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Kei
2024年7月12日 22:25
「終わった人」というタイトルの小説がある。其れとは全く関係ない吐露愚痴に等しいので面白くもない読まない権利を行使されたしわたしは終わっていない彼らの中で「終わったヒト」なのだ彼女に言い換える彼女が近付いてきた甘えたわたしを欲した何度も拗ねた自分は弱いと言った紆余曲折もありゃしないけどただ1度、気を損ねたからわたしは彼女の中で「終わったヒト」になった彼女を
2024年5月24日 09:26
どぎついピンクのその扉「every night☆welcome♪」夜になると電飾きらきら扉にかかった可愛い文字と微かに聴こえる愉しげな声翌朝、目にした扉はカラースプレーか絵の具だか悪意に満ちたラクガキ罵詈雑言のサイケな痛ましい扉に変化着物姿の麗しい心は乙女、性別、戸籍上は男性の麗人が泣きながら扉をピンクに塗りつぶす翌日も翌日も、ラクガキは治まらず
2024年4月7日 08:49
永遠のロマンティスト、少年の無垢ーこんな俺も居るんよ、って恥らうあなたは穢れない魂と消えない夢の中で涙を流す同時にわたしがわたしで無いものに、血反吐のような吐瀉物を吐き出して、どんどん変容する消したい自我、現実、わたしそのもの。それは存在すら希薄で色も音も匂いも無の世界出来ることなら、永遠に、留まっていたかったろうにりんご売りの少女が、倒錯した夢に居るあなたを正気
2024年3月31日 07:06
Are you so faded?また酔っ払って ふらふら?わたしだって酔わずにふらふらよ疲れきってるわだから、これ程にハイなのよわかるでしょねぇ、呼ばなきゃ待ってるつもり?わたしは、色褪せず衰えず萎れないわ!なんて言いたいけどもそんなわけないでしょダーリン、わたしも、もうふらふらよ疲れきってるわだから、これ程にハイなのよ。呼ばなきゃ待ってるつもり?
2024年3月12日 18:47
タム タム タム憂うな迷うなタム タム タムリズムに合わせタム タム タムただ髪振り乱せタム タム タム感じよ燃えよタム タム タム元始のオンナのように体内に音とリズム溶け込ませただ本能を呼び覚ませ迸る歓喜となれ狂えよ揺らせ跳ねよ従え己が音に耳澄ませ元始言葉も思考も持たずその心と身体の欲するままオンナたちが自然に自
2024年2月5日 19:16
人間をやめようと思い、Rは思案した。兎に角、人間、哺乳類、動物以外が良いのだ。草・・?いや、草は犬がおしっこする。厭だ。猫も毛玉吐きに、せめて美味しそうな顔すれば我慢も出来ようが、嫌々な態度丸出し、爪をグサリ。牙、意外に怖いし。。草の草たる矜持は何処へ。愚考が停滞すると、先に進まぬ。さて、作家某氏は、樹木人間なるモノに変身した。カイワレ脚人間も、甲虫も、悲惨だ。
2024年3月4日 07:33
母は喋ることも忘れつつあるのか、とみに無口になった。栄養士さんとの面談。三ヶ月更新、状況報告あり。食べる量が減っていますとのこと。前は80%は食べていたのが、60%、体重も急に5キロ落ちた。なのに~クダンの医師め!母に間食させるなと?BMIがどうだってのさ。そもそも、母の身長からして計算ミスでしょ。母は165センチあったのだ。多少、縮んだにせよ・・背中の湾曲で145センチって計
2024年3月5日 07:11
父が倒れる前のこの季節、母を連れ梅や桃、そして桜を観て愉しんだ。「土産はイラン、梅の一枝でも買って来い。」留守番を選ぶ父に、そう、母は常に思いっきり沢山買って帰るのだ。半分以上は彼女自身が食べる為にw花を愛でると共に、花とのショット、写真をねだる母を幾枚も写し、花の色に負けじと、紅ひき服装に気を配り唇はすこし口角上げて、決して、歯は見せずに微笑む人まだ3年前なのだ、と思
2024年3月5日 17:09
老女は何故狂ってはならないのか老女は知っている権力に抗い闘ったモノたちの行く末を改ざんされた真実が時と共に、事実に変わるということをサルトルを愛読した少女がやがて老い諦め書のタイトルの如く彼女こそが他者に嘔吐せしめる愚鈍な怪物に変わったことを正しいものは普遍ではなく時代と共に真理は変貌することも倫理すら国の物差しで決まっていることも大自然の生命力
2024年2月19日 16:43
白装束にだらりと黒髪垂らし振り向きながらおいでなさいな、と目で囁く森の奥にわたしの棲家があるのよ怖い?わたしを物の怪か気狂ひとお思いか?なら、来なくてかまわぬその代わりずっと、あなたはこの日をこのわたしを忘れずに悶々と過ごすこととなりましょう怖いもの、不条理な場面、居てはならぬヒトガタはあなたの目にはまがいもの、或いは害為すものと映りまし
2024年2月6日 14:56
「僕はいつか立派なライオンになる!」昨日の猫集会で雉猫のポヨンは宣言した。みゃははは~。ふぎゃ~。にゃひゃひゃ。皆が皆、お腹を抱えて僕を笑った。一番の親友だと思ってたクロまで笑った。その名のとおり艶やかな黒の短毛に金色の目。僕と正反対の彼は凛凛しくて僕の憧れだった。いつか皆の前で「僕は絶対に犬になる」って口走って以来、皆から「へいへい、ポチ」って呼ばれるようになった。
2024年2月11日 14:49
夜のブランコはサビシイ街灯に照らされ在ってもセツナイひもじい野良犬が寄って来ても公園には誰ひとり居やしない昼の喧騒を懐かしむのかそれとも孤独に在りたいのかブランコよ眠れぬヒトが不意に訪れたならそして、ブランコに腰降ろしたなら一緒に揺れて泣いてしまうのかシーソーもジャングルジムも明朗だブランコだけがココロ細げに、風に揺れることがいとおしい
2024年2月1日 15:21
いっそう勢い増した雨は鬱屈した心をかき消すように視界をぼかし全てを薄墨色に染め上げるかの道標たる街灯にその白きぼやけた光にロダンバックの一輪の白薔薇重ねた夜炎ではなく水のようにと、全てを洗い流せ、かの方に習え感傷より自己凝視なのだと分かった心算でいた夜そうか付け焼刃は消滅するのだ知った心算かくありたしと願った夜全ては虚無と焦燥と曖昧模糊たる混迷に耐え切れ
2024年2月7日 10:35
ね、生きる意味も死ぬ意味も無いのよたかだか人の一生、何かを為すには短く、かといって、夢を見なきゃ寂しすぎるじゃない本当に欲しいものが手に入らなくても欲し続ければいいじゃない生きて生きてと願った日々奇跡は起きたわたしの声で あなたは目を醒ましたのだから辛くても苦しくてもあなたの全てを愛するわたしがいることを忘れないでひとりで泣いて終わらないで小さな平穏