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うつわマガジン2016 上半期

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アトリエをとびだし日常でイキイキする「日日陶うつわ」
運営しているクリエイター

#陶器

マダムフキノトウ

マダムフキノトウ

「ある晴れた日に」

「長崎の港が見える丘の上の家」で、帰らぬ夫の帰船を待つ蝶々さん。対して、マダムフキノトウは「横浜の港の見える丘公園」近くのギャラリーで春ですよ~!と叫びながら皆さまをお待ちしております。

こちらは、とっても陽気なアリア。
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”Un bel dì vedremo” è un'aria di MADAMA BUTTERFLY di PUCCINI

「ごはん茶碗

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「たらのめ公園」の自転車おじさん

「たらのめ公園」の自転車おじさん



昨夜の春雷は「おい春だぞ!」と威張った声で次の季節の大鏡を置いていきました。今朝の「たらのめ公園」の大鏡は太陽でキラキラかがやき「春なんだわやっぱり」と自転車おじさんを映します。

大きな水たまりにわざと入ってペダルこいだことある人だけわかる自転車おじさんハルウララな気持ち。

⇒「おいしい春の季語」たらのめ味噌をつくった Conoteマガジン

(上写真:水玉グラタン皿 /耐熱の

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バナナ戦争

バナナ戦争



ぼくらバナナ色の土鍋は、おいしいミソを抱えて甘い香りの葉の上で眠る。…「どけどけぇ~!」(なにごとだ?)

玄米ボールの襲撃だ!「バナナリーフ攻撃」でいくぞ!バナナの葉に包み倒された彼らはようやく沈静し、ぼくらが抱えてきたミソをつけて食べられ白旗を揚げた。甘いバナナの香りで満ちていたあの夏の日。

Fermiamo la guerra!!
戦争なんてもうやめようよ。

Cocciorin

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食べることを初に知り 最期に忘るる

食べることを初に知り 最期に忘るる

このところ、フレッシュな人の生と、大事な人とのお別れが入り混じり、そして立てつづきました。

さようならのシーンなんて冗談だよと信じてやまなかった肉親は、水木しげる氏やデビッド・ボウイと一緒に宇宙に旅立ったので、きっと今ごろ、地上では考えられないエキサイティングな日々を送っているに違いありません。

ぼくら器の中から、より小さな仲間が選ばれて、毎日、宇宙に向けて少しだけ夕食を運ぶのだけれど、彼

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おかしなうつわ #お菓子

おかしなうつわ #お菓子



「なかみ」でなくて「そとみ」を想像してごらん

1. どんな味?
2. どんな温度?
3. どんな食感?

この3つが想像できたら、そのうつわは、何をいれてもおいしいはずです。ぼくらうつわは、自信を持つと、相手にやさしくできる。つまりは「なかみ」という相手を大きく手を広げて迎え入れられるのです。せいいっぱいの擁護と、おもいきりの誉めそやしで。

そして刹那は訪れる…。「なかみ」というも

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タマテバコ(OPEN IT!)

タマテバコ(OPEN IT!)

ミニ土鍋でお茶わん一杯分のごはん炊けちゃいます。

Cocciorino(コッチョリーノちきゅうのかけら)