいな機関が置かれているのです。日本における宇宙の窓口が、我が茨城にあるわけですな。これをアメリカ合衆国に置き換えて考えてみます。NASAが置かれている場所をご存知でしょうか?そうです、ワシントンD.C.にございます。つまり、このJAXAが置かれている茨城県はワシントンD.C.と同じということになります。あれれ?ワシントンD.C.って、アメリカの首都でしたよね?ばれてしまったようですね。日本の表向きの首都は東京ですが、実は裏の首都は、茨城県つくば市なのです。ということで、宇宙のすべてを司る(裏では日本のすべてを司る)茨城県に似合う4曲目、それはもちろん「宇宙 曲」で検索したときに一番トップに来るBUMP OF CHICKENの「天体観測」です!

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では、最後。ここからは本気です。茨城県の水戸にはライトハウスという、あのRADWIMPSもライブをしていたライブハウスがございます(ツイートでも「粘っこい」という納豆いじりを受けている。)し、ロックインジャパンも開催されています。案外、音楽と相性の良い都道府県という自負があります。

そんな茨城県。たくさんの素晴らしいアーティストを輩出しています。皆さんは、菅田将暉さんを知っていますか?そうです、小松菜奈さんの夫であり、仮面ライダーサイクロンであり、「花束みたいな恋をした」の麦くんであり、シンガーでもあります。凄いですね。菅田将暉さんの代表曲、「さよならエレジー」も誰もが知る名曲です。皆さん、お気づきでしょうか?私が菅田将暉さんを茨城が生み出した、と一言も言っていないことを。そうなんです。茨城が生み出してしまったのは、菅田将暉さんじゃないんです。「さよならエレジー」なんです。「さよならエレジー」の作詞・作曲をしているのが、茨城県水戸市出身のシンガーソングライター石崎ひゅーいさんです。どうでしょう。ちなみに、「石崎ひゅーい」は本名。デヴィッド・ボウイのファンだった母親が、デヴィッドの息子の「ゾーイ」をもじって命名したそうです。(素晴らしい。感銘!おじさん嬉しい!)

第29回東京国際映画祭にて(2016年)

石崎ひゅーいさんが茨城の全てをインプットして生み出した神曲。それこそが「さよならエレジー」なのです。ということで、記念すべき最後の選出曲は石崎ひゅーいさんの「さよならエレジー」でした!

それでは、出来たプレイリストを改めて眺めていきましょう!最高ですね!私は茨城県が最下位脱出するまで、このプレイリストしか聴かないことにします!

1曲目:茨城県民の歌
2曲目:田舎へ行こう!Going Up Country/忌野清志郎
3曲目:それが大事/大事MANブラザーズバンド
4曲目:天体観測/BUMP OF CHICKEN
5曲目:さよならエレジー/石崎ひゅーい

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