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耕さない田んぼと畑のエッセンス

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ひろこのnoteより抜粋⭐︎
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#不耕起栽培

一緒に始めませんか?「未来につなげる畑と野菜の育て方」

一緒に始めませんか?「未来につなげる畑と野菜の育て方」

この秋からはじめる、畑のオンラインコースのご案内文を考えていた一昨日のこと。

“いつかその時が来たら始めようと思っている方、
もう、その時が来ているのに気付いたら、始めるのは早い方が良いです!”

って書いてて、、

あれ?なんか違和感ある🙂って
思ってたら

『これ、わたしのことやんけ!』

と、気付きました😅

今はまだ、そういう状況ではないけれど、いつかそのときが来たら、自分の

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未来につなげる畑って?

未来につなげる畑って?

うちの田んぼや畑では、長いスパンでシステムをつくり、維持管理することをとても大事にしています。

目の前の現象だけを追って、短いスパンをずっと繰り返せば、畑も人も疲弊していきます。

田畑は、人の手を加えた「人工的」なものだから、
ほったらかしにすれば自然に戻っていきます。

継続していくために、たくさんのエネルギーを必要とします。

自然にも、自分にも負荷をかけない考え方を知りたくないですか?

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NHK 国際放送でご紹介いただきました!

NHK 国際放送でご紹介いただきました!

NHK WORLD JAPANの「Zeroing In ~Carbon Neutral 2050~」
(持続可能な環境づくりを目指したアメリカ・カリフォルニア州の取り組みを紹介する番組)

シリーズ第3話の「耕さない農業」をテーマにした回では
〝不耕起栽培を行っているアメリカの農家さんを紹介し、
効率的に農作物を生産するために行われてきた「耕す」ことは
地中の炭素を放出することになる。
農地をCo

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もうすぐイネの育苗が始まります!

もうすぐイネの育苗が始まります!

以前にも書きましたが、わたしはたけしくんと2014年に田んぼの教室を開くまで、イネのこと、田んぼのこと、何にも知りませんでした。
もちろん、育苗のことなど、考えたこともありません。

生徒さんと一緒にたけしくんの授業を聞いていても、頭の中では、
(よくわかんないなぁ…)と思っていましたw

もともと、岩澤先生は「自然耕塾」で、農家さんを相手に栽培法を教えていました。
今とは違って、お米を作るのはお

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わたしが切りとった棚田のショートストーリー【夏-秋編】

わたしが切りとった棚田のショートストーリー【夏-秋編】

初夏、田んぼを訪れると
カエルとウグイスの声、水が流れる音が心地よく響いている

鏡のような水面が空を映す

イトミミズはおしりをふりふりしてダンス!

イネは、ひとりでたくましく立ち、ほかの生き物に助けられながらすくすくと育っている

棚田に人の気配は少ない

そのかわり
水の中は賑やかさを増して
生き物たちの楽園のよう

イネの葉に隠れるクモや、水面を滑るアメンボを

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わたしが切りとった棚田のショートストーリー【冬-春編】

わたしが切りとった棚田のショートストーリー【冬-春編】

たけしくんと結婚するまで、冬の田んぼに足を踏み入れたことはなかった。

冬の田んぼでたけしくんは何をしていたのか?

少しずつ、わたしも知ることになった。

たけしくんは、田んぼに住む生き物たちのフィールドを整えていた。


しんっとした静寂の中、

冬の日差しに映し出される棚田はなんとも言えず美しい。

田んぼの中を歩くと、そこはしっかりと固く、新鮮な感覚。


鳥の鳴き声をバッ

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「地球のしごと大學」オンライン特別フォーラムでのご質問に答えました!

「地球のしごと大學」オンライン特別フォーラムでのご質問に答えました!

1/24(日)に行われた、 地球のしごと大學オンライン特別フォーラムでいただいたご質問を、改めて武志くんに答えて貰いました。
ぜひ読んでみてください!

