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「ご縁」の掛け算

column vol.1184

当社では今年のテーマを「ご縁」とし、各社様に新年のご挨拶を送らせていただきました。

第二創業となって2年目

改めてこれまでのご縁を大切にしながら、いかに新しいご縁を結んでいけるかが肝要だと思っております。

そこで本日は “新しい結び付き” ということにちなんで「マッチング」についてお話しさせていただきます。

2024年にちなんで、「4」つのトピックスをご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いくださいませ。


空き家問題を解決「格安」マッチング

正月自宅実家のんびりと過ごしていらっしゃる方が多いことでしょう。

そこで「家」についてのトピックをお届けしたいと思います。

家といえば、近年は「空き家」が社会課題の1つに…

この問題を解決すべく、各地の自治体新たな取り組みが開始されています。

〈日本農業新聞 / 2023年12月8日〉

不動産の無償譲渡マッチングサイト「みんなの0円物件」を運営する「0円都市開発合同会社」では、釧路市など北海道1市5町愛媛県八幡浜市香川県坂出市と提携。

自治体は空き家に悩む所有者に対して積極的にサイトを紹介しています。

こうした取り組みにより、4年前のサイト開設以来、これまで900軒以上が成約しているそうです。

地方の空き家は老朽化などで値が付かず不動産業者が取り合わない物件も多い状況…

周辺環境の悪化や集落消滅に頭を痛める自治体にとっても「渡りに船」となっているのです。

長野県中野市は21年、マッチングサイト「空き家ゲートウェイ」を運営する横浜市の「YADOKARI株式会社」などと提携し、格安空き家見学ツアーを開始。

市内の物件を100円から紹介し、これまでに7軒中5軒が成約しています。

しかも、そのうち1軒は喫茶店として改修され、オープンしているのです。

運営会社の収入源は仲介手数料ではなくサイトの広告料

これにより、不動産業者が扱いにくく市場に流通しない空き家の解消につなげているのです。

さらに自治体を中心にいかに「住みたい町」に変えていけるのか?

今後の取り組みに注目が集まります。

地方が生み出す新たな「本との出会い」

地方活性といえば、もう1つ興味深いトピックがあります。

それが、「本のマッチング」です。

〈岐阜新聞Web / 2024年1月2日〉

以前、【本屋のルネサンス】でもお話しさせていただきましたが

出版科学研究所によると、1998年約2万2000軒あった書店は毎年3〜5%のペースで減少し、2022年には約1万1500軒にまで半減

さらに今年、出版文化産業振興財団の調査により、全国の自治体の約4分1に当たる456の市町村書店がないという実態も明らかになっています。

岐阜市でも書店が減っているそうなのですが、ブックディレクターの市川由加里さんが誰でも手に取れる町の中の本棚「リトルフリーライブラリー」を設置。

新たな本との出会いを創出しているのです。

こちらは、24時間いつでも読まなくなった本を入れることができ、他の方が読みたいと思えば持ち帰ることができます。

12月中旬に設置して以降、本棚の内容も入れ替わり、多くの人が利用していそうです。

これを受け、今後は設置場所を増やし、地域の中で本が循環するように後押しするとのこと。

書店はそれまで興味がなかった&知らなかった分野の本との出会いを生み出してくれる貴重な場です。

市川さんの本棚事業は、他の地方のヒントになるでしょうね😊

アスリートの希望の光に

再び正月に話を戻しますと、私にとって欠かせない風物詩の1つが箱根駅伝

横浜市民としてはお馴染みの場所が決戦の舞台となっていることもあり、2日・3日はレースに釘付けになってしまいます😅

そんなスポーツの世界で今、アスリートの希望の光になり得るマッチングサービスが誕生。

それが、「Athbra(アスブラ)」です。

こちらは、アスリートと店舗の課題を解決するプラットフォームになります。

〈BCN+R / 2023年10月29日〉

生み出したのは、多くのプロアスリートの身体の悩みや痛みをサポートしているほか、スポンサー支援を行っている「整骨院 咲良 ちはら台本院」森本俊樹院長

アスリートの中には

●活動資金が足りなくて競技に専念できない
●スポンサーを増やしたいがやり方が分からない

といった課題があります。

一方、店舗運営企業には、他店との差別化のために

●何を強みにしたら良いのか?
●多くの人に知ってもらうにはどうしたら良いのか?

などの悩みがあります。

そこで、選手店舗のブランディング(ファンづくり)のお手伝いをし、店舗選手の活動を支援するという仕組みをつくったというわけです。

只今、2月29日までは事前登録期間中で、3月から本格的にスタート。

アスリートと地域の店舗の間に新たな価値が生まれることを目指しています。

こうした取り組みにより、これまでスポットライトが当たらなかったマイナースポーツの選手も安心して活動できるようになるかもしれません。

日本のスポーツ発展にと、期待に胸が膨らみます😊

インフルエンサービジネスの追い風に?

最後はSNSでクリエイター活動をされている方々にとって追い風になるかもしれないトピックをご紹介して締め括りたいと思います。

1万名以上のインフルエンサーに直接PRの依頼ができるクラウドソーシングサービス「スナップレイス」が、ギフティングPR案件のマッチング手数料無料化したのです。

〈BIGLOBEニュース / 2023年12月29日〉

これまでは、1人あたり3,000円の手数料がありました。

現在、300社以上の依頼を受けていましたが、より多くの企業とインフルエンサーを取り込むことでプラットフォームとしての価値を高めたいということでしょう。

勝負の一手に出たわけです。

※インフルエンサーへ報酬を支払ってPRを依頼する案件(ギフティング案件以外)については、1人あたりフォロワー数や金額によらずに5,000円(税別)のマッチング手数料がかかります。

そして、「プラットフォーム価値を高める」といえば、note5日からいよいよ「noteポイント」がスタートいたしますね。

もう皆さんご存知だとは思いますが、noteポイントは、さまざまな条件のもとでポイントがユーザーに配布され、このポイントで有料記事の購入に利用することができます。

noterの収益化を後押しすることを目指しているわけですが、今後こちらのサービスがどんな展開を生み出すか、こちらも注目ですね😊

ということで、本日はご縁にちなんで「マッチング」についてのトピックスをご紹介させていただきました。

実は、これ以外にも大変多くの事例がありました。

今後ますます多彩なつながりが生まれていくでしょう。

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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