地球のしごと大學「耕さない田んぼ学部」参加者募集しています!

▼詳しくは

------------

Qオタマジャクシが多いと、田んぼでどんな役割をしてくれますか?草を食べてくれるのでしょうか?役割について教えて下さい

A表面の土を耕してく

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冬の田んぼでうちの旦那さんがしてたこと

冬の田んぼでうちの旦那さんがしてたこと

「冬期湛水不耕起移植栽培」って知っていますか?

武志くんが岩澤伸夫先生から学んだ栽培法で、うちの田んぼのベースになっている考え方です。

冬に水を張り、耕さないで、無農薬で、無肥料で、さらに雑草が出ません。

なぜそのような結果になるのか…?

それにはすべて、生きものたちが関係しています。

耕さない田んぼでは、生きものと協働して稲を育てていくので、生きもののフィールドを整えることが大切な冬の

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武志くんと結婚するまで、冬の間に田んぼで何が行われてるか、想像したこともなかった…
↓武志くんが棚田でしていたこと
https://note.com/hirokoroom/n/n641261a32508?magazine_key=ma6a2a54f213e

大豆のポテンシャルを引き出し、1本の苗から2本の茎を育てる方法-2020

大豆のポテンシャルを引き出し、1本の苗から2本の茎を育てる方法-2020

田植えも終わり、夏野菜の苗づくりや植え付けも一段落。。

さぁ、これから大豆を栽培しようと考えているみなさん!

今日は、岩澤先生が農家さんの収量アップの為に考えた、多収量栽培の育苗技術(大豆のへそ曲がり栽培法)についてご紹介します。

◆岩澤先生とは? 岩澤信夫(1932- 2012)は、家業の農業に従事し、60年代末〜70年代はじめにスイカの早期栽培に成功した後、70年代末からは、農家のコメづ

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ミライの田んぼ通信はじめます!
たけしくんには伝えたいことが山盛りあるみたいなので、なるべく定期的に続けたいと思っています。

すでにお米づくりをしている方はもちろんのこと、お米づくりをしていない方でも興味深い話だと思うので、ぜひお時間あるときに聞いてみてください。

Vol.1では、YouTubeで公開しているこの動画をテーマに補足解説しています↓
https://www.youtube.com

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やさいのじかん♡

やさいのじかん♡

YouTubeで無料公開しています!
\五十嵐武志のやさいのじかん/

『田んぼの先生』のイメージが強いたけしくんですが

じつは畑仕事がだいすき♡

ここ何年も、田んぼのお仕事に集中するため、野菜づくりは封印していたのですが

この春、満を辞して、野菜づくりの時間をとることができました(ヨカッタネ!)

〝やさいのじかん〟は何よりも、たけしくんが楽しみにしている時間なのです◎

そして、アシスタ

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「耕さない田んぼ」の苗づくり

「耕さない田んぼ」の苗づくり

昔から、農家さんには「苗半作」という言葉があり、

“良い苗をつくることができれば、その年のお米づくりの半分は成功したようなもの”いう意味を持つそうです。

半分でもかなり重要だということが分かりますが、岩澤先生は“苗8作”と言っていたそうなんです。

たけしくんも、冬の田んぼづくりから水を張るまでの間と
苗づくりにはひときわ神経をつかっています。

田植えをしたら一切田んぼの中には入らず、あとは

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畦づくりクライマックス!

畦づくりクライマックス!

前回書いた記事の続きです

ことしも、冬の間の田んぼ作業は、田んぼの中の草刈り→くろきりと進んで

いよいよくろぬり(畦塗り)!!

畦のメンテナンスは、毎年どんな農家さんでもやる大切な仕事なのですが

うちの田んぼは特に、丁寧に作業を重ねたあぜづくりをしています。

なぜか?

そもそも、水持ちを良くするためという意味でも、田んぼを耕しているのを、不耕起栽培では耕さない。

耕さない田んぼで、し

